土曜日, 3月 31, 2007

いのち短し

今朝は、雨の音で目覚めた人も多かったのでは。リアルな夢からずるずると雨音にひきずられるように戻され、しばし私は誰?ここはどこ?状態。あぁぁ、桜が・・・と心配になりましたが、しばらくしたらすっきり晴れてきてほっとしました。隅田公園の桜はすでに満開だそうですが、私はとりあえず歩いて1分、いつもの黒目川へ繰り出しました。ここは、誰もお花見などしていないのがいいのです!桜の木たちが、自然な姿でそこにいるだけ。・・・午後からはすごい風、、、明日は夕方ごろからまた雨模様だとか。
ひと気のない夜、漆黒の空からはらはらと舞いおり続ける桜の花びらをじっと見つめているのが、本当は好きな私です。

木曜日, 3月 29, 2007

せつな

先日の風とここのところの暖かさで、今日は一気に桜が開きました。
この春は、いろんな「せつない」を感じています。「切ない」には、こんなにもバリエーションがあったか。としみじみ感じる私は、少しは大人の女になったのでしょうか。もともとは“大切に思う”という意味もあった、っていうのもわかる。そういえば「大切」という言葉にも「切る」が使われているよね。なぜだろう?・・・17世紀はじめ、ポルトガルのイエズス会宣教師によって作られた日葡辞書では、「大切」は“愛”と、訳されているとか。
「せつない」っていうのは、外国単語(少なくとも欧米語)には訳しづらいことばね。
“刹那”と“切ない”。なんか似てる。今日は絶好のお散歩日和だったのに、ベランダに出るとすぐ見える霞むような桜を眺めただけ。

そしてそのベランダから、夕陽が隠れる瞬間を・・・また撮ってしまった。たまには朝陽を撮りなさいって・・・

水曜日, 3月 28, 2007

新しい歯科体験

桜も5分咲きくらいになってきましたね*桜を見にいこうというお誘いも多くなってきました。さて今年は誰とどんな桜が見られるのでしょう?

今日は北千住で5月つくばでの演奏会のリハーサルのあと、根津にある歯科医院に行ってきました。
ここはちょっと普通の歯医者さんではなくて、処置した歯に入っている金属が体質に合っているかどうかを診ていただいたのでした。「歯」はとても大事で、たとえば歯周病が他の病気を引き起こしたりということがあるというのは最近のCMなどでも聞かれることですが、歯にかぶせてある重金属が溶け出し体に浸透して、ひどい皮膚病や頭痛、しいては腰痛などを起こしてしまうことがあるそうです。私の場合は、耳の問題が歯の金属と関わっているかもしれないということで紹介されて伺ったのですが、診ていただいたらまさしくそうでした。さっそく今日から、水銀が50%使われていて身体に悪影響を及ぼしかねない金属の部分を、ひとつずつ取っていくことになりました。おまけに、こういう金属はパソコンや電子レンジ、携帯電話、テレビなどなどの電磁波を集約するアンテナの役割もしてしまうとのこと。こわい!

というわけでこれから、ときどき根津に通うことになりました。根津、千駄木あたりは興味があったのだけれど、まだお散歩未経験。せっかくのこの機会に、いろいろ散策してみようと思っています。

火曜日, 3月 27, 2007

無邪気な手拍子の罪

世界フィギュアよかったですね。女子シングルはアジア勢が制覇!ペアの中国も素晴らしかったし、高橋君も着実に成長して頼もしい限り。フィギュアスケートを観ると、自分のピアノ演奏にもとてもいい刺激をもらえるし、勉強になることが多いです。練習時間を多少けずっても観る価値アリ。そういえば昨日、お友達から「キミーマイズナーが静香さんに似ていて、夫婦で盛り上がってました!」というメールが。えぇぇ~アメリカ人? しかも10代よ?!・・・ スミマセン恐縮ですm(_ _)m

それにしても、私が気になるのは、滑走中音楽に合わせておこる、観ているお客さんの手拍子なんです!これはほんと、申し訳ないけど気持ち悪い。真央ちゃんフリーの「チャルダッシュ」では、リズムに合わせておこった(はずの)手拍子がズレズレで音と全然合ってなくて、これでよく滑れるな~、調子狂わないな~とハラハラしてしまった。こういうテンポが揺れる曲では特に、手拍子するのは危険ですよね。強拍もずれて、ずれが高じた後打ちも入り乱れ・・・演じているほうはそんなことには動じない精神力を保っているんだろけど、私はぎゃ~と発狂しそうであった。。ランビエールのフラメンコの曲でも、音楽が3,3という拍とりのところをお客さんの手拍子は2,2,2ととっていて、まぁこれはしょうがないと思うけど、あぁぁ違うのよ~できれば手拍子はたたかないで~っと叫びたくなりました。・・・こんなの気にするのは音楽家くらいかしら。
でもフラメンコレッスンでも、サパテアードやパルマ(手拍子)がちょっとでも音からはずれると、すかさず「気持ち悪いっ!!」とやり直させられるですよ。

皆さん、自信のないときは手拍子はやめましょう。。。

月曜日, 3月 26, 2007

春です

気分転換に、ここ数日駅近くの駐輪場に置いたままだった自転車を取りに行きました。今日はとっても暖か!まさに春到来といった日でしたね。自転車の駅とは方向が違うけれど、やっぱり見に行ってしまった川。このブログには何度も登場していますが、毎回表情が違うでしょう?よく見えないけれど、菜の花も咲いてます。

そして、今年はひときわ華やかに咲いたこぶしです。

ギターの音色で染まった午後

今日は、細井智さん、磯野鉄雄さんによるギターのジョイントコンサート!初めて伺った会場の「スタジオ・アランフェス」とは、なんととあるマンション14階の、Oさんの御宅なのだった。
磯野さんのお名前に見覚えのある方もいらっしゃることでしょう・・・そう、昨年暮れに開かれたコンサートに向かったものの、電車の遅れのせいでたどり着くことができなかった、というエピソードの、あのギタリストさんです。今日は絶対聴ける!とわくわくして、2時間の道のりも苦にならず。

会場は満員。アーティストも近い!ギターを聴くにはもってこいの距離です。まず細井さんが登場し、スペインに留学なさっていたという彼ならでは、ナルバエスからカタロニア民謡、アルベニス・・・と、スペインの音楽を中心に演奏されました。カタロニア民謡の「アメリアの遺言」や「聖母の御子」は、モンポウの「歌と踊り」にもほとんどそのまま使われているメロディで、モンポウ夫人のカルメン女史から聴いた詞の内容を思い出したりして、浸って聴いていました。最後の「羽衣伝説」(藤井敬吾作曲)はすごかった。この日はショートバージョンということでしたが、だんだん熱を帯びてくると沖縄っぽくなったりして、面白い作品でした。

休憩時間にワインをいただき、着ていた服と同じ色になっていい気分。
磯野さんも演奏前にしっかり1杯(2杯かも)ワインを味わわれて、ほんのりいい感じで登場しました。「演奏には影響ないのでご心配なく」と笑いをとるところがさすが余裕です。磯野さんのレパートリーは実に広く、また一音一音を大事にする細やかさと、それぞれの音楽に対して確固たるイメージを持って大胆に表現するバランスが素晴らしい。実は、仲間内の忘年会とか、そういうときに演奏を聴かせていただいたことはあっても、コンサートの形では今日が初。A.ヨークやS.ラックなども、初めて聴いたけれどとっても印象的で(磯野さんの演奏がまたいいからでしょう)、まだ耳に残っています。ギターってすごい!と真から思えた日でした。

終演後、お2人を楽屋でつかまえ撮影。左が細井さん、右が磯野さんです。
これからもますますのご活躍を!

土曜日, 3月 24, 2007

フラメンコのない土曜

朝は久々に太極拳。ちょっとお休みしてしまってたら、上半身が気抜けだった・・・
昼過ぎからはAクラブからのお誘いで、お花見に参加しました。といっても戸山公園の箱根山、花を愛でるというより単に飲んで食べて、しゃべりました。某出版社編集長、もの書き、銀行お勤めの男性お三方以外は初対面で、ちなみに全員女性。席を移ったとき並びの5人が全員B型女だったときは盛り上がったなぁ(自分たちだけね)。

帰宅して、フィギュアもシンクロも観ずに練習。これから机上の仕事です*

金曜日, 3月 23, 2007

水中で氷上で・・・

ブログ村に登録してみたのはいいけれど、カテゴリー「クラシックブログ」といいつつ気まぐれにしかクラシックネタが出てこないってのもどうなんでしょう。そのうち進化させようとは思ってますので!今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m

そんなこと言いながら、ここのところ世界フィギュアと世界水泳で盛りあがりの毎日。最近TVドラマなんか全っ然観ないですが、こういうのははずしません。画面の前で興奮のあまり変な人になってます。そんな私を隠しカメラで観察したら、きっと面白いはず(やってほしくはないけど!)。高橋大輔くん感動させてくれました・・・意外に線の細い人が多いなという印象の中での、ダイナミックな演技。銀メダルおめでとうございます!復活デデューも涙、涙・・・まさに芸術でした。

さて私は、山と待ってる事務仕事を淡々と片付けていくことにしよう。そしてシンクロ原田さんクラスの練習時間を確保するのに必要なものは、ずばり執念です。

木曜日, 3月 22, 2007

悲しい知らせ

昨日の夜中。
私のコンサート写真を数多く撮ってくださっている“ボックリ博士”こと中村さんから、歌手の春口雅子さんが昨年お亡くなりになったのをご存知ですか、というメールが届きました。ピアノを気に入っていただき一昨年何度かステージをご一緒した、素敵な「うたのお姉さん」の雅子さん。

どうしても信じられなかった私は、夜1時をまわっていたので誰に電話することもできず、必死にインターネットで検索して・・・2件。本当だったということを知りました。
春のようにふんわりして、ちょっとはかなげな春口雅子さんとまたご一緒したいと思いながら、時々お便りを出すだけだった私。お返事はなかったけれど、出した手紙はひとつも戻ってこなかったので、お忙しくしているんだろうなばかりと思っていました。9ヶ月も経っているのに何も知らずにいて・・・悲しくてたまりません。
4月7日に開かれるという偲ぶ会には、どうしても会いにいけないことゆるしてください。

安らかに眠ってください。そして天国で、あの透明な歌声を・・・

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おとなの証し?

祭日の今日は朝寝坊!目覚まし時計がとまっていました。あわてて家を飛び出したけど、後楽園にあるスタジオを借りてのフラメンコの自主練習に遅れに遅れて到着。ろくに汗もかかないうちに終了し、お昼となってしまいました。遊園地のジェットコースターの轟音にひそかに胸を躍らせながら池袋へ移動し、CDジャケット・ブックレットのデザイン打ち合わせ。思ったより長くなり、青山のお寺でのお彼岸ライブには行けずじまい・・・「南無」のお2人、ごめんね。

それにしても最近、もしやお酒の話が多いでしょうか?弁解するわけではありませんが、お酒がなくったって普通に生きていけますよ!ただ、ビールやワインを1杯飲めば真っ赤になってしまうし、とってもドキドキしてきたりするので私は「とてもお酒に弱い」のだと思っていたのですが、蒸留酒を飲むようになってから、それは単に相性の問題だったのであって決して弱いわけではないのだ、と発見しただけなのです。それがまだちょっと嬉しくて、言いたくなっちゃう!というだけの、お子さま行動なのです。だから大目に見てくださいね*それにやっぱり、適量のお酒は人生にうるおいをもたらすでしょ。でも、飲んだお酒を列挙するのは恥ずかしいからやめよう・・・

火曜日, 3月 20, 2007

ちょこっとお知らせ

昨日午後は<荻窪音楽祭>の打ち合わせでした。15回目を迎えるという“地域でつくる”この音楽祭は、ホール、教会、病院、カフェ・・・と様々な場所でコンサートが催される、文化度の高い杉並ならではのユニークなもの。私は「かん芸館」にて、5月19日(土)の夜にコンサートを開催します。茶菓つきで2000円、お話をまじえた名曲コンサートとなります。ご興味おありの方は、かん芸さんまでお問い合わせください*

さてさてちょっと前にお知らせした、スペイン人イラストレーターさんが描いてくれた“私”・・・なんと、今度出る彼のイラストカタログに載ってるみたい!皆さんももう一度覗いてみて~。Cachalote Comix 彼の顔写真も見られますヨ。

月曜日, 3月 19, 2007

女3人集まれば・・・

いったい何日ぶりでしょう?旅に出ていたわけではないのです、インターネットが使えなくて・・・今日あたりインターネットカフェから投稿しようかと考えていたら、復活できました。

金曜の夜は、10年前にちょっとだけ通っていたフラメンコクラスの友達2人と夜ゴハン。
まずは渋谷の台湾料理「麗郷」にて。7時をまわっていたので店内はとても混んでいて、大分待ってから円卓の一角(円だから角はないか、)に案内されると、ちょうどお隣の席を立つおじさまから、瓶に残った紹興酒をプレゼントされ、ラッキー!とにっこり拝受。並みの男性より食べるこの3人はペースも落ちずに11時前まで食べ続け、私は紹興酒をグラスに3杯。でも「鶏と酒と漢方薬」といういかにも効きそうな(そして高価)料理も食していたためかまったく酔わず。紹興酒ってこんなに軽かったかしら?と思ったくらい。でも考えてみたら、このお料理にもお酒が使われてるのね。ちなみにこの「鶏と酒と漢方薬」、あまりオーダーする人は居ないらしく、お店のおばさん「これ食べるの?すごくクセあるよ?」(マニュアルに染まったお店の人の口からは出ない台詞だ)・・・もちろん「じゃあ頼みますっ」と口をそろえた私たち。美味しかった。

その後ショットバーに移り、話は尽きず。(チョコレートの盛り合わせくらいからかわいく始まったのに、気づけばピザも食べてた。)終電を頭には入れていたんですが、ふと油断して席を立つリミットの瞬間を逃し、私は始発までその場に居残りが決定・・・。バーテンさんは、3時ごろにはすでに他にお客もいなくなってしまってもしかしたら早じまいしたかったかもしれないのに、サービスでおかき(?)を出してくれたり、メニューにはないキウィをきれいに切ってくれたり・・・と温かいお心配り。マタドール2杯にスローテキーラ、さくらフィズ、さらにテキーラ、ウオッカ(タンカレーシトラス)、と飲んでも酔わない。まったく眠くもならずに調子はクレッシェンドして話におつきあいいただき、無事閉店の5時をむかえて、まだほの暗い朝の街へ出たのでした。
我ながら元気だったな。それにしても、早朝はまだまだ寒いですね。

そうそう!最後に、すっきりしますよ、と出してくれた「クラマト」っていうトマトジュースがとっても美味しかった!酒屋さんにしか売っていないそうです。

木曜日, 3月 15, 2007

空腹を抱える2晩め

昨夜(昨朝?)は5時就寝、ほんの2時間ほどの仮眠のつもりが・・・目覚まし時計もぶっちぎって気づけば9時をまわっていました。う~んこれでは、2時に寝て6時に起きても同じことだったではないかっ!と損したような気分。今夜も作業は続いていますが、大分片付いてきました。
そろそろ嵐の前の静けさ状態は終わりを告げ、ひとつひとつの演奏会に照準を合わせて逆算していく生活になるので、一区切りまでもうひと頑張りします。

水曜日, 3月 14, 2007

空腹を抱える午前3時半

ただ今、事務作業中!今日は夕方に4時間、ピアノ練習をはさんで4時間、と黙々とやっているのでありますが、まだ5合目といった感じ・・・。字も踊ってきちゃってるしさすがに効率が落ちてきたようなので、やっぱり徹夜は断念しようかなぁと思っているところです。それにしても、こうやって起きていると困るのが空腹でございます。きのこを炒めたり、卵焼きを作ったり、牛乳でごまかしたりと1時間おきにキッチンへ立った私でした。

土曜日, 3月 10, 2007

音食堂にて、美味しい音を

ここのところ、日が落ちるとふわりん~と家を出て行く私。昨夜は恵比寿のアートカフェまで、打ち合わせがてら一杯飲みに、いや一杯飲みがてら打ち合わせに、ん・・・??それはともかく、オーナーの鈴木さんと小一時間おしゃべり。赤ワインでほろ酔い帰宅。

今夜は、南無の服部さんに誘われて荻窪のライヴハウス「Velvet sun」へ。ライヴハウスなんて久しぶり、しかも余裕で1人で行ってるし。普段はウィスキーか、ジンまたはテキーラベースのカクテルのことが多いのですが、珍しくレッドアイなんか頼んでみました(迎え酒として飲まれることも多いんだってね)。
しかしこのライヴ「音食堂」はよかったっ!【出演:YASKI(ギター&ボーカル、ピアノ、アコのトリオ)、Sonorous(ピアノ弾き語り)、ナゴミスタイル(ベース、パーカッション、ギター、ピアノのジャズカルテット)、南無(ギター&ボーカル、パーカッション)】こんなライヴを2000円で、もとい、招待していただいちゃったからドリンク代だけの500円で聴いてるなんて、魂込めて唄い奏でているミュージシャンたちに申し訳ない、という思いだった。多少の小金持ちになったら(と条件をつけるところがちょっとせこいが・・・)、音楽会やライヴに当然のように招待されまくって、当然のように帰るようなことだけはすまい!とあらためて誓った夜なのでした。ほんとは、プロでやってる仲間の音楽会には、志を同じくする者としてお代を払って尊敬の念も払って、思いに共感し、そして一度しか流れないその時間を共有したいなと思うのです。
でも、今日はご招待嬉しかった、どうもありがとう。お彼岸ライヴも行くよ!かわいらしい外見から力強いドラミングをくりだす同郷のいまりちゃんも、いい味出してました。

木曜日, 3月 08, 2007

花祭りの日のコンサート

4月8日(日)、恵比寿のギャラリー&ライヴ空間<アートカフェ1107>にて、【 Shizuka presents グラシアサロンコンサートシリーズⅡ ~Music & Story~ Vol.1 コンサート 】を行います。ワンドリンク付のリラックスできるクラシックライヴ、ぜひお気軽に遊びに来てくださいね!
「月の光」「亡き王女のためのパヴァーヌ」「シシリエンヌ」などのフランス名曲集、そして音楽物語<象のババール>を語り&ピアノの一人二役でおおくりします。18:50スタート(18:20開場)。チケットは3500円(グラシア会員は3000円)です。
お問い合わせ・お申し込みは、当ブログコメント欄またはinfo-shizukaのメールアドレスまでどうぞ*(@以下はr3.dion.ne.jp 件名には「OOコンサート問い合わせ」など明記をお願いします)

イラストに登場です

聞いて聞いて!というか見て見て!スペインのコミックアーティスト&イラストレーターさんが(私は会ったことないのだ)、私のHPに載っている写真をもとにイメージした素敵なイラストを描いてくれました*
3年前にも描いてくれたんだけど、今回は“四季を生きる私”。「もしよければTシャツとかつくってあげるよ!」ですって。なんだか嬉しいです。こちらをちょっとのぞいてみてくださいね+

水曜日, 3月 07, 2007

ピアノ工房

お昼めがけて八王子へ。音楽好きの紳士・セニョール斉藤と素敵なピアニスト仲間の1人・千佳ちゃんと待ち合わせ、最近できたばかりというスペイン料理レストラン「エル・バレンシアーノ」でランチをしてから、ユーロピアノの工房を訪問。力強いベヒシュタインのフルコン、気品あるプレイエルの新品グランドをはじめ、ピアノフォルテ、チェンバロ、スピネットなど様々な楽器を試弾させていただきながら、興味深いお話をうかがいました。ベヒシュタインは、楽器本体に使用する木を選定していくと、結果95%はボツとなり、5%残った本当にいいところだけを使っていくとか、プレイエルの調整はフランス独特のセンスが要り、きちきちっとやリ過ぎてしまうと結果的につまらなくなってしまうなどなど・・・。ずっとおつきあいしてくださったユーロピアノのOさんが事前におっしゃっていたとおり、プレイエルのアップライトが良い!アップライトというイメージをくつがえす響き。調整作業の現場や、ほとんどの工程が手作業のベヒシュタインやプレイエルの楽器工場のスライドまでみせていただいて、みんな満足で工房をあとにしました。(写真は、古いピアノを全修理中の珍しい光景!)その後、荻窪のかん芸館で、打ち合わせはそこそこにお茶をご馳走になり、プレイエルを弾き、吉祥寺に移って「ラ・フォルテ」の地下にあるホールで朗読のリハをしながらボストンを弾き、最後は1Fのレストランにてワイン片手にイタリア料理。白レバーときのこのオーブン焼きが美味しかった!あっと、ほんとの最後は駅前のルノアールでコーヒー。
なかなか充実した一日でありました。

火曜日, 3月 06, 2007

諸行無常

ジェットコースターな日でした。拠りどころは自分のこころのみ。何があってもしっかり見つめないと。
曇り始めた空の下では、昨日載せた写真ではつぼみだった木蓮が、いつの間にか花開いていました。逆光だけど・・・ここ数日とうってかわって、明日は1日フル回転。八王子~荻窪~吉祥寺と、中央線沿線で行ったり来たりです。

日曜日, 3月 04, 2007

暖かい日!


土曜日、午前は2時間太極拳、午後は2時間フラメンコ。太極扇もっとかっこよくできるようになりたいな。昨日も尾てい骨をチェックされた!


出がけに見上げた木の枝、いよいよエネルギー充填です。

金曜日, 3月 02, 2007

芽吹きのとき

4月8日にある<グラシアサロンコンサートシリーズⅡ>第1回コンサートのリーフレットデータを入稿してもらって、ひと段落。3時ぎりぎりに銀行にとびこんで、あとは現物を待つだけ。小松さんありがとう!
その帰り、道端からの小さい声にアンテナが反応し自転車を急停車。ぺんぺん草でした。ふらふらしてたので、ついおやつも買ってしまいました。かわいいので、荻窪・かん芸館オーナーのKさんに12月にいただいた“生”リースをセッティングして、記念写真。子供はこういうの喜ぶんでしょうね。
今日すでにコーヒー3杯入ってる私は、紅茶を入れて、耳からありがたくいただきました。ちなみに、中身はクリームです。

木曜日, 3月 01, 2007

無声の日

ピアノに向かっていて、時計を見ると11時15分をまわっていました。ショパン、プーランク、ドヴォルザークのクインテット、バルトークのコントラスツ・・・腕の腱がもうだるくなっているのに。こんなとき弾き続けると、ろくなことにならない。 練習で我を忘れるのはあまりいいことじゃありません。燃焼するのは、本番じゃなきゃ意味がない・・・

気がつけば、今日は誰とも言葉を交わしていなかった。そのかわり、メールはやけに活発に入ってきた日。最近は、パソコンも持っていない私の家族ですら、全員がもっぱら携帯Cメールを送ってくるのだ。タイミングや、仕事中迷惑をかけるかもしれないという心配をしなくてすむのはもちろん便利だし、助かってることも多いけど、なんだか、これひとつあればことが全て済んでしまうという時代になってるってことが空恐ろしくなる。自分は世界の中心にいて、買い物も、情報収集も、株取引も、振り込みも、告白も、懺悔も、、、誰にも会わなくても、相手の目を見なくても、成立。

そしてこんな独り言は、ブログに書き込む。私もしっかり波にのまれてるではないの、と自嘲気味になってしまうのは、久しぶりにスペイン映画を観たからかもしれない。97年<Secretos del Corazón>(邦題:心の秘密)アルメンダリス監督作品。人間がまだ、堂々とアナログに生きられる国・・・情景にも、そして人にも、凛としたなかに潜む翳。前世というものがあるなら、私はきっとスペイン人だったと思う。
明日はアルモドバル<Hable con ella>(トーク・トゥー・ハー)でも観なおすか・・・

モーツァルトを聴く人

顔が冷たくて目が覚めた。あえて窓を開け風を入れ、朝の陽をうける土や緑の仄かな匂いを感じながら読む、谷川俊太郎<モーツァルトを聴く人>。
そんなとき、音楽なんて要らない。風が木の葉を揺らす、その音だけで。

涙、疑問、そして死。その苦しくも甘美なロンドに、溶けこみたくなる誘惑。

「言葉で呼んでしまってはいけない感情」を、きっと音楽は奏でられる。