最近テレビのCMでやたらとクラシック音楽が使われているのはなぜか? ・・・これはあながち「のだめ」ブームによるものだけではないらしい。ミュージシャン中松義成さんによれば、「著作権がいらないから」なのだー。たとえば伝説のロックバンド・クィーンの曲を使おうとすれば、軽くウン千万というお金がかかってくる。こともある。しかし経済的にまだなかなか厳しい今の日本、企業はなるべく宣伝費を減らしたい。で、著作権がかからない(厳密には音源使用に対する費用はかかってくることがありますが)クラシック音楽をそのまま、またはアレンジして使うのが最近の流れなんだ、ということなのです。さすが、特許関係のお仕事にも携わる中松君。
それにしても、クラシックにも「いいとこどり」「さわり知り」の形が入ってきてしまいましたね。もちろん入り口としては悪いことではないですが、文学にしろ映画にしろ、一番有名な文章とかシーンとかだけをかじって、その作品全体を知ったかのような錯覚に陥るのは愚の骨頂でありますでしょ?作者も泣く。
この日ナカマツ君からは、先日ゲストに呼んでいただいたネットラジオ番組の件でお電話いただいたのですけど、丑三つ時まで話してしまったですよ。メールで済ますことばかりのこの時代、「電話で長く話す」っていうことがとってもアナログに思えて新鮮でした。
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