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金曜日, 12月 07, 2007

冬の到来を指で感じ

指先が痛いです。毎朝毎晩のクリームは欠かさないようにしていたのですが、でもやはり、例年通り冬には勝てなかった・・・。パックリいく前のあやうい状態が続いています。寝るときは紫雲膏ぬって絆創膏をまくんですけど、ピアノを弾くときはどうしてもはずすことになるので、徹底しないんです。指先を使う多くの職人さんと同じように、ピアニストは指先が非常に敏感。指先のちょっとした異状が、感覚を狂わせ音に影響してしまうので、水絆創膏すらできません。かといって痛い状態のまま弾くのも、かばって加減してしまうのでよくないのですが。明日の本番では割れて鍵盤を血に染めてしまわないように祈るばかり・・・それはちょっと大げさかな。

先日は「中国飯店」で上海蟹。高級紹興酒をお供に、老酒に漬けられた“酔っ払いがに”からスタートし快調にとばしました。いろいろ少しずつ注文してホールのチーフマネージャーさんに「それで十分だと思います、食べきれないかもしれませんよ」と言われたのに、そのあとさらに汁そばとデザートをオーダーしたという・・・。話のテーマで一番盛り上がったのは「毒」。ワーグナー、ドビュッシーからシーレ、ムンク、フジタとめぐりめぐりました。「人畜無害なものはさ・・・」と話しかけた氏をさえぎって「私には要りませんね!」と言い放って目をテンにさせてしまいました。無意識って、こわい。
翌日の朝ご飯は、お店からお土産にいただいてきた肉まん、あんまん。ごちそうさまでした。

水曜日, 11月 21, 2007

愛する食べものたち

美味しくて人に贈りたくなるもの(食べ物編)ベスト3!「モーニング」のヨーグルト、「ガトーフェスタ・ハラダ」のラスク、そして「星野物産」の上州手振りうどんです。

福島県は郡山にあるヨーグルト専門店「モーニング」では、プレーンのほか季節折々の果物をふんだんに使ったヨーグルトがとっっっても美味!別世界が広がります。これは郡山に住んでいらっしゃる、“私のファン第1号”としてずっと応援してくださっている方が時々贈ってくださるのですが・・・今日の夕方「ピンポーン」とやってきました、秋のヨーグルトが!キッチンに走りこみ箱を開けると、現れたのはラ・フランス、ナタ・デ・ココ&甘夏、アロエ&キウィ、そしてプレーン。迷いに迷った挙句、「ナタ・デ・ココと甘夏」をオープン!最初はちゃんとお皿に移していただいていたのですが、そのうちバケツアイスを抱えて食べるアメリカ人のようなことに。やめられない止まらない、あぁいろんな人に分けてあげたい!すべて注文を受けてから製造され、フルーツ入りの季節のヨーグルトは製造日から4日で消費しなければならない、というはかなく短命なもので、巷にはびこる食品偽装とは無縁の世界なのだ!(そもそも本当の料理人なら、偽装なんていう食材とお客様双方に対しての裏切り行為などできないはずですよね。)緊急招集をかけてヨーグルトパーティーでも開きましょか。

ガトーフェスタ・ハラダのラスク「グーテ・デ・ロワ」(王様のおやつ=お茶会の意味)もクセになります。ラスクといったってただ余りパンをお菓子にしたってもんじゃあないのだ。フランスパンは小麦粉、イースト、水、塩といった原料全てが厳選されたもの、仕上げに使われるバターやグラニュー糖も最高級なのであーる。片面にホワイトチョコをコーティングしたのもあるんですが、これはまだ試していないんです。あぁ食べてみたい。私は直接頼むことが多いですが、最近、新宿京王百貨店や松屋銀座本店にも直営店ができてます。

さて星野物産さんのうどん、これはお贈りした皆さまから「あのうどんが忘れられない!!」と必ずリピートリクエストをいただくんです。うどん処として有名な土地は日本各地にあると思いますが、上州もそのひとつ、そしてここは私の地元(正確には隣り町)にある会社です。上州の地粉100%、もみ切り打ち製法で作られた手振りうどんは今年の「モンド・セレクション」(ベルギー・ブリュッセルが本部)最高金賞を受賞。煮込みが美味しいこの季節、けんちんうどんや「おっきりこみ」(上州の代表的な郷土料理)も興味津々。もちろんおそばも美味しくて(こちらは信州そば)、ある方に前の年にお贈りしたのがおそばだったのを忘れておうどんにしてしまったら、「おそばを待っていたの~」とのお言葉をいただいたことも。今年もおそば、待っててくださいね!

なんだかお店の宣伝みたいになっちゃった?

木曜日, 11月 15, 2007

スペイン料理また1軒

先日、渋谷のスペイン料理「サン・イシドロ」へ初見参。某マネージメントの優秀なスタッフさんたちと打ち合わせと称してほとんどお食事会のノリ。でもそういうところからヒントが生まれるんですよね。軽くて、でもなかなか美味しい赤ワインもすすんでベテランH氏(歳は私とほとんどかわらないらしい)はズバズバと、的確なのであろう助言をくださり、「どう思うぅ~」というつもりで隣を見れば、Iさんはぽわ~んといい感じで微笑。別れ際、「よく考えてみてください」といわれ、私もそろそろ計画性を持つべきか・・・と真面目に考えました。天邪鬼だけど素直な私。つい、何から何までひとりでやっていると思ってしまうのだけど、で実際、自分でやらなければならないのだけど、こうやって親身に考えてくださる方が少しでもいるだけで感動する。何から何までひとりでやるのも、考え直したほうがいいのかも。
H氏「人は、思ってるほど遠くへ行けないもの」
でも行きたいのよ~どこまでも。いけない?

それにしても、お料理思ったより美味しかったです。かなり日本人向けにしてるけど、それがいい意味で繊細、でいてちゃんとスペイン料理の味。いただいたのは、シンプルなサラダ(スペインの家庭で食べるような)、いわしの酢漬け、クロケッタ(この日の中身は真鯛)、オリーブ、砂肝のシェリービネガー煮、などの定番に地鶏の炒め焼き、魚介のパエリャ。「味が濃い」などのネットの書き込みを見てしまって少々不安を覚えていたのだけれど、あんなのほんとアテにならないです~。結局それぞれの主観や好みでしかものを言えないし(誰もが”来栖けい”になれる訳でなし)、もっと悪質な魂胆で書き込む輩もいますからねぇ。くわばら、くわばら。
昨今「やらせ」と「偽装」ばかりで、「振込め詐欺」からこっち善良な日本の民もかなり「疑うこと」を覚えたのでは。ヒラリーもやらせ質問依頼が発覚、でもまったく驚かないでしょ、「自分の陣営はそんなことしない」と言ってるほかの候補者だって真実味なし。

金曜日, 10月 05, 2007

すごいぞ日本酒

Oクラブ・今日のパーテイーは、藤井酒造(広島県竹原市)の取締役副社長・藤井氏をゲストにお迎えしての日本酒試飲会でした。日本酒についてのとても興味深いお話をうかがったあと、「龍勢」など最高級日本酒を5種飲み比べました。
響いたのは、「ほんものは、へこたれない」という藤井氏のお言葉。今は遺伝子組み換えなど技術が発達したため、たとえば香りをたたせたい酒をつくろうと思えば、簡単につくれてしまうそう。でも藤井氏いわく・・・そんなお酒は何日かたてば、なんとも無残な香りしか残らないといいます。本当にいいお酒は、やはり丁寧に、誠実に、ほんもので創っていくもの。そうでなければ創れないのです。ごまかしはきかない。何事にも通じる真理なのではないでしょうか。
栓を開けても味が落ちない、また燗冷めして美味しいお酒もあるとか、ワインのように何年も寝かせてうまくなるお酒もあるとか、日本酒は器や温度で幾通りにも味が変化するとか、面白いお話が次々と。

今日いただいたお酒のひとつ「龍勢」は、政府の方針のせいで日本酒の質が落ちてしまった戦後の時代、生粋の純米酒(純米酒といったらそもそも生粋なのですが)であることを守るために、藤井さんのおじいさまにあたる方が発売中止という決断をし、そのおかげで、歴史ある貴重なほんものの味を守ることができたそうです(藤井酒造さんは1863年創業)。
いただいてみて、こんな世界なんだ日本酒って!と目からうろこの感覚。白ワインのように色づいているものもあり、ワイングラスに入れると見分けがつかないほど。巷には脱色して無色になってるお酒もあるというからびっくりです。とにかく、ほとんど何も食べずに、お酒だけなかなかのピッチでいただいたのに、まったく酔いが残らなかったのです。。。。一緒にいただく料理とともに素晴らしくたちあがり、そのあとすっときれて、また次のお料理を楽しめるようなお酒がお好みという藤井さん。私もそういうのが好きです!もう、いいお酒しか飲めないわ~!

ちなみにこの「龍勢 黒ラベル」2年ものは、今年の<IWCインターナショナルワインコレクション>で金賞+最優秀トロフィーに輝いた、世界が認めたお酒です。