土曜日, 1月 28, 2006

身体が資本、とはいえ病は気から・・・


20日に、今年の弾き初めのとなるソロ演奏会があったのですが、ノロウィルスにでもやられていたのかその前後は体調が思わしくなく、気力ではどうにもならない感じでした。新年早々からこんなことではいけないなと情けなく思いながらも、ともかく本番がこれでちょっと一区切りとなったので、その後の2日ばかり何もせず横になっていました(雪も降りましたしね)。やっと4日目くらいになって体力気力とも元に戻り、途端、憑きものがおちたようにスッキリしてしまいました。わけもなく後ろ向きだった気持ちも、ここ数日はやけに気力がみなぎってきて人生バラ色な感じ。??一体なんだったのでしょうね・・・

さて今日は土曜日ですが、フラメンコクラスはお休み。先生の公演が近いので、それまでは休講になるのです。先週はそんなわけでお休みしてしまった太極拳にも、今日はあとの時間を気にせず、ゆったりと参加できました。最近は、準備体操として時おり「練功十八法」も加わっていまして、これも楽しい。「八段錦」のほうは、一通りやると心臓が活発に動いてくるので目も覚めます。心臓は自分でわかりやすいのでとりあえず書きましたが、本当は内臓全般に効きます。(週一度ではダメ、家でもやらなくちゃ・・・と反省)「簡化24式」は細かく細かく、深めていっているところ。そして後半の「太極扇」はとっつきは簡単なようで、身体の動きに加えて扇の開閉、細かい向きや角度などにも気を配らなければならず、「これはあなどれないぞ」とやっとわかってきました。しかも、型の数は24式の2倍ほど。落ちこぼれないように、なるべく休まないようにしなくては!

こうしてみっちり2時間の太極拳のあと、いつもならこれまたみっちり2時間のフラメンコが待っています。こちらは太極拳とはこれまた全く違うテンポでガンガン進んでいくし、初心者だからといって容赦はしないスパルタ形式。パリージョ(カスタネット)やサパテアード(足さばき)の基礎練習に、セビジャーナス、ファンダンゴ、アレグリアス、ブレリアが同時進行。うっそ~!と思うヒマもなく、とにかく食いついていくしかないのです。(しかし、マゾ体質の私にはこれが合ってるんですね~。)

この2つを通じて、「身体運動に連動させて頭を使っている」という感覚がとてもあって、実はピアノ演奏も同じなのだ、ということをあらためて気づかせてくれます。つきつめれば、生活すべてがそうなのかもしれません。演奏にあたって<心・体・技>がうまく一致せず、悶々と苦しんだのはもうはるか昔の懐かしい思い出ですが、時々は意識化するということも大事なんですね。

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