
昨日おとといは、あるホールで他のレコーディングの空き時間を利用させてもらい、CD収録準備のためのリハーサル。ホールの“場”にはそれぞれ個性があって、もちろんピアノにも個性があって、それに自分の音を馴染ませながら一番いい響きを創り出すには、少し時間が必要なのです。特にこのホールはとてもよく響くため、演奏会本番のように気合を入れて弾いてしまうと、録音では飽和してしまう。前回のCD収録でそれがわかったので、今回の試し弾きでは、繊細に繊細に弱音を作っていきながらどう色を出していけるだろうかということに神経を使いました。本録音は楽しみですが、やはりいつも緊張します。
さてこの文化センターでは、昨年春から<黒澤明のすべて>として全作品の連続上映をしてるんですね。知ったときにはもう、「姿三四郎」「酔いどれ天使」「野良犬」「白痴」「羅生門」などなど終わってました。そういえば数年前スペインで「生きる」を見たんだけど、スペイン人たちこのテンポに耐え切れずに1人、また1人と会場を出て行ったっけ。ちなみに次回「七人の侍」、もう完売だそうです。
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