木曜日, 11月 17, 2005

秋の夜、ギターを聴く

今日は、ギタリスト荘村清志さん・楽壇生活35周年の記念演奏会。柔らかな響気を持つ紀尾井ホールの空間に、一音一音美しいギターの音がこころよく広がっていきます。レイス、アジャーラ、バリオスといった南米の作曲家の曲、チェコのイルマルの作品や猿谷紀郎さんへの委嘱作品など、盛りだくさんの内容。アジャーラの「南米組曲」からの演奏では、岸田今日子さんが詩を朗読、演奏と朗読が交互にくるという形で、楽しめました。猿谷さん作品とピアソラでは、私のHPにも度々登場しているアコーディオニスト、シュテファン・フッソング氏が共演、ギターとアコーディオンという珍しい組み合わせで絶妙なアンサンブル、素晴らしいデュオを実現していました。(ちなみにシュテファンさんとは、2006年10月の共演が決まりました*今から楽しみです。)

終演後は楽屋口にお邪魔してしばしおしゃべりのあと、帰宅。
予定をやりくりして演奏会に伺って、豊かな気持ちで帰ってこれるって、とても幸せ。素晴らしい演奏にふれるとエネルギーをいただけます。今さらですけど、音楽ってすごいなぁ。

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