木曜日, 3月 30, 2006

祝・<ピアニスト>日本芸術院賞受賞!

ご存知の方も多いかと思いますが・・・日本画家・福田千惠さんが、昨年秋の日展出品作<ピアニスト>で、今年度の日本芸術院賞を受賞なさいました(24日発表)。福田先生、ほんとうにおめでとうございます!日本画大作のモデルを させていただくというだけでも、一生に一度あるかないかのことだと思っていたのに、さらにこのような素晴らしい結果となり、私も感無量です。ありがとうございました。

冬装束で桜。


東京の開花宣言は昨年より1週間も早い!毎日桜を眺めて、今か、今かと待ちながら盛り上がっていくのがよかったりするんですが・・・これだけ肌寒いと、せめてゆっくりめに開いてくれるんでしょうか。

先日の午後、久しぶりに時間が空いたので、石神井公園へ散歩に出かけました。西武池袋線は、小さい頃からピアノのレッスンに通うのに使っていたし、中学から教わったソルフェージュ・聴音の先生のお宅もまさに石神井公園の近くでした。なのに、これまで一度も足を踏み入れたことがなかったのです。余裕がないって、いけませんね。

かなり寒い日、人はまだ少なくて、いつもの犬のお散歩で歩いていらっしゃる方がほとんど。時々太陽が顔を出して、咲き始めた花たちをやわらかく照らします。野良猫ものんびり(みんなよく太っていました!)。桜は、数本は7分咲きほどになっていましたが、三宝寺池のほうにいくと、まだ枝も裸で冬景色のような木々のなかにぽつぽつと、桜がほのかに色をつけていました。う~ん、しぶい。私の好きなユキヤナギやヤマブキにも、ときどき出会うことができました。遊歩道は洒落ているのですが、手入れが行き届いているという人工的な感じはなく、それがとても自然で気に入りました。きけば、ここは武蔵野の自然を残している都内でも数少ない公園だそうです。
日も落ち始めた午後5時半。池のほとりに並ぶ豪邸を横目に駅のほうに向かい、冷えた身体をお茶で温めてから、帰宅しました。石神井公園、おすすめですよ!

<上の写真は、家のそばの川沿いの遊歩道にて。下は石神井池>

金曜日, 3月 24, 2006

国技館にパリ?


22日は、両国の国技館で行われた、“エルメス”のイベントリハーサルをのぞかせていただきました。国技館内にパリの広場を出現させ、そこに設営された4つのカフェレストランのテラスで、お客様はゆっくりお食事をしながら音楽の生ライヴを楽しむ、という趣向です。


バンドは、各コーナーにひとつずつの計4グループ。ほかに、ストリートミュージシャン風に練り歩く方たちもいます。知り合いは、身内をのぞきシャンソン歌手のパスカルだけでしたが、会場や楽屋で何人かのミュージシャンとお話することができました。皆、日本に住む外国人プロミュージシャンで、フランス、ドイツ、イタリア、アメリカ・・と国も様々。アコーディオンのパトリックさんは、テレビCMでもおなじみの有名人、リハでは音楽の段取りを仕切っていました。ちょっとだけジャン・レノっぽい方です。歌手&ベーシスト(もっとできるかもしれませんが)のドミニクさんは、NHKのフランス語講座でおなじみ。それにしても、アコーディオンで活躍する外国人の方が、東京だけでもこんなにいるなんて知りませんでした。他の楽器も皆さんとても上手くて、いろんな方がいるのだなぁ、と感心していました。
しかし、かつてあんなに親しんだはずのフランス語を、一言も発せなかった自分にはショックです。結局、これまた最近さびついている英語を使ってしまった。これでは、パリに行ってもメトロの窓口ですでにめげてしまいそうぅ。。。

雨が降り始め、お客様を迎える時間に私は失礼しましたが、リハーサルで垣間見たゴージャスでお洒落な演出は、さすがエルメス!国技館を使うところもまたにくいですね。<写真は、暗いけれど、こっそり撮った会場の様子。>

帰りがけ、本屋さんに寄ってマンガ雑誌「you」を初めて購入。先日お友達になり、モンポウの演奏会にも来てくれた新進マンガ家・真理子嬢の作品が、4月1日号に掲載されているからです。うん、なかなかかわいいです。がんばれ、真理子ちゃん!また会いましょうね*

木曜日, 3月 23, 2006

モンポウ演奏会



21日、かん芸館でのスペイン音楽シリーズ第4回を終えました。テーマがモンポウということで早くからチケットのご予約をいただき、当日は少々定員オーバーでなんとか収めさせていただきました。休日の午後、お足をお運びくださった皆さまどうもありがとうございました!モンポウの素晴らしさをお伝えしたいという思いのあまり、トークを事前にまとめることができず、結果的には“即興トーク”となりまして、盛りだくさんになりすぎたかもしれないと思っていますが、モンポウファンの方にも初めて聴いた方にも楽しんでいただけたとしましたら、私もとても嬉しいです♪

休憩時間は、スペイン料理の出張料理などをなさっているお友だちのご協力で、日本ではなかなか見ることのないスペインのお菓子の数々を、皆さまにお出しすることができました。次回、この「グラシアサロンコンサートシリーズⅠ」をしめくくる5月20日のコンサート<アルベニス>も、より楽しんでいただけるよう、お送りしたいと思っています。スペインのシャンパン「カバ」と、第1回でお出ししたスペインのお菓子「ポルボロン」をリクエストにお答えしてもう一度、味わっていただきたいと考えていますので、お気軽にお寄りください。(ご予約は、お早めに・・・)

さて、アンコールも終わったところで、王ジャパン・WBC優勝のニュースが!!皆さまから拍手がおこりました。駅のそばでは号外が配られ、街行く人もとても嬉しそう!
この初めてのWBC、いろいろ起こって悲しい気分になったこともあった大会ですが、日本選手の皆さん、紳士的でとても素敵でしたよね。王さんも、本当に素晴らしい人格者。私がとても小さいころからすでに野球界のスターでしたが、今も変わらず、いやますます、かっこいいです。惚れ直してしまいました。

お残りいただいた皆さんと打ち上げで楽しく過ごし、帰宅。マチネだと終電の心配をしなくてすむから、いいですね。また、明日からがんばろう・・・!

(ボックリ博士・中村さん撮影のできたてほやほやの写真を掲載しました*)

音楽と食と・・・

ここのところ、この6月リニューアルオープン予定の杉並公会堂でピアノの弾き込みをしていました。スタインウェイ、べーゼンドルファー、ベヒシュタイン(いわゆる世界三大ピアノメーカー)のフルコンサートグランドを試せるという、ありがたい機会です。特に、ベヒシュタインはフルコンを弾いたことがなかったので、興味津々でした。

たとえば14日は朝9時半から6時まで、弾き込み要員は私一人。数時間ずつ3種のピアノを渡り歩いたのですが、さすがにこんな長時間集中力が続くわけがなく・・・手が動いているだけでは意味がないので、5時過ぎにはギブアップして少し早めに失礼しました。オープン前のため、ピアノについてここで感想を書くことは控えますが、なかなか素晴らしいです。ここで演奏する機会があれば嬉しいな*と思っています。

さてこの週は、世界食品展(Foodex)開催中でした。イタリアンレストランで働くマリオさんのつてで入場券をゲットしたので、ある日の弾き込みが終わった足で、はるばる幕張メッセまで行ってきました。スペインブースでは生ハムやワイン、メキシコではテキーラや珍しいハーブのお茶、韓国ではいろいろな種類のキムチ(サボテンとかレモン入りとか)、アメリカではお肉系をたくさん、・・・などなど、ちょっとずつの試食ですが、気がつけば結構食べていて、おなかもかなり満足。会場をあとにしてから、マリオさんが飲みたい!というので、計4人で今度は舞浜まで行き、駅近くの英国風パブにてビールで乾杯しました。

家に着いたのは11時半ごろ、おなかがすいていたのでしっかり食事をして、ひと仕事してから就寝・・・

ヨーロッパの響き

再び!日記がたまったままになってしまいました!

3月12日は、ベヒシュタイン、ザウター、プレイエルなどのヨーロッパ輸入ピアノ日本総代理店・ユーロピアノへ。映像とピアノ音楽でショパンの世界を旅するというコンサートに伺いました。ショパンの愛したピアノ「プレイエル」、私も最近弾かせていただく機会があるのですが、この楽器は弱音の繊細なニュアンスの幅が広く、特にショパンを弾くと他の楽器では味わえない発見があったりして・・・時には音が聴きとれないくらいだった、というショパンの演奏スタイルが少し理解できるような気がします。でも結構、音は濃厚なんですね。色っぽいというか。このコンサートでは、最近<ショパン紀行>という素敵な本を出版された堀内昭彦さん(写真)とみささん(文)が旅で撮られた写真を映し出しながら、ところどころにピアノ演奏がはさまるという形。ポーランド、フランス、スペインなどの美しい映像に穏やかなお話が染み入り、とても心地よかったです。

さてそのあとは、普段はドイツにいらっしゃることが多いというユーロピアノの取締役・戸塚さんが偶然お顔を出され、しばしお話。初対面だったのですけど、あるジュエリーブランドが作っている、プレイエルのPをかたどった素敵なピンバッチをいただいてしまいました♪偶然にも、戸塚さんも雑誌「ショパン」最新号(4月号)に登場されていますので、機会がありましたら皆さんお読みになってください* ちなみに、私と岡田昌巳さん(スペイン舞踊家)の対談記事は88ページから載っています!

コンサートのお客様がはけたあとは、堀内さんご夫妻や某コンサートサロンのオーナーさんたちと一緒に、地下のショールームへ。ベヒシュタインをいろいろ弾き比べさせていただき、それぞれの素晴らしさを堪能しました。ドイツの会社ですが、実はプレイエルの流れも少し汲んでいるとか。透明さと重厚さをあわせ持つ、品格ある楽器だと思います。プロ仕様のアップライトピアノは、従来のアップライトのイメージを覆す表現力。びっくりしました。同じベヒシュタインでも個性が違うので、それぞれのピアノに合いそうな曲を弾いて楽しませていただきました。少々扱いづらいところがまたいいのです。どう弾いても同じような「いい音」が出てしまう楽器は、逆にストレスがたまってしまって好きにはなれません。
特に気に入った中古のグランドは、売約済となっていました。やはり象牙鍵盤のころのピアノって、いいですね。最近のホールはみんな新しいピアノになってしまって、なんだか味気なかったりします。
そんなことをしているうちに外はすっかり夜。楽しく家路に着きました。

火曜日, 3月 14, 2006

春うららな日のコンサート2

さて本番が終わり、さわやかな気分で会場をあとにしまして、そのまま駅へ向かいました。衣装・楽譜・CDその他の荷物はすべてコインロッカーに入れ、身軽になったら今度は横浜の先、関内まで移動。関内ホールで「ダカーポ」コンサート、1年前に突然亡くなられてしまった政敏さんのお兄様―――“先生”の追悼コンサートに伺うためです。

4時から始まっていたコンサートには、40分近く遅れて入ることになってしまい、「遅れてしまいます」とお伝えしてはいたものの、とても申し訳ない気持ちでした。トークに入ったところで身をかがめて着席しましたが、ふと、自分がガーネット色のパンツに赤のグラデーションのモヘアセーターを着ていることに気づいて、「先生をお送りする会なのに、赤なんて・・」と自分の気の回らなさを反省していました。でも、しばらくして、「先生に初めてお会いした日、私は赤いワンピースを着ていたなぁ。」と思い出し、それで今日は無意識に赤を選んだのかもしれない、と納得することにしたのでした。

コンサートは素晴らしいものでした。構成も、歌も、演奏も・・・。先生の思い出をからめながら綴っていくコンサート、横浜は彼らの地元ということもあり、長いあいだずっと見守ってきたファンの方も多く、時々客席のどこかからすすり泣きが聞こえてきます。お2人の歌声を、お客様も一体となって、天国の先生に届けているようでした。いつまでもかわいらしい広子さんと素敵な政敏さんは、いつお会いしてもとっても仲がよく、こんなことを言ったら失礼かもしれませんが、見ているととても気持ちが和みます。この日のステージでも、「ごちそうさま!」と言いたくなるくらいの睦まじさでした。
「おまけ」の第2部では、政敏さんの口上(すごくおもしろかった)に続いて、広子さんが日舞「越後獅子」を披露。ダカーポのお2人の公演に伺うのは3年ぶりくらいだったと思うのですが、楽しく、そして胸がつんとした、いいコンサートでした。
先生も、きっとどこかから微笑んでいらっしゃったことでしょう。。。

打ち上げは中華街。美味しく中華をいただき、お酒もいただいて服(赤ですよ)と同じような顔色になったところで失礼しようとしたところを政敏さんにつかまり、「シモちゃんいけるねぇ、まぁまぁ飲んで飲んで」とノセられてしまい「いえいえ、もう・・・・そうですかぁ?」と手に持ったグラスはすでにお酒を受けていて・・・意志の弱さが露呈です。
そしてこれで本当にその場を失礼して、2時間近くかけて自宅の最寄り駅までたどり着き、コインロッカーの荷物を忘れずにとって・・・やっと家に帰ったのでした。長い、でもいい一日でありました。

春うららな日のコンサート1

















ここ数日いろいろなことがあったのですが、なかなかパソコンの前に座れず、ちょっとたまってしまいました。では・・

11日は、東久留米市民プラザでのコンサートでした。一日中雨模様で寒かった前日とは打って変わって、これぞ春!といううららかな陽気。普段なら自転車で行くところですが、この日は荷物が多すぎてそれは無理。じりじりしながらバスを待つこと20分近く・・・大分遅れて、まずは美容室に到着。でも大丈夫、会場はすぐそこです!開演45分前に美容室を出ましたが、大事な“バナナ”を買っていなかったことに気づき、お昼抜きのうえバナナもないのではエネルギーが出ない~!と、急いでこれまた向かいにあるスーパーへ。バナナひと房買うためだけに、レジ前の長い列の後ろに並んで、じっと我慢です。

会場に滑り込んだのは開演30分前!お客様はもう集まり始めています。さっと横を抜けて控え室へ。5分前には無事バナナも食べ終わり、いざ出陣。
ここは吹き抜けの高い天井、床からは木も何本か生えていて、周りはガラス張りなので自然光も入るという、とても気持ちのよい空間です。ステージにあるまっ赤なピアノが目をひくのですが、まさかこれを自分が弾くことになるとは想像していませんでした。トークをはさみながらフランス、スペインの名曲を演奏しましたが、弾いていても本当に気持ちがいい!外がよく見えるのですが、前は広場になっていて車の騒音などは入らず、ほどよく集中できます。満員のお客様(立ち見の方も)も、こんなオープンなところでのコンサートなのにそれは静かに集中して、でもリラックスして聴いてくださっていて、感激しました。1時間があっという間に過ぎ、アンコールには、主催の東久留米市コミュニティ振興公社の担当の方のリクエストで「仰げば尊し」を即興風に。そしてやはり、今年がメモリアルイヤーのモーツァルトでしょうということで、トルコ行進曲を演奏しました。




1年前の出会いから私のコンサートには皆勤で、もうすっかり専属カメラマンとなってくださっている“ボックリ博士”さん、この日も浦和から車で駆けつけてくださいました。さっそく送っていただいた写真を掲載します。

さてこの日はまだまだ続きが。その模様は上に・・・

木曜日, 3月 09, 2006

ラジオ・ノスタルジー

7日、FM西東京の番組「ふれあいの扉」にゲストで出演しました。生放送、ほとんど打ち合わせもなしでしたが、パーソナリティの方の素晴らしいリードで20分強の放送時間は楽しくあっという間に過ぎました。以前何回か呼んでいただいたFM高崎のときより、少しこなれてきたかな。こういうトークも演奏と同じで、やはりナマの方がノリますね。それから、相手のいるトークの場合は細かい台本などないほうがやりやすいです。

実は私、ラジオで番組を持つのが夢なんですよ。やったこともないのに言うのもなんですが、DJ、大好きなんです。思えば小学校時代は放送クラブ。卒業時にみんなに書いてもらったサイン帳、仲のよかった用務員さんからのメッセージには「迷アナウンサーとして校内に美声を響かせ・・・」みたいなこと書いてあったなぁ。中学時代には、友人と模擬番組をつくり、テープに吹き込んで遊んでいました。ラジオドラマやったりね。また、高校からの5年間はテレビのない生活だったので、もっぱらラジオを聴いていたのでした。(その5年間にテレビを通じて流行ったものはほとんど知らないし、たとえば昭和天皇ご崩御の折の映像なども、まったく見たことがないのです。)高校から東京に出て一人暮らしという環境の変化、精神的にも不安定な悩み多き年頃・・・深夜眠れないこともあり、毎日ラジオが友達という感じでした。
今は逆に、ラジオチューナーがないので、ラジオの世界はまったく知らないという状況。自分が演奏で出演するFM番組なども、つい聴きそびれているんです。時々、インターネットを通じてスペインのラジオを聞くことはあるんですが・・・FMナシの生活というのはちょっと悲しいな。
よし、チューナー、買おう♪

水曜日, 3月 01, 2006

しつこいアントニオくん

今日の午前中は皮フ科へ。自転車で飛ばして7分の距離、予約開始の9時より前に着きたかったのに、ドアを開けたら思ったより雨が降っていて、やむなく歩いていくことに。おかげで9時15分近くの到着となってしまい、結局、1時間40分待ちとなってしまいました。本を持って行ってよかった。

お恥ずかしいことですがわたくし、右足小指にとてもしつこいウオノメを飼っているんです。アントニオくんと勝手に名前をつけてみました。しばらくはおとなしかったのですが、ここ最近一気に大きな顔をしだして、靴を履いて外を歩くのが憂鬱なほどに。そこで1週間前、2年以上ぶりに皮フ科のお世話になることにしたのでした。最近知り合ったばかりのイタリア人・マリオくんが、「あぁそれ、私もよくなってたよ~。それはね、塩を入れたお湯にですね、足を入れてやわらかくしていくんですよ。それと、カモミールを入れてもいいです。私はそれで治しましたよ」って言うんで、じゃあ次になったときには試してみるねと答えたのですが、とにかく、今回はそんな悠長なことはやっていられない状況です。

先週は、とりあえず上部の固い部分を切って、スピール膏なるものを貼ってもらったのですが、それだけではまだ痛い痛い。その3日後のフラメンコクラスでは右足をつくたびにビーンとひびきまくって、気を失いそうでした。一番つらいサパテアード練習も、顔をゆがめながらなんとかやっていたのですが、どうしても右足がヘンなのでやはりH先生のチェックが入ります。「そんなんじゃだめよっ、もっとこう!打ち込んで!」・・・打ち込んで、って言われても。「・・・ハイ・・」と弱々しく答えるしかない私。しばらくして、あまりにその指がドックンドックンしてきたので、片足立ちで“ケンケン”状態になっていたら、H先生「あらっ、どうしたの?」
――― よくぞ、訊いてくださいました。私「ウオノメを切ったばかりなのでっ!」「あらそ~う、それは大変ねぇ」そう言ってくださったのもつかの間、1分後には「もっとプランタの音どうしたの!タコン!タコンでちゃんと次に打つ足上げて!」
・・・え~ん。なんとか、意識が遠のく前にパリージョ(カスタネット)練習に移りましたが。帰り道々、右足を引きずっていたのは言うまでもありません。。。

さて今日は、スピール膏で軟らかくなった部分をまたハサミで切り、全部とるはずが・・・先生いわく「これ、しつこいね~ぇ!今日全部とれないこともないけど・・・でもそれやると飛び上がるほど痛いはずだから、もう1週間待とうね。」
往生際が悪いぞアントニオ。あぁぁ、また1週間後か。今度は絶対診察順3番以内に入れるよう、がんばります!

ウィスキー発見

長らく休止状態だったオフィシャルサイト、直していただきました!長らくお待たせをいたしましたが、これからもZARABANDA(サラバンダ)をどうぞよろしくお願いします*またおかしなことにならないよう、更新は慎重にいきたいと思いますが、ともかく、日記はブログにあげるようにしたので、「週刊」といわず、書けるときはどんどん書いていきたいと思います。

さて昨日は、打ち合わせを兼ねて高田馬場のジャズ喫茶へ。音楽が流れているとき喋ってはいけないジャズ喫茶もありますが、ここは落ち着いて話もでき、長時間いても飽きないうってつけのところ。寒かったので、まずは希少種というコーヒー「ナチュラル」を頼んだのですが、同席氏が「ジャズには、やっぱりコーヒーよりウィスキーだろう」と言うので、私も真似してカティサークのシングルを。ウィスキーってあんまりこれまで飲まなかったけれど、う~ん、美味しい。私もしかしたら、ワインよりも断然ウィスキーのほうが相性合うかもしれません!
建設的に話も弾み、いい気分にもなったところで、となりのお蕎麦屋さんへ。

今度は熱燗、そして一品料理を。まだ夕方5時だから、ちょっとつまむ程度で・・・と思っていたのに、お食事も美味しいのでつい次々と頼むことになってしまいました。お蕎麦屋の奥さんが私の横を通りぎわ「あら~おねえさん、まぁキレイに召し上がっていただいて~」ですって。考えてみたら私、今日お昼を食べたのは2時近かったんでした。それから3時間後にして、どうでしょうこの食欲。そう、私って、3時間経てば前の食事が消えてしまうらしいのです。皆さんは「それだけエネルギーを使っているんだヨ」と言ってくださるけど・・・なんだか、燃費が悪い感じです。

お蕎麦屋さんを出たら、まだ7時前。帰ってまだひと仕事できるな、と余裕の気分で、帰路に着きました。