土曜日, 6月 30, 2007

色のない金曜日

今夜はひどい湿気で、街には靄がかかっていました。

今日は荻窪~銀座~池袋と用足し。特になんということもなく、ただ無駄に歩いたなぁ、池袋駅の地下が蒸し暑くて匂いがこもってたなぁ・・・という感慨のみが残ってます。

息を詰まらせる湿気とともに夏が近づいてくると、無性にスペインに帰りたくなります。あの強烈な光、長い夜、美味しいお酒・・・そして街にあふれるスペイン語の響きに身をゆだねたくなる。スペイン語やフランス語、イタリア語などラテン系の言語の渦の中にいると、とっても心が落ち着いて安堵するのはなぜなのでしょう。一体何人だ私?!

そして私のパスポートは期限切れ。せめて、アルモドバルの「Volver(帰郷)」を観に行こう。

木曜日, 6月 28, 2007

君のかばんには石でも入ってるの?(よく言われるセリフ)

今日は肩にバッグがずっしり重かった・・・朝から北千住、根津、阿佐ヶ谷、武蔵関と1日かかって11時半帰宅。阿佐ヶ谷では青柳いづみこ先生とお茶。11冊目の著作となるエッセイ集「ピアニストは指先で考える」を拝受。少し遅れてしまった私が到着したときもテーブルで原稿校正をしていらっしゃいました。文筆と演奏と教授と家庭を両立(っていわないですよね、2つだけじゃないから・・・)させ、いつも超忙しなはずなのに、そんな切羽詰った雰囲気は微塵もお見せにならず、今日も悪戯好きの妖精みたいな感じでお喋りに付き合ってくださいました。

武蔵関で笑ったのは、踏み切り前に大きく立てかけてある「自転車も降りて渡れ」という看板。こんな高飛車な看板はなかなか見ないので、インパクトありました。普通「降りて渡りましょう」くらいのトーンで促すでしょう・・・それがこう強く命令されると、意外に「す・て・き・・・」とヨロメき言う事きいちゃったりして。

家に帰ってメールをチェックすると、カザフスタンのB氏から久しぶりの連絡。カザフスタン相撲協会の会長である彼は、朝青龍をお国に招く準備で大忙しだとか。秋にまた日本に行くから、今回こそ絶対に会いたいとのこと。「前回会ってから長い時間が経ちすぎてると思わないかい?なんといっても君は日本で一番の友達だから!」
確かに、前回浅草界隈をひたすら散歩したのは何年前だったか。8年くらいは経っていると思うのだけれど、その後は年に何度か電話で話すのみ(私の英語はスペイン語に侵されてどんどん怪しくなっていった)。その間にも、日本には年に数回来ていて多くの日本人と関わっているはずなのに、それでも私を一番の友人と思ってくれているとは。初めてアエロフロートの機内で隣り合わせてから10何年、不思議なご縁だなぁと思います。

吉原大門のすぐそばの桜肉「中江」4代目ご主人とも、最近はメル友状態で楽しいやり取りをしています。「中江」といえば、作曲家でエッセイストとしても活躍なさった團伊玖磨さんも、足しげく通った馬肉料理の名店。私のような弱輩は「足しげく通う」とまではいかないけれど、食せば夏バテによし、冬は身体がポカポカに、と1年中いいことづくし。何よりも「美味しい!」これにつきますね。今度はいつうかがえるかな。

火曜日, 6月 26, 2007

エネルギー注入中

日曜日は青葉台にあるカフェまで、磯野鉄雄さんのギターコンサートを聴きに行きました。相変わらず素敵な音楽を楽しませていただいたあと、田園都市線で駒澤大学まで。そこから歩いて15分の友人宅での弾き合いの会に出席。演奏したあとのお食事会がまた楽しみなのですが、この日は久しぶりに参加のメンバーもいてみんなお口のほうも絶好調。でも、なんだかんだ言っても「物事には全て多面性があり、正解は一つではない」ということを大前提としてわかっている仲間たちだから、長い間(しかも常にテンション高い)うまくいっているのですね。ピアニストの集団にしては珍しく成功している例として、研究材料にしてもいいくらいであります。

この夜は焼酎ではなくワインをいただいたため、私は全身ピンク星人と化し、10時半ごろおいとましました。最後の電車で座れたためついうとうとしてしまい、はっと目覚めるたびに「乗り過ごしたらもう上り電車はないのよ!」と自分に言い聞かせ、なんとか自分の降りるべき駅で立ちあがることに成功。

それにしてもここ10日ばかり、毎日深夜と早朝にかかってくる無言電話・・・迷惑電話サービスを再契約するしかないかなぁ。こういう人は一体どういう生活をしているんでしょうね。なにを求めているのかしら。

土曜日, 6月 23, 2007

無題です(エネルギー切れ)

今日は身体が疲れすぎてもう仕事できない~と思いながら、とりあえずブログは書いとこう、とやってきました。運動による健康的な疲れなので気持ちはいいのですが、今夜から温泉に行ってしまった友人たちがうらやましい。

朝の太極拳は、「扇」がとりあえず最後まで通りました!龍に蝶に山に海、と大スペクタクルでここまできたけれど、最後は美しく天女が花を散らすのだ。頭の上で扇がひらひらと舞ってカタルシス。

フラメンコのあと帰宅して、先ほどまでピアノ部屋籠り。7月から9月の間にある5つの異なる演奏会のプログラムを数日中に決めなくてはならず、楽譜を引っぱり出してはあれでもない、これでもない・・・と弾き散らしているうちに、ピアノの上は楽譜の山。そして今この机の上では、コピーやチラシや新聞の切抜きやCDやなにやらが渓谷を形作り、振り返ってソファを見れば洗濯物の山が~。(今日お天気よかったですからねぇ。)

それでもって今日も待ち人からの音信はなく、正直へこみます。かまってくれないと死んじゃうウサギちゃん状態(でもこのウサギの話ウソなんだってね)、なのになんのためかわからない意地張って凹んだまま寝てしまう・・・。
日本にいると、どうしてこうひねくれていくんだろうか。

金曜日, 6月 22, 2007

豊かな雨の一日

やっと訪れた恵みの雨に、心もしっとり落ち着いていざ、外出。

まずP会社のM会長さんと昼食、その後、名曲喫茶「ミニヨン」にて食後の珈琲。名曲喫茶とくれば、やはり「珈琲」と書きたくなりますね。
窓の外にかすかな雨の音を聞いていたら、リヒャルト・シュトラウスの「4つの最後の歌」を聴きたくなったのでリクエストしました。深みのある珈琲(ビター)をゆっくり味わいながらおしゃべり。どんなときにどんな音楽?という話になり、Mさんの場合は「高揚しているときはワーグナー、沈んでいるときにはラフマニノフ、落ち着いた気持ちのときはモーツァルト」だそう。確かに、それよくわかります。「モーツァルトはどんな気持ちのときにもいける、万能薬だね」ということでは見解が一致。R.シュトラウスのあとにかかったモーツァルトのピアノ協奏曲、雨にもすごく合ってた。ブレンデルの紡ぎだす美しい音!・・・やはりLPの音っていいなぁぁ。
Mさんはお仕事に戻られ、私はしばし残って、さらに至福の時を満喫。細胞が、水を含んでふっくらしたような感覚!昼間の雨、珈琲、そしてモーツァルト。ここはこの三位一体で決まり。

少し歩いて、おなじみのサロンKへ赴き企画の相談。収穫したての梅で作ったばかり、という梅ジュースをいただきました。自然で豊かな甘さ、しかもすっきりして美味!あぁなんていい日だろう。コップ敷きにしているのはあじさいの葉、風流です。お香のかおり、梅ジュース、紫陽花。続・素晴らしき梅雨どきの三位一体。

今日はさらにもう1か所。世界を舞台に事業をなさっているS会社を訪問、K会長さんに面会、いろいろお話をうかがい、帰宅。
さて空腹に勝てなくなってきたので、最近確信している「大物の法則」はまたの機会に。。。

木曜日, 6月 21, 2007

積み重ね過ぎていく日々

昨日夕方は中目黒のCASPER'S Galleryへ、牧野良幸さんの個展。
もう20年近いお付き合いになる牧野さん、でも見た目あんまり変わってないのがすごい。銅版画のほか、石版画、雲母をつかったきらきら作品、楽しいオブジェなど、久しぶりのマッキーワールドを楽しませていただきました。話の流れでいつのまにか身の上話になり・・・ちょうどお客さんも途切れたこともあってつい長居をしてしまいました。
表現や創造にこだわって生きていくって、外から見たらある意味贅沢な選択なのでしょう。でもそこには覚悟がいる。でもって私にとって大事なことは、笑って覚悟を決めて、眉間に皺なんか寄せないのだ~。脳を過小評価して自分を狭めるなかれ。
目黒川沿いの小洒落た道、そんなことを考えながら戻ったのでした。
そして今日は高崎へ。お忙しいなかお時間を割いてくださったNさんありがとうございます。往復の電車の友は青柳いづみこ著「翼の生えた指 評伝 安川加寿子」(かずこの「ず」の漢字、探せなくてすみません)。道中半分の時間を寝てしまわなければ、最後まで読めたんですが。30分以上乗る電車で私に寝るなというのは無理な話。でもこれだけ読めたのは面白い証拠、明日読み終わる予定。ところで青柳先生の最新エッセイ集(「ピアニストは指先で考える」かな?)に、私の話ちょこっと書いてくださっているらしいんです。ドキドキ、どんなことが書いてあるのかしら?!

水曜日, 6月 20, 2007

ネットカフェで光陰矢のごとし

徹夜になるかも、と思った書類作成が意外にも早く終わり、その勢いでブログ書き込みにやってきました。スペイン語バージョンも辞書なしでとりあえずは作成完了、日本語よりも書きやすいって一体どういうことだろうか。この言語の持つ明晰さなのかしら。

今日は日が暮れてから荻窪。ひとつ用事を済ませたあと、駅に隣接しているインターネットカフェへ。ここにはいいレーザープリンターがあって、冊子原稿をプリントアウトするのによく使っている場所なのですが、今日は取材?のためにある漫画をまとめ読みする目的でした。しか~し3時間パックで、いくらでも飲めるドリンクをとってくるのも忘れて一心不乱に読み進みメモをとっていたのですが、全巻読破はならず時間切れ、読みが甘かった・・・。いっそナイトパックで入ってそのまま夜明かしし、にわかネットカフェ難民となるべきだったか!

帰りの中央線では特快に乗ってしまったことに気づかず、ドア際で立ったまま本気で寝ている3人の男性に挟まれた状態の私の目の前を、あぁ無常にも後ろに流れ過ぎていくマイ・ステーション・・・ 先の駅で降り、逆方向の電車に乗りなおして戻ったら、バスはちょうど行ってしまったところで20分近く待つはめに。帰宅したときには空腹のあまり、2度目の晩御飯をとってしまった私でした。

月曜日, 6月 18, 2007

空梅雨?

昨日は、わたくしX回目の誕生日でございました。メールくださった皆さま、どうもありがとうございました!

わが家族も今年は全員覚えていてくれたようで、父は出張先の九州から、母と妹は実家からお祝いメールを送ってきてくれました。しかし彼らが携帯メールを覚える前は、電話でハッピーバースデイの歌を歌ってくれたりしたんだけどなぁ(これ終わるまで待ってるのがちょっと面映い)と、ちょっと味気なく思っちゃったりして。なんて贅沢言ってスミマセン、昨日は本番だったし、邪魔しちゃいけないと気を使ってくれたんでしょう。

そういえばスペインでは、誕生日の人の耳を、歳の数だけひっぱるんですよ。
パスポート更新して、荷物も持たずにスペインに飛びたいなぁ。。。

土曜日, 6月 16, 2007

音楽、お酒、ダンス、また音楽・・・

昨日は某オーケストラの団員オーディションへ、友人の伴奏。5時起きして7時に家を出てラッシュにもまれ、一日がかりの審査が終わって・・・まだ空が明るい5時ごろから2人でお疲れさま会。
お食事しながら、大きい丸グラスになみなみ注がれた焼酎(この日は「さつまの海」「明るい農村」「いもいも」「不二才、はい」)をロックで4杯。そのあとアイリッシュバーに移り、ウェイターさんおすすめの「ブラックブッシュ」なるウィスキー、ダブルをロックで飲んで(かなりハイピッチで)、10時にはお別れしたのですが・・・あぁ久しぶりにかなり酔ってしまった。・・・詳しくは書くまい。
駅からの帰り道、前方に自転車でパトロール中の警官の姿を見るなり、何食わぬ顔(のつもり)で自転車を手押しして通った、気の小さい私。家に着いてそのまま2時間ほど正体不明、目覚めて2時ごろ入浴、3時就寝。

今日の朝も少々ぼーっとしていましたが、午後フラメンコでしごかれ、復活しました。
今日の先生のおことば:「よもや変なダイエットなんかしてる人いないだろうね?ここに来てる人はダイエット禁止!しっかり食べなきゃ動けないよ!」
さて、明日は演奏会本番。

水曜日, 6月 13, 2007

クラシックライヴハウスが流行の兆し

6月の室内楽演奏会はすでにチケット完売。さて次回皆さまにご案内できるライヴは:
7月8日【日】東京・赤坂のクラシックライヴカフェカーサクラシカに初登場します(夜の部)。普通の演奏会とは一味違ったトークと、ピアノ演奏でスペインをめぐります。チャージ制、3ステージ。ステージの合い間には私も皆さまと飲んだりおしゃべりしたり・・・ くわしい情報は、上のカーサクラシカアドレスよりスケジュール7月をご覧ください。ご予約お申し込みをお待ちしています!

火曜日, 6月 12, 2007

初夏

朝から演奏会のリハーサル。アンティーク調で落ち着く隠れ家的なサロン。ピアノは木のぬくもりを感じさせる音色のスタインウェイ。


空を見上げる白い太陽。
残像を見上げる私。

月曜日, 6月 11, 2007

あまっちゃってます

午前中は手紙書きと日課の郵便局詣で。午後一で太極拳、フラメンコの復習・・・ひたすら身体を動かし、気がつけば1時間半が経過。鏡を見ると左目が真っっっ赤、血の涙が出るのではないかとおののいた!そのあとレッスンにやってきたMちゃんがやたら私の顔を凝視していたのも無理はありません。

今日は気持ちの動きがたらず。いくらひとりで身体を動かしたり唄歌ったりピアノに向かったりして夜中を迎えてもまだ脳が満足せず、この不完全燃焼感覚をどこへもっていったらいいのか。かといって何かを書く気にはならなかった。ほんと、気の交流がないと実感がなくなる。雨のあと、眩しい紫陽花。

日曜日, 6月 10, 2007

京都からの手紙

朝、雨を知りながらもいちかばちか傘を持たずに出発、2時半まで北千住にてリハーサル。今日もお昼ご飯はなし、歩きながらのペットボトルお茶でしのぎ立川へ移動。ギャラリーでレッスンを行い、7時帰宅。運良く雨には降られず。中国人の友人Hちゃんから、宇治の新茶が届いていた。京都での留学生活を終え、今月中国に帰るという。宇治では町中にお茶の香りが漂っていてとても心地よかったこと、そんななかでふと、東京の私の家でよく一緒にお茶を飲んだことを思い出して懐かしかったこと・・・そしていろいろお世話になったというお礼の言葉が、美しい日本語で綴られていた。

最後に家に来てくれた1月の終わり、本当はお世話になったのは10歳も年上の私のほうだった。ピアノを弾くための神経の正常さだけは保とうと必死だった私を、何も聞かずにソファに寝かせ、瞼にはひんやりしたシート、「15分休みましょうね」と手のクリームマッサージをしながらお話をしてくれたっけ。その穏やかで優しい声を聞きながら、シートの陰で栓が壊れてしまったように溢れてつたった涙の味を覚えている。

そして今日、届いた手紙にまた泣いた。
願わくば、彼女の故郷・桂林で、笑顔で再会を。

東京砂漠に雨、私は走る週末

朝は川崎でピアノ弾き、昼は阿佐ヶ谷でフラメンコ。お昼ご飯の時間はなし。コンビニでチョコレートを買ってしのぎます。今日はかなり進んだうえに生ギター伴奏で、気も引き締まりました。終わって早変わりしてダッシュで新橋へ。大阪から新幹線でさっき帰京されたばかり、明日はアメリカに飛ぶというAさんと落ち合い、最終的に5人でお食事となりました。ほうぼう食べ歩いてここが日本一美味しい!と太鼓判を押されるフカヒレ、1匹丸ごとの姿煮をいただいたら、あまりのコラーゲン大挙到来にお肌の細胞も狂喜乱舞。その後もすばらしく盛り上がり、全員ハイテンションで1日を終えたのでした。

明日も西の端から東の端まで東京縦断です。

木曜日, 6月 07, 2007

気のむくままに歩く日々

昨日は東中野「パオ(包)」でランチ、大学同門の後輩Kちゃんをお連れしました。目的は美味しい羊さん!だったのですが、半年近く行っていないうちにランチが日本食に変わっていた~。どうしよう、渋谷の台湾料理「麗郷」に変更しようかなぁ。と一瞬考えたけど、ランチのお値段はリーズナブルだし、このお店の雰囲気は面白いからそれでもいいか、とそのまま開店前の時間にお邪魔。(今度は羊を食しに行きますぞ!)モツ煮定食を頼んだら、とれたての山菜天婦羅を盛ってサービスしてくれました。ラッキー*

しゃべりたおしてやっと電車に乗ったものの、突然目白で降りたくなり、下車してお茶。池袋でまた下車して、彼女がかつて通っていた英語学校を電撃訪問。考えてみたら目白から池袋なんて歩いて移動できたな。こんな即興的(行き当たりばったりとも言うか・・・)行動は、準備周到生真面目な人は耐えられまい。

さて、今日は芸大出講後書類を受け取り、ついでに芸大美術館に寄りました。いつでも証明カードを示せば入れるのは非常にありがたいのであります。
「パリへ  洋画家たち100年の夢」 “日本人が洋画を描く意味”を模索し苦しんだ画家たち。(もちろん“日本人が西洋音楽を演奏する意味”に悩み苦しんだ音楽家たちもいた。やっとそこから脱してきたといっていいでしょう)ただでさえ20~30年代のパリは様々なスタイルや流派が入り乱れていたわけだから、刺激にあふれていたとは思うけれど、それに負けてしまい失意の中帰国した人もいたのでは。黒田清輝、佐伯祐三、梅原龍三郎、藤田嗣治・・・といった、日本の洋画画壇で重要な役割を担ってきた個性的な画家たちの作品を鑑賞。
ちなみにこの美術館のカフェは穴場ですよ。

暑い一日でした。明日はまた雷雨の予報。

火曜日, 6月 05, 2007

やっぱりベートーヴェンもいい!

レッスンのあと、某テレビ局のクラシック音楽番組の公開録画へ。
10列目中央という席を用意してくださっていて、こんなにステージ近くで聴くのは滅多にないことだなぁと思いながらしばし周りを観察。前半がモーツァルトのピアノ協奏曲21番、後半がベートーヴェンの交響曲第7番というプログラムでした。

モーツァルトのPコンのソリストは、わが母校出身で、実力に可憐な容姿も備わった「アイドルピアニスト」の元祖といえる方。(私が高校生の頃、まだ学内でときどきお見かけしていました)今日もお姿の可憐さはそのままに、パワフルなモーツァルト演奏でした。

さてベートーヴェンの7番、我々は“ベトシチ”と呼びますが、「のだめカンタービレ」のテーマに使われて一気に一般的にも知名度を上げたそうで。のだめドラマは1回しか観たことなかった私、そういわれて「あ~そういうことか!」と合点がいったのでした。私はベトシチというとカルロス・クライバーがまず頭にうかぶのですが、10代の若者からしたら「のだめ・・」「千秋」、着メロにしたり、演奏会もこの曲がプログラミングされているとチケット完売したりするらしいですね。とにもかくにも、のだめ効果はすごいのだな・・・。おすぎさん(確か)も、漫画を読んだことなかったのに「のだめ」は読んだらしい。
それにしても、ドラマのテーマにこの7番を選んだ人はなかなかセンスいいですね。わかりやすくて、「クラシックは眉間に皺をよせて聴くものではないんだ、なんだ楽しいじゃん!」と、老若男女問わずに感じさせることのできる力を持ってますからね。要はきっかけなんてどうでもいいんで、そういうところからクラシックに入っていってもいいんじゃないかなと思います。

棒は「炎の指揮者・コバケン」。まさに炎となった小林さんにあおられて、オケも熱くヒートアップ。あんなに楽しそうにのびのびと演奏している日本のオーケストラを、私は今まで見たことがなかったといってもいい!だって顔がもうほころびているんです。笑っちゃってる奏者もいらっしゃいました。もちろん、楽しくて仕方なくて顔が緩んじゃってる、という笑いです。顔がそうなっていると、身体もいい具合に脱力できて、その身体から出てくるものもより舞踏的でわくわくする音楽になります。だってこの曲、舞踏せずにはいられないもの!
飛び跳ね踊りながら入魂の棒を振るコバケンさんは、その姿に初めて接したお客様達にとても強い印象を残したことでしょう。

いやぁよかった、ベトシチ。ありがとうございました。

月曜日, 6月 04, 2007

ニュータウン

立川のあと大宮へ。両方ともどんどん新しく、大きくなっている街。そして駅の雰囲気が同じ、個性はない。同じチェーン店に同じデパート・・・多くの人が集まり交じり合いながら、それぞれ上手に自分のシャッターを閉じている。

大宮から、ニューシャトルなるものに初乗り。
ホームから覗いた景色。ぼけてるけど。

日曜日, 6月 03, 2007

小麦粉の無残な末路

昨日の夜中セットしておいたパン焼き器。日曜日だけど普通に早起き、久しぶりのパン朝食だなぁ、なにをつけて食べようかな!とわくわくしながら開けてみると・・・な~んと、底のほうに石のようなかたまりが!そうです、イーストを入れるのをすっかり忘れていたのです(泣泣)。せっかくいい小麦粉を使ったのに!一晩中働いたパン焼き器君も虚しく感じていることでしょう。
すごくがっかりして、和朝食に変更。ご飯とお味噌汁にお皿を5つ並べて、しっかりいただきました。

さて、家の中を整理しよう。大掃除や部屋の整理整頓は、精神もしゃっきりさせます。

土曜日, 6月 02, 2007

前進あるのみ

今日もかなり真剣に、太極拳とフラメンコ。この日は、いつもはあまり使われてない脳を使ってる感じがします。太極拳はどんどんやることが増えているので、もう2時間では足らないほど。扇が特に楽しくなっているので、週3回は早朝に自己練しよう!と心に誓ったのでした(今度こそ)。

フラメンコも、思い切って9月に初舞台を踏むことにしてしまいました!こうして決めていって自分を追い込まないと、いつまで経っても初舞台はやって来ないですからね・・・ それにしても!夏はきっと特訓、武者震いしますね~。

爽やかな一日だったなぁ。梅雨の前、貴重な空気かもしれないと思って、駅からゆっくり歩いて帰りました。そうそう、電車の窓から一瞬、綺麗なグラデーションで咲いている紫陽花が見えて、ときめきました。勝手に私の誕生月の花だと思っている紫陽花、大好きです。

金曜日, 6月 01, 2007

普通すぎる一日なので


現在家中が華やかになっています!上の写真はその一部。皆さまどうもありがとうございました。

そして新CDのジャケットです*