土曜日, 12月 30, 2006

テロール

サダム・フセインの死刑執行の準備が整ったとの報道。

湾岸戦争からここまでの一連の流れ、まったくもって釈然としないです。すべてにおいて魂胆がみえみえ。

にもかかわらず、

疑いもなく旗を振っている“善良な”人たち、彼らはきっと歓喜の声をあげて新年を迎えるのでしょう。
背筋が冷たくなる恐ろしさ。

後味の悪い年越しになりそうです。

金曜日, 12月 29, 2006

最近、子供のころのように空を眺める

大雨のあと、まるで春のような日が続きましたね。そうこうしてる間に今年もあとわずか。今年は余裕で700枚近い年賀状書きを終え、さあ身を入れて大掃除だ!と思ってましたが、結局大晦日まで予定が入り、必要な楽譜やCDを探すのに苦労するピアノ部屋や、とりあえずの物置となってる和室は結局手付かずのまま。う~む。

昨日おとといは、あるホールで他のレコーディングの空き時間を利用させてもらい、CD収録準備のためのリハーサル。ホールの“場”にはそれぞれ個性があって、もちろんピアノにも個性があって、それに自分の音を馴染ませながら一番いい響きを創り出すには、少し時間が必要なのです。特にこのホールはとてもよく響くため、演奏会本番のように気合を入れて弾いてしまうと、録音では飽和してしまう。前回のCD収録でそれがわかったので、今回の試し弾きでは、繊細に繊細に弱音を作っていきながらどう色を出していけるだろうかということに神経を使いました。本録音は楽しみですが、やはりいつも緊張します。

さてこの文化センターでは、昨年春から<黒澤明のすべて>として全作品の連続上映をしてるんですね。知ったときにはもう、「姿三四郎」「酔いどれ天使」「野良犬」「白痴」「羅生門」などなど終わってました。そういえば数年前スペインで「生きる」を見たんだけど、スペイン人たちこのテンポに耐え切れずに1人、また1人と会場を出て行ったっけ。ちなみに次回「七人の侍」、もう完売だそうです。

木曜日, 12月 28, 2006

カザフスタンの場所、わかる?

昨日、カザフスタン人の友人・B氏から数日遅れのクリスマスメールが届きました。
航空運賃がまだとても高かったころ(といってもそんなに昔じゃないですよ!)、アエロフロート・モスクワ経由でヨーロッパに飛んでいたのですが、 あるとき隣り合わせた東洋的風貌の彼(カザフスタンには、金髪青い目の西洋的人種もいるので)となんだか話が合って、モスクワまでしゃべりっぱなし。上から下がってるあの小型テレビに映されるソ連映画を、英語で通訳してくれたりして、退屈しないフライトになったのでした。それからずっと、お友達なのです。
それにしてもMerry Christmasって書いてあるけど、・・・Bさんイスラム教徒なんだよなぁ。

水曜日, 12月 27, 2006

海の向こうから

以前登場したスペイン人ベアちゃんから、葉書が届きました。ボランティアスペイン語講師として参加中の「世界一周船の旅」は、執筆時スエズ運河を航行中とのこと。葉書の写真は ヨルダンの世界遺産、ペトラです。「ペトラを訪ねた!でも最高だったのは、ケニア!これからエジプト、そして・・・」と、字が躍ってます。旅先から便りをもらうって、いいですよね。
フランス、スペイン、スイス、アメリカとほうぼうに住んでいる友人たちからも、この時期続々とクリスマス&新年カードが届きます。メールで済ますことの多い時代、手書きのお便りはとても重みを感じます。

世界は狭くて、やっぱりとっても広いのだ。たとえば今、エチオピアは戦争してるんだけど、日本にいてそういうこと身近に感じられるかってこと。アメリカがからまなければ、ニュースにもならない。コントロールされた電子の海のなかで、さも気持ちよさそうに泳いだとしても・・・そこに“実感”はない。
同じように、ヨーロッパで「日本は中国のおまけ」みたいな認識しかない人が多いことも事実。あちらで見る平面の世界地図はヨーロッパが中心にくるように作られていて、日本は端っこのほうにちょこっ、と中国大陸にくっついてるように見えるから、そんな印象も仕方ないのかもしれませんけれどね。北朝鮮のことなんか、(少なくとも私の滞在中の数年間)スペインの新聞にはほとんど出て来なかったし、したがって拉致問題などもあまり知られていないです。

脱線しましたが。
多くの代えがたい経験をして帰ってくるだろうベアちゃん、それまでのつつがなき旅路を祈っています!

クリスマスのおまけ。


パスカルのおうちでいただいてきたプレゼント。色とりどりのきらきらした紙に包まれた、チョコレートやゼリーです。 この紙が、フリンジが入ったりしてなかなか凝ってます。

昔フランスの子供たちは中身を食べたあと、この包み紙を次の年のクリスマスまで大事にとっておいて、いくつも長くつなげてツリーなどに飾るのが楽しみだったんですって。

素晴らしいリサイクル、エコライフではありませんか?

月曜日, 12月 25, 2006

イヴは素敵な仲間たちと・・

24日、まずは荻窪のホール&ギャラりー主催のクリスマスパーティー。ご近所の方々と、今年このホールやギャラリーにゆかりのあった方を中心とした、 アットホームな会となりました。(なにやら秘密の相談?の写真は、近所にお住まいでグラシア会員でもあるSさんが、いつの間にやら撮影)
一人一品持ち寄ったお料理がたくさんテーブルに並んで、とても豪華!私は、以前この日記でもご紹介した、アロスコンレッチェを作っていきましたが、お米3合と多めに使ったら、お砂糖の分量が控えめになってしまい(何しろ分量なんて適当ですから・・・)、あまり甘くなくてちょっとがっかり。あっさりしていて、日本人のお口には許容範囲だったようでほっとしましたが、スペイン人だったらその場で「砂糖ちょうだい!」って言われそう。赤ワインで酔った勢いでピアノに座り、数曲を演奏。続いて「クリスマスソング!」「ビートルズの“イエスタデイ”!」ととんでくるリクエストにお応えしているうちに、おいとましなければならない時間になりました。あとからいらした方々で会も盛り上がってきた頃で名残惜しかったですが、次の約束へ移動です。

電車を乗り継ぎ、最近我が家の近く(といっても徒歩で50分の所ですが)に越してきたフランス人のカリスマ歌手・パスカルさんのお宅へ。中へ入ると、音楽をかけ陽気に踊りながら料理をするパスカルさんが、にんにくや香草のとってもいい匂いとともに迎えてくれました。奥様の美人3姉妹、そしてお友達2人はもうテーブルで待っていらして、そのままお食事になだれ込み。さすがはクリスマスイヴ、一日ノンストップで食べ続けているなぁ。「今日は横浜で仕事だったから、帰ってきて2時間でこれ全部作ったよ!」「えっ2時間で?すごいね~!」「うん、すごいよほんとに」お料理の腕はもうプロ級、本場フランスの味です。エスカルゴやカエル、魚介のサラダに若鶏(雄)の丸煮・・・目に華やか、舌に繊細なフレンチの饗宴に、もうくらくらしながらいただきました。日本のフランス料理レストランでフルコースをいただいたあとなど、あまりに少なすぎて帰り道にちょっと哀しい思いでラーメンを食べなければいけないほどの私ですが、今日はなんてったって本当のフランス流!逆の心配をしなければならないかも。(フランスでレストランに入って普通にフルコースを頼んだら、ホント食べきれませんよ!)フォワグラのパテをパンにぬって、ちょっとだけレモンを絞ると美味しいよ、とも教えてもらいました。

「料理はねぇ、僕にとっては生きている証だな。自分のつくったものをおなかに入れてくれるというのは、信用してるってことでしょ。そのうえ美味しいって喜んでもらえてちょっとハッピーになってくれたら、それは僕にとってもすごく幸せなこと!」

11時をまわり「そろそろ帰ろうかな?」というと、「なんで!?泊っていけばいいじゃん、近いんだから」「でも・・いろいろやることがあるしさ・・・」「お前もニホンジンだなぁやっぱり!ダメだな~もう!」そう言われて「・・・わかったよ~じゃあ泊りますよぉ」と観念。いい具合に酔っていたパスカルさん、3時ごろまで上機嫌でした。翌朝、眠い身体を無理やり起こして、これまた眠そうな奥様に見送られて帰宅。
本当にご馳走様でした!(場をさらになごませてくれた、ミニダックスフントのタッフィーちゃん。)

土曜日, 12月 23, 2006

5時間で得たことは、ラーメン1杯の食。


今日、磯野鉄雄さんのギターリサイタルに出かけたのですが・・・乗った西武線が途中で人身事故で止まり・・・1時間20分動けず・・・結局ホールまではたどり着けず、池袋でらーめん食べてまた家に戻りました。うぐぐぐ。年末は、毎日どこかで人身事故。なんともいえない。
行きがけ、道で撮った、夕暮れ空の写真。ぼやけてしまったのがまたいいな。この川沿いの道は、いつの季節も好きな場所です。

ブラスに酔った夜

今日は快晴!久しぶりにほぼ開始時間に間に合い、今年最後の太極拳を2時間半。といっても、練功、八段錦、24式、48式、扇とやっていたら2時間半なんてもう、あっ!という間。 集中しながらもリラックスしていたら昨日の気持ち悪さも和らぎ、おなかもしっかり空いてきました*

というのは昨日、横浜でのコンサートからの帰り、とにかく気持ちが悪くて・・・途中で何回も電車を降りながら、やっとのことで家にたどり着いたんでした。出かける前からめまいの兆候があり、コンサートのアンコールでの大音響を聴いたあとは自分の意思に反してぐらり!と身体がまわってしまい、近くの方にぶつかったりしていたんですが、そのあと電車に揺られたことでさらに三半規管がやられたようです。そのうえ、10時間も何も口にしていなかったことが拍車をかけたらしい。証拠に、12時過ぎに家に着いてから「気持ち悪~い」と言いながらもたくさん食べたら、少しおさまりましたもの。(夜中1時ごろにまだパクパク食べてるなんて、まるでスペインの夏みたい。)私は数時間ごとに何か食べていないとホントふらふらになる、燃費の悪い人間で・・・世の中に食べる物がなくなったら、きっと真っ先に飢え死にするタイプです。

さてそんなことより、昨晩のコンサートは・・・佐渡裕さん指揮のシエナ・ウィンド・オーケストラだったのでした。
とにかくブラスは、熱い!楽しい!迫力!!チケットは完売、佐渡さんがステージでお話なさった(佐渡さんの振る演奏会はトークも楽しみなんですよね)情報によれば、ヤフオクでチケット1枚2万円の値がついたとか。プログラム曲目も、2回の休憩をはさんでなんと3部までありながら、もちろん飽きさせないし、それぞれにう~んと聴かせる構成。

A.ゴープのメトロポリスというジャジーな曲は、とてもかっこよかった。第2部の幕開けは、ベニーグッドマン。ステージの向こう側の席に陣どった、ブラスをやっている中学生らしき子供たちも、もうノリノリでスウィングしているのでありました。会場がノッてきたところで、佐渡さん客席を全員立たせます。マンボのステップ、掛け声(っていうのかなぁ)、決めポーズなどを練習したところで、突然、佐渡さんとオケのメンバー一斉にマンボ衣装を!そして、全員参加の「マンボNo.5」で大いに盛り上がったのでした。来年春に発売されるこの日のライヴ収録DVDには、マンボを踊る私も映りこんでるかも?!

ほぐれたところで、第3部<ショスタコーヴィチ生誕100周年>で引き締めるというのがまた、粋。ハワイアンギターやバンジョーが入る面白い編成の、ジャズには聴こえない「ジャズ組曲」や、「二人でお茶を」のショスタコアレンジ(こんなものがあったんですね)の、そのまたブラスアレンジ、そして最後は交響曲第5番<革命>の第4楽章。

アンコールの最後は、恒例「星条旗よ永遠なれ」の会場も参加しての演奏。楽器を持ってきた人は、ステージに上がって(もちろん客席でもよし)、この曲を一緒に演奏できるんです。年々増えているらしくてもうステージには上がりきれず、その数、ほとんど客席より多いんじゃないかと思うほど。この日のために練習してくるんだろうなぁ、子供も学生も社会人も、譜面などもちろんなしで、自分のパートをバッチリ完璧に吹いてる。ギター持って弾いてる人もいました。すごく盛り上がったけど、その大音響のおかげで、前述のめまいにつながるんでした。

一緒に聴きに行った榊原麻理子ちゃんと一緒に、佐渡さんを楽屋訪問。いつもながら、笑顔で丁寧に応対してくださいました。ありがとうございました!また、楽しみにしています。

金曜日, 12月 22, 2006

ニ度寝の功罪?

今朝は早くから頭がさえ、5時半ごろには「もう起きたい!」と思ったのですが、演奏会のないこういう時期にしか十分に眠れないんだから、という欲がもたげてきて、とりあえず目を閉じてみることに。
しかし案の定、小刻みにリアルな夢を見ては目が覚めの繰り返し・・・疲れ果てた挙句、ときはすでに9時になっていたのでした。何番目かに見た美輪明宏さんの出てきた夢も、すご~くリアルでしたね。ビビッドなお洋服の色の組み合わせがとても美しくて、まわりには人間ではないようなオーラが・・・直接会話もして、本当に美輪さんに会ったと思ってしまった。

夢でぐったりな身体を起こすべく、真っ黒くろに濃~い(これはいつものことだけど)コーヒーを入れて、昨日まいちゃん親子がおみやげに持たせてくださったケーキと一緒に、朝ごはん。
まいちゃんのお母様が、忙しい一日のお仕事の合い間合い間につくってくださったケーキ、オーブンで焼いている途中には「わ~っスポンジがふくらまない!」生クリームを泡立ててから「あッお砂糖入れるの忘れたっ!」ともう、大失敗作だ・・と大いに落ち込んでいらっしゃいましたが、なにはともあれ、まいちゃんがイチゴとリンゴ、チョコクリームやミックスチョコなどでデコーレーションして仕上げてくれました。で、いただいてみると・・・いえいえどうして、本来出来上がるべきだった姿からすると失敗だったのかもしれないけど、味は素朴で美味しかったです!甘くない生クリームも、私にはちょうどいいくらいでしたよ。


実は子供のころは甘いものがまったくダメだった私、今は亡きおじいちゃんが、私の誕生日にはいつも生クリームとイチゴのデコレーションケーキをプレゼントしてくれていたのですが、私は生クリームをきれいに全部とってから、スポンジとイチゴのみを食べていたんでした。お饅頭も最中も、あんこは抜かして皮だけ。ソフトクリームもコーンの部分だけ。もったいな~い!お菓子に対して、いやお菓子職人さんに対して失礼千万でしたな。

このケーキとコーヒーでエネルギーが速攻充填され、身体も頭もすっきり!さぁこれからピアノと年賀状、そして夜は、横浜までコンサートに行きます。

ご馳走とお酒の日々

昨日の夜は、来年の春一緒にコンサートをするうら若き女性演奏家お2人(ヴァイオリンとクラリネット)と、小さいコンサート企画を数多くなさっているS氏と「顔合わせ」と称してお茶・・・のつもりが、結局飲み会になりました。

池袋の通りからちょっと入ったところにある、小さい沖縄料理のお店。Sさんのいきつけで、なかなかよろしゅうございました。もちろん私は、コップになみなみの焼酎に少々の氷、シークワーサーエキスを混ぜながら。お食事もがんがんいただいてしまいましたが、豆腐系、もずく、おから、野菜、と実に健康的な沖縄料理、おなかにも優しく、もたれたりする心配もありません。沖縄といえばはずせない「らふてー」も美味しかった。

途中、Sさんの後ろに座っていた男性が「ちょっと!気をつけてよ、肘!ぶつかってるんだよ」。背もたれがなく奥行きも浅い椅子同士がぴったりくっつきあっているんだから、多少は仕方がないと思うし、言うにしてももうちょっと言い方があるでしょう~という感じ。謝ったSさん、しばらくしてまたその男性の背中に肘がぶつかってしまい、「あっごめんなさい、またぶつかっちゃったっ」と言って肩をすくめた姿が、とてもお茶目でしたよ。帰りの駅構内では、若い女性が前から来た男性をよけきれず「ちっ!」と舌打ちしていました。気持ちがスサんでるのね~、みんな。とげとげしているのは自己防衛なのかしら?・・・

今日の夜は、私の小さいピアノの生徒さん、まいちゃんのおうちにお呼ばれ。これまたたくさんの(健康的な)ご馳走をいただき、日本酒を飲んで、おみやまでいただいて、ひゃ~と言いながら帰ってきました。そのあと、さっきまでピアノにむかってました。お酒が入って、少し醒めたあたりで弾くモーツァルトは、楽しい。

木曜日, 12月 21, 2006

タイトル戻しました(涙)

ブログのタイトル、元に戻しました。
何人かの方から、「ブログが真っ白!」とのご連絡をいただき、 調べたところ、エクスプローラで見てくださってると何も表示されなくなっていたようです。私はFirefoxを使ってるので何の問題もなかったのですが・・・エクスプローラだと何故おかしくなるのか、よくわかりません。ともかく、手っ取り早いのはタイトルをスペイン語に戻すことだったので、またこうなりました。
そろそろ他に引っ越したほうがいいのかな?それとも、今みたいにひっそりめにつぶやいているほうがいいかな。

水曜日, 12月 20, 2006

ひこうき雲

レコーディングのお仕事へ行きました。NHKではないので、一体なんの録音だろうナと思いながらスタジオへ入ると、ダ・カーポさんが。最近、よくお会いするなぁ。お2人はいつでも本当に素敵です。
この現場で、ヴァイオリニストの加藤えりなちゃんとほぼ10年ぶりに偶然の再会。オランダで出会って以来で、私のほうは最初気がつかなくて、ごめんなさい。

このスタジオのすぐそばに、狭い坂道の上から東京タワーが思いがけず大きく臨めるスポットがあり、ひそかに気に入っています。ひさしぶりに来た今回もその場所を確認し、赤羽橋あたりから神谷町に出て、日比谷と池袋で用事を済ませて帰宅。

今日も飽きずにながめていた空は、飛行機雲が似合っていました。うすピンク色のもやがかかったキャンバスに、思い思いに描かれた何本もの飛行機雲。
駅から自転車で帰る途中、青信号の横断歩道の手前で突然止まり、この日見た最後のひと描きを写メした、ちょっと迷惑な私でした。

思い出した、ユーミンの「ひこうき雲」・・・かなしいけど、好きな歌だったな。

火曜日, 12月 19, 2006

街にいながら

都心で写真撮影のため、電車に乗ってぼんやりしていた昨日の夕方。
そうそう、ここから富士山が見えるんだ。そう思って遠くに目をやると、蒼い稜線の向こうで、橙いろに燃える球がまさに最後の耀きを放っているところでした。筋になって長くのびた光線は刻々と姿を変えていき、小さくちぎれた形の雲は下から照らされて、鮮やかな桃色に染まっています・・・私だけが気づいているらしいその美しさといったら。なんだか私は、まるで恋をしてしまった瞬間のように動悸がしてきました。

ヒマラヤに行きたい。またふと、そう思いました。周りにはヒマラヤに行った人が何人もいて、「すごいよ。きっと音楽が変わるよ。」と口々に言う。音楽なんて、傷ついたり、恋をしたり、失ったり、乗り越えたり、そんなことでどんどん変わってしまう。それはやっぱり、こころから出てくるものだからね。と、私は思ってる。でも、そんなことも超越した圧倒的な自然と対峙したとき、いったいどんなことがおきるんだろう。とも。

池袋に着くころには、すでに空に光はなく、もとより見上げる空もなく。
キリスト生誕とは関係のなさそうなクリスマスに浮かれる人の波に流されないように・・・インプットした目的地まで、もう前を見るしかないのでした。

日曜日, 12月 17, 2006

タイトル変えました。

ブログタイトルを変えました*慣れるまで、きっとちょっとドキドキです。どうぞよろしくお願いします。でももしかして、また気が変わるかも。
最初、Compás de espera(音楽で、休止の小節のこと)という名前をブログにつけたのは、実はリンクで入ってきてくれるスペイン語圏の方向けにスペイン語でも書こう、と思っていたからなんですが、結局そんな時間はとれないでいるし、日本の読者の皆さまには訳のわからないタイトルだったので。

さて今日は午後の予定がキャンセルになって、明日の通訳のお仕事もキャンセルになって、ぽかっとなりました。でもかわりに、1月のレコーディング準備が年末に早まったりしているので、これからピアノと戯れることにします。

土曜日, 12月 16, 2006

ポップスター?


15日、東中野にあるラテンアメリカ(&スペイン)文化センター「インパクト・ラティーノ」でのMickoライヴに、バンドメンバーとして参加しました。 ポップスバンドでピアノを弾くっていうのは初めての経験でしたが、たまには単純に楽しめますね。Mickoのオリジナルナンバーだったけど、耳で覚えてもう知ってる曲ばかりだから、構成さえ把握してれば練習もいらないのね。はじめから楽譜がないっていうのは、クラシックのプレイヤーからするととても新鮮な世界。「ここ4小節、なんかソロやっといて」とか。で、本番でなんかやる。
ギター片手に東京砂漠を移動していた私は、「楽器持つってかっこい~い!」と悦に入ってました。
というわけで、真夜中の駅にてパチリ。なんだかすごく安定のいい足位置になっちゃってました・・・

金曜日, 12月 15, 2006

塩ちゃんこで・・・

いけないいけない。毎日ブログを更新しよう!と誓ったのもつかの間、、、え~、言い訳はナシにして、14日夜の不思議な忘年会のことでも書きましょう。

小雨の降る寒い夜、「アーティスト忘年会開催」との連絡メールに誘われ、両国の塩ちゃんこ「巴潟」へ。メンバーは男女4人ずつですが、前から存じあげているのは、ミュージックセラピストの坊先生と映画監督出馬さんのみ。「まるで合コン・・?」意味不明の半笑いで会場へ向かった私です。
集まった面々は、ギタリスト&プログラマー・高橋さん、建築家・長田さん、映画監督・植田さん、モデル・裕子ちゃん、心理療法士・温古さん。会話から察するに、この5人に加えて坊先生、出馬さん、私・・・と、ほぼ全員が肩書きの前に「異端」とつけられるとにらみました。やはり“類友”なのでしょうか。

出馬さん(通称Izmax)が絶賛するとおり、塩ちゃんこ美味しい!ほろっととけていくつみれ、最高です。最後にいただいたおじやもよかった。そうそう、芋焼酎をロックで飲んでいて気づいたことが。焼酎を飲んでいると、私はどうも酔いがさめていくようなのだ。ほんのちょっとの乾杯ビールだけでほんのりふんわかしていた顔もアタマも、焼酎がすすむとともにスッキリ明晰になっていき・・・あれっ?飲み足りない・・・という感じでお開き時間がきてしまいました。そういえば先日も、芋焼酎ウコン茶割でどんどん酔いがさめていったっけ。それがどういうことなのかわかりませんが、とにかく私は蒸留酒と相性がいいらしい。そう、ビールやワインよりもウィスキー、焼酎、バーボン、テキーラetc.でございます。

出馬さん「この面子これでもう一生会わないか、また何かで会うことになるか、どっちかだな~!ハハハ!」と豪快に笑ってましたが、そりゃあ、どっちかでしょう。それぞれ創造的で魅力あるお仕事を持たれている皆さん、とっても楽しい時間を過ごさせていただきました。“楽しい”だけでなく実のある会話って、後味がいいんですよね。またお会いしたいものです。(カメラ持ってってたのに、また写真撮り損ねました)

アニヴェルセルでのコンサート

12日、お洒落スポット・アニヴェルセル表参道に、フルートの榊原麻理子さんとギターの松尾俊介君のコンサートを聴きに行きました。
奥にあるチャペルで麻理子さんがトークを交えて贈る<アニヴェルセル・シリーズ>第2回目の今回のテーマは、「リヴァプールから」。このチャペルのステンドグラスや椅子は、リヴァプールの教会からそのまま持ってきたものだそうですが、その教会で開かれていた音楽祭で、ジョン・レノンとポール・マッカートニーが初めて出会ったのだとか。そんなわけでイエスタデイやハッピークリスマスなどおなじみのナンバーのほか、ポール・マッカートニー作曲によるオラトリオから、ボーイソプラノの素敵な歌をフルートとギターにアレンジしたものなど、興味深い曲目も。
このチャペルは、よく言う“お風呂場状態”のような響き過ぎということもなく、マイクなしでもすべて最後列まで届くという理想的な響きで、正直びっくりしました。いらしていた俳優&ケーナ奏者の田中健さん(麻理子さんのご両親とは、デビューが1年違いだったそうです)も、打ち上げにて「うらやましい~」を連発。
休憩なしで1時間ほどのコンサート、すっきりしていてこういうのもいいなと思いました。次回も楽しみに伺いますね!あっ、表参道のイルミネーションを写真に撮るのを忘れた・・・

日曜日, 12月 10, 2006

パーティーシーズンの始まり

そろそろ忘年会のシーズンですね。私も、これからクリスマスあたりまでは連日、いろいろな会への出席が続きます。
土曜は門前仲町の作家・Yさん宅で、Aクラブの忘年会。私は初参加でしたが、楽しくお話させていただきました。ちなみにこの日のおともは芋焼酎・ウコン茶割り。

今日は、お友達の結婚パーティーでした。しか~しスペイン人と一緒だと、定時に到着するのは至難の業。(とひとくくりにはできないですね、時間にルーズなのはごく一部のスペイン人です、と訂正しておきましょう・・・)余裕を持って30分前に着こうと思った私の思惑は見事に裏切られ、出るときにいろいろありまして、バスも遅れたりして、結局15分も遅刻で代官山の会場に到着。皆さんはもうお食事を始めていて、あぁぁ、見渡せば新郎新婦に近い前列の席が2つ空いている・・・本当に恥ずかしい。列席者は、ほとんどが新郎新婦とほぼ同世代の若い方々でしたが、外務省や法務省というお役所の方々も多く、きっと予定時間ぴったりに始まったはずと思いながら、それよりもお2人に失礼なことをしてしまった、と小さくなって席に着いたのでした。

第1部で演奏なさった新郎のご友人ギタリストの方が、なんと、当日記にも数日前に登場したマンドリン奏者の遠藤さんのお知り合いということがわかり、びっくり!音楽の世界は、どこかですぐつながってしまうんですね。私も、お祝いに2曲弾かせていただきました。本当におめでとうございました!末永く、お幸せに。
左:お2人にいただいたかわいいお花です。

金曜日, 12月 08, 2006

幻想・太田黒公園


昨日、荻窪にあるピアノサロン&ギャラリーオーナーのKさんのお誘いで、太田黒公園へ行きました。お隣に住まれているTさんご夫妻もご一緒に、寒さ対策のため頭からつま先まで完全防備の姿で出発。

まだあまり大々的に広まっていないこの公園の紅葉、地元の方たちだけが訪れる静かな雰囲気のなか、ライトアップされてとても素敵です。すべて真っ赤に染まっているのではなく、緑もかなり残っているのがまたいい感じ。
ここは、音楽評論家の太田黒元雄氏の邸宅跡の一部をできるかぎり原型を残しながら整備したという日本庭園。以前、氏の書斎だったところに置いてある100年前のスタインウェイを使った演奏会を聴きに来たことがありましたが、そのときは昼間だったし、お庭のほうにもあまり注意を払っていなかったので、今回はまるで初めて訪れたように新鮮。少しずつ葉の色づき方が変わり、紅葉する樹も移っていくのにあわせて、ライトの当て方も毎日研究されているとのことでした。

素晴らしかったのは、池の水面に移る情景。お掃除が徹底されているのでしょう、葉っぱひとつ落ちていない水にくっきりと木々が映りこんで・・・まるでこちらが地のなかにいて、空に足を向けて外の世界をのぞいているような感覚になるのです。その景色があまりにもリアルなので、見ているうちに自分がどこにいるのかわからなくなって、何度か吸い込まれそうになりました。
ときどき東屋や書斎の縁側に座って、しばし木々を眺めながらおしゃべり。ゆっくり1周したらほどよい時間になっていました。帰り道のカフェで、この日5杯目となるコーヒー(カプチーノにしました)をいただき、豊かな気持ちで家に帰りました。
太田黒公園、あまり多くの人で賑わってほしくないとも思いますが、おすすめの穴場ですよ。今年の紅葉ライトアップは10日(日)まで、夜8時まで開いています。

木曜日, 12月 07, 2006

天からの響き・マンドリン

昨夜は、マンドリン奏者・遠藤隆己さんのコンサートへ。遠藤さんは今年、偶然私の演奏会(グラシアサロンコンサート)にいらしてくださり、実はお互い同じ敷地内に住んでいるということがわかってとても驚いた、というおもしろい出会いをした方です。その後聴かせていただいたCD(3枚出されています)がとても素晴らしく、ぜひ生の演奏も聴きたい!と思っていたので、とても楽しみに伺いました。久しぶりのルーテル市ヶ谷、オルガンもあるステージには、大きいけれどシックなクリスマスツリーがあり、演奏会前の素敵な雰囲気をつくっていました。

さて、私はマンドリンソロの演奏に接するのは初めてだったのですが、とても楽しませていただきました。チェチェーレ、ヴィヴァルディとイタリアバロック期の聴き応えある作品が続いたあとに演奏された、C.ムニエルという作曲家の「マンドリンのための狂想的練習曲」(op.17。この日は12曲中6曲を演奏)は、特に新鮮でした。遠藤さんによると、日本であまり弾かれる機会はないけれど、ピアノならショパンのエチュードやリストの超絶技巧、ヴァイオリンならパガニーニのカプリスのような位置にある重要な曲だそう。確かに、超絶技巧が高度な音楽表現につながっていて、マンドリンソロ曲としての存在感を強く残すものでした。シベリウスの3つの小品op.81も、小品ながら説得力がありとても印象的。
後半のプログラムはスペインもの中心で、まずピアノの井出さんがモンポウを演奏、そのあとまたデュオとなり、メキシコ、スペインの親しみやすい曲が続きました。アンコールでのモンポウ「あなたのうえにはただ花ばかり」は心に響きました・・・美しくせつない、私も好きな歌曲です。(作曲家プーランクはこの曲を初めて聴いたとき、感動のあまり3回続けて演奏を求めたそうです。)

マンドリンの音がこんなに美しくて、表現の幅もあるということに驚き、私のなかの形のない「音楽の宝箱」にまたひとつ新しい響きが加わった、幸せな夜となりました。

火曜日, 12月 05, 2006

ディズニーランド

昨日は、妹とディズニーランドへ。朝10時前到着、すでに小さいお子さんを連れた若いご夫婦やママ仲間でにぎわっています。しかし歳のせいなのか、もともと人形などに興味を持ったことがないからか(お人形遊びするよりミニカーや列車模型、超合金のほうが好きだった)、特にワクワク感もない自分にちょっとびっくり。ときどき出くわすディズニーキャラクターの着ぐるみさんたちよりも、似たものカップルや親子、いきがりたい中学生など、人間のほうに興味がいってしまいました。

さて時間の制約もないので気楽な私たちは、園内マップなども持たず、30分待ちくらいのアトラクションからサラサラと入りました。初めて入った「カリブの海賊」は結構よかった。一番好きなのは、ビッグサンダーマウンテン。その勢いでスプラッシュマウンテンも行きたかったけど、妹を2回はだませなかったので断念しました。そう、妹はジェットコースター嫌いなのです。その昔、スペースマウンテンができたころに乗って、妹は降りてから歩けずに泣き笑いしていた(ほんとに泣きながら笑ってた)ということがあり、それ以来絶対拒否なのです。
混んでいたわりに結構いろいろ入って、3時ごろにはもう「出ようか」という感じになりました。帰る前に、これも初めての「ぷーさんのハニーハント(だったかしら)」に1時間並んでみて、やっと入ったら・・・これがまた私の大の苦手なタイプのアトラクション。回ったり後ろへ行ったりという不規則な動きに三半規管が翻弄されて、とても恐ろしかったです(プーさんなのに・・・)。ほとんどずっと目をつぶりっぱなしで、なんだか、しょぼ~んというシメになってしまいました。

私ってディズニーランドを楽しめなくなってしまったのか、とちょっとショックです。あくまでも私の感覚なので、ディズニーランドフリークの方ほんとごめんなさい。昼間だったからかもしれない・・・と自分をなぐさめつつ、とりあえず撮ったシンデレラ城の写真です。

月曜日, 12月 04, 2006

カエルさん

最近、カエルの夢をよく見るような気がするんです。しかもおっきいの。その姿に気づいたときには、びたん、びたんという音をさせながらいつも私から遠ざかっていってしまうんです。そして私は「あぁぁ待って~」と。現実か夢かときどき自信がなくなる私、本当に起きたと思いこんでいることが実は夢で見たことだったりしまして、このカエルもリアルな記憶として残像を持ってたのですが・・・よく考えてみると普段の生活にはないシチェーション。確かに幼少の頃、かわいいアマガエルを手に乗せて遊んだりしてましたが。
このカエルはなに?

土曜日, 12月 02, 2006

こんな日もありますね


今日はちょっと落ち込みモードただよってます。

朝6時に起き家事をすませ、7時15分に家を出て早歩きで皮膚科へ。通り道のわきの畑が、一面霜で覆われていました(左の写真)。7時40分に着いたにも関わらず(8時半診療開始)、もう多くの人が階段に並んでドアが開くのを待っていて、取れた順番は10番よりあとでした。 経過は順調、飲み薬もビタミンB12にかわって帰宅。すぐに着替えて太極拳へ。後半の扇の練習だけ参加です。
新しいところはなんとか覚えたのですが、夏祭りに間に合わせるため休んだ分を短期間でつめこんだところは、やはり身体に入っていなくてあやふやでした。今日は「尾てい骨をなかに入れる!」という指摘をされましたが、背中をそらさずおなかも出さず、普段意識していない尾てい骨なるものを自分の意志で動かすという難しさを実感。
さらに私は、フラメンコの影響で胸をはりすぎてしまうくせが出てきて、それを修正。フラメンコでは肩甲骨をつけるように肩をうしろへやるような姿勢をつくりますが、太極拳ではそれはNG。とにかく身体を「丸く」使っていくのです。そして“気”は先までとおっていなくてはならない。先生も徐々に指摘が深く厳しくなってきて、奥の深さを実感しています。

う~んとうなりながら家に戻り、お昼を食べてちょっとかたづけて、出かける準備。毎週のことですが走ってバス停へ。1時間20分後にスタジオに着き、フラメンコ開始。今日はめずらしくサパテアードの練習をじっくり、ほとんど1時間を費やしました。ここへきて私のサパテアードがまったくなっていないということがハッキリし、落ち込みます。クラスのみんなのフラメンコ歴は私より断然長く、今までほとんどクラスでのサパテアード練習を経験していない私との差があるのは当然とはわかっていても、一人ずつやらされるときに露呈する不器用そうな音やリズムがもどかしく感じられます。でも考えてみれば、練習をしないでいきなりレッスンだけでで上達していこうったってそうはいきませんよね。なにごとも、継続して練習を重ねないかぎり進歩はない・・・と痛感しました。おまけに覚えたてのアレグリアスでアタマがいっぱいになってしまったのか、入っていたはずのブレリアがとっちらかり、さらに落ち込み。

は~と肩を落としながら新宿へ行き、用事を済ませて帰宅。まぁ少なくとも晩ご飯は美味しかったな、という一日でした。
おっと、今日という日はまだ終わっていない。これからピアノにむかいます。。。

金曜日, 12月 01, 2006

身体は正直。

突然ですが、今週は帯状疱疹で始まりました。というか、すでに1週間ほど前からわずらっていたようなのですが、帯状疱疹はストレスがきっかけで発症するやっかいな病気だと思っていたもので、まさか元気な自分がなっているとは思いもよらず・・・神経痛のような痛みに「すごい毒虫にさされたんだ!」と思い込んで皮膚科に行ったら・・・症状を見るなり上記の診断が。やはり免疫力が落ちていたんですね~。何日もほうっておいたにもかかわらず、幸い軽くてすんだので、生活にまったく支障はなくほっとしています。

今日は、東京音楽大学で行われた国際モーツァルトシンポジウムに行ってきました。朝10時からお昼をはさんで6時までの長丁場。第1部は「モーツァルト療法の虚と実」というテーマ、ミュージックセラピストの坊啓子先生とともに、階段教室で拝聴しました。正直に申しますと、期待していたものとは少々違いました。興味深いお話もありましたが、演奏家の立場からみた全体の印象としては、もう少し「モーツァルトの音楽」そのものにスポットを当てていただきたかったなと感じました。せっかく海老沢先生が興味深いテーマを提示されたのに、あとの流れは、モーツァルトの話はどこに?といった感じでしたので。第2部も、シンポジウムというよりは学会の発表のよう・・・(ん?シンポジウムってそういうものなんでしたっけ?先日のボルヘスのシンポジウムは結構面白かったけどなぁ)音楽そのものの本質にせまる討論が聞けるものと思っていたほうが見当違いだったのかもしれませんが。失礼ながら4時で退室。坊先生とは久しぶりにゆっくりいろいろなお話ができて楽しかったです。

今日からもう12月。街のイルミネーションが華やかになってきました。きれいでロマンティックだけど、私個人的には、ネオンや看板や吊り広告のないところで目を休めたいなぁ。そうだ、久しぶりにお寺で座禅かな。