金曜日, 10月 20, 2006

水野暁さん個展



5,6年前マドリッドの語学学校で知り合い、同じ群馬県人ということもあって交流が続いている、画家の水野暁君の個展 solo exhibition -prologue- が、銀座・彩鳳堂で開かれています。彼の絵が出品される展覧会にはいつも伺っているのですが、今回はなんといっても個展!ちょっとどきどきしながらギャラリーのドアを開けると・・・これまたいつもより緊張気味?の暁くんが。写真では表しきれないですが、ちょっと浅野忠信似、ソフトな印象をかもしだしているけれど多分野生的なところもある、真面目な人です(わけわかりませんか?)。
そんなことはともかく・・一貫して“写実”という仕事に真正面から取り組んでいる彼は、生み出す作品を通して、静かではありますが確実に、世界に何かを発信していると思います。美術界のことはよくわかりませんが、市場が商業的なものであふれている今の時代に、一見地味ともいえる“写実画”が、通り過ぎるだけではない不思議な説得力+αを持っているというのは新鮮な驚きでした。水野暁君の画家としての生き方は、造形作家の礒江毅さんがおっしゃっている「客観的であろうとするからこそ、個性が浮き彫りになってくる」ということを示してくれていると思います。
個展は10月28日(土)まで開催(10時から19時)、会期中無休です。銀座にいらっしゃるときは、ちょっと足を伸ばして彩鳳堂画廊に寄ってみてください。
(写真は、作品「Love&Peace」の前で、この作品のモデルさん[お名前ごめんなさい!後で教えて。]と。)

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