日曜日, 10月 07, 2007

文化はあとに回され、先に切られる

昨夜はオーチャードホールで、スペイン国立バレエ団公演鑑賞。
高校・大学時代は生活をきりつめてでも、ダンスや演劇もよく観にいきました。ガデスもバウシュもベジャールも、シェイクスピアシアターもコメディフランセーズも・・・。ほんとに胸躍らせて、釘づけになって観てたものです。「学生券」のありがたさをつくづく感じる今日この頃。。。芸術科の学生たちよ、自分たちで創作することに夢中なのはわかるが、バイトに忙しいのもいいが、学生のうちにいいものをたくさん観てくれ~!と叫びたくなります。学生時代も終わりスペイン生活も切り上げて帰ってきたら・・・ほんと今はなかなか自分の行きたいものに行けなくなってしまった。チケット高すぎて!!
音楽業界でいえば、興行諸費用、ギャランティ、レッスン代その他において、日本人が世界の相場値段をつりあげていったのだ、というのは誰でも知ってる話。バブル終わってももうその前には戻せない、海外アーティストはとにかくどんどん東京に来て稼ごうとするし、政府も文化支援の余裕はなくてマネージメントは入場料でなんとかしようとする。結果、観客の入りに苦労する・・・という悪循環。もちろんものすごく話題になれば超満員御礼となるのだけれど、たとえば昨日のスペイン国立にしても、ホールの半分以上がガラガラに空いてるという驚きの状態でした。
なんか考えてしまったなぁ。ニッポンブンカコッカの先行きを。

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