日曜日, 10月 23, 2005

寝だめカンタービレ

今日は、午前11時起床!いつも最低2つはかけておく目覚まし時計も、今日ばかりはなし。外はすっきり爽やかな青空が広がり、まるでスペインでの日曜の朝のようです。その日の予定を何も気にせずに起きられるって幸せ・・・とにかく実に、気持ちがよかった。

近くのAさん宅にホームステイしている友人のホセルイスが、スペイン料理を振舞う、というのでお昼のお誘いをいただき、歩いて5分ほどのお宅へ。大きいお鍋に海老やムール貝の踊るパエリャが、いままさに完成せんとしていました。聞けば、鯛の前菜をつくるのに、細かい骨をひとつひとつ取り除いていくところからなんと4時間を費やしたとか!!その細かさには、Aさんご家族もびっくり。昨夜はご家族が寝静まってからも彼1人、台所で黙々と下準備に没頭していたそうな。意外に思われるかもしれませんが、スペイン人男性ってほんと、マメで真面目な人が多いんですよ。

ワインとともに美味しくお料理をいただき、ケーキとコーヒーまでご馳走になりご機嫌になった私、そのままご主人に駅まで車で送っていただきました。参宮橋で打ち合わせの後、国立オリンピック記念青少年総合センターのホールで行われた、日本モーツァルトコアーによるモーツァルト<レクイエム>演奏会を聴かせていただきました。今回と同じく茂木一衛先生指揮で、万霊節にはウィーンのシュテファン大聖堂で公演をなさるそうです。音楽の流れを損なわない適度なお話もちょうどよく、生と死を思いながら全曲を聴き終わったときには、濃い音楽を味わったという充実感と、こころよいカタルシスを感じていました。

よく寝て、よく食べ、そして音楽にひたる・・・極楽そのものですね。ありがたいという気持ちを、ピアノ演奏を介して、少しでもお返ししていきたいなぁと思いました。<それにしても「ねだめカンタービレ」なんて、もうゼッタイどこかで使われてるって・・・>

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