日曜日, 10月 16, 2005

Dreams shouldn't come true (sometimes...)

今朝は、極度の疲労と安堵が混じりあった目覚めでした。演奏家や音楽学生ならきっと誰でも見たことのある夢、そう、「本番演奏会に間に合わない!」というやつを見てしまったのです。

私はもともとリアルな夢を見るほうで(カラーかモノクロかなどという次元ではないのです)、目覚めてもしばらく現実と夢の区別がつかないこともしばしば。最近は回数がぐっと減りましたが(これは実際は夢を見ていても単に覚えていないということなんですよね)、高校時代には、毎日のように宇宙規模のSFスペクタルな夢ばかり見ていた時期があり、夢日記で一冊の本が書けるんじゃないかと思ったほどです。でも「夢を記すとそれが現実になる」と誰かから聞いたので、恐ろしくて結局やめました。

さて今日の夢は、「室内楽の演奏会本番の日」という設定。3時から会場リハなのに、目が覚めたのがなんと3時!ドレスも靴もなんにも用意していなかったためとにかく必要なものを大きなバッグに詰め込みながら、頭の中では「どうしよう!」がグルグル。演奏曲の楽譜を手に取ったとき「これ、ほとんど練習してない・・・」ということに気づき、血の気が引いていきます。とにかく1秒でも早く会場に着かなくては、と、寝ぼけ顔のまま出発。

なのにどうしても、体がうまく前に進まない。駅までの道も間違える・・・そのうち一人の女の人に呼び止められ、あろうことか一目惚れされたらしく(!)しつこく追いかけられ、なんとか振り切ります。(その人から渡された名刺の名前も覚えてます!)どうにかこうにか見知らぬ駅に着いたときには、すでに4時半。そして上野行きという特急が、今まさにホームから出て行くところでした。「あぁぁ~!行っちゃった!次の電車は!?」表示板を見てそのホームに降りたのに、そこに待っていたのは逆方向へ行く電車。これでは本番にも間に合わない!!と頭が白~くなったところで、ゆるゆると目が覚めました。

演奏会本番で、もう舞台の袖にスタンバイしているのに、弾く曲をまったく練習していないとか、「私、これから何を弾くんだっけ!」とかいうのもよくある夢。面白いことにこの種の夢って、演奏会の予定が少し空いて、リラックスしているはずのときに見るんです(少なくとも私の場合)。夢を見ているとき、からだの中では何がおきているんでしょうね。悪夢の場合、大体は危機一髪で目覚めますけど、筋肉が硬くなっていたり喉がカラカラだったり、心臓の動悸がものすごかったり・・・。やっぱり、脳の活動が身体の状態を操っているということなのかな。先日もフルマラソンを走った夢を見て、起きたら両足の筋肉が棒のようにぐったりしていたし。夢って、不思議な世界ですね。

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