水曜日, 5月 24, 2006

グラシアサロン1最終回


20日、グラシアサロンコンサートシリーズⅠ<スペイン音楽はいかが>最終回公演がありました。この日は、朝からむしむしとして夏のような陽気、かと思ったら夕方から強い雨が降り出して、がっかり。それでも、その雨は開場前にやみ、ほっとしました。

この日のテーマはアルベニスの小品。タンゴ、入り江のざわめき、カディス、パバーナ・カプリッチョなどなど、ギター編曲で知られた曲が多かったためか、曲をご存知で来られた方が多かったです。オリジナルのピアノで聴くのは初めてという方も何人もいらっしゃいました。また、タンゴ世代の方は、後半に入れた「タンゴ・ミニセレクション」を喜んでくださり、今度のCDにはタンゴをたくさん入れて!というリクエストも。

休憩中のお楽しみはスペインのスパークリングワイン、カバと、素朴なお菓子ポルボロン(アル・アリモンさんどうもありがとう)。もちろん私も、ちゃっかり両方いただきました。恒例のショパンアンコールには、季節に合わせて「雨だれのプレリュード」、そしてお客様のリクエストで、予定にはなかった「火祭りの踊り」を演奏し、熱い終演となりました。ご来場くださった皆様、本当にどうもありがとうございました!
このサロンシリーズはまたⅡ、Ⅲ・・・といろいろなテーマで続けていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。次はどのサロンに出没しますか・・・お楽しみに!

打ち上げには、ピアノを愛する俳優座のベテラン俳優、中野誠也さんほか、初めて私の演奏会にいらしてくださった方もご参加くださり、いつもながら大変盛り上がりました。中野さんとはスペイン、舞台、音楽などについて話も尽きませんでしたが、実は私10歳のときに、彼の出演した俳優座公演を2回も観ているのです。それが私の初めての本格的演劇鑑賞で、実に強烈な印象を受けたのですが、思えばあれが私の演劇開眼でした。音楽を通じたひょんなめぐり合わせに、びっくり感激の夜でもありました。

掲載の写真は、おなじみ「ボックリ博士」中村さん撮影。

0 件のコメント: