水曜日, 8月 16, 2006

8月15日。

昨日は、銀座の某スペイン居酒屋さんで食事をしてから、画廊「月光荘」へ。こじま素子さんの個展です。スペインやメキシコで描かれた絵を中心に、素敵な作品が並んでいました。しばしお話をしてから、池袋へ。東京芸術劇場内のカフェでマネージメントのIさんと10月の演奏会の打ち合わせ。その場で、二誌から受けることになっているインタビュー取材の日取りも決まりました。(発売日が近くなったらHP上でもお知らせします*)

そのあとLIBROへ行き、どっさり本を買いました。「アストル・ピアソラ 闘うタンゴ」(斉藤充正)、「ピアソラ 自身を語る」(ナタリオ・ゴリン 斉藤充正訳)、「翼のはえた指~評伝・安川加寿子~」(青柳いづみこ)、「栄華のバロックダンス」(浜中康子)、着物雑誌KIMONO姫⑤(桐生が載っていたので!)そして「風の男 白州次郎」(青柳恵介)、白州次郎「プリンシプルのない日本」・・。白州次郎さんは前々から大好き。10年ほど前に白洲正子さんに魅かれ、同時に、そのパートナーであった次郎氏もただならぬ人だったというのを知ったわけです。最近の日本の置かれている状況にからんでまたクローズアップされてきているようなので、ぜひ、「白州次郎」というひとに興味を持っていただければと思っています。
「小泉首相靖国参拝」のニュースから始まった今年の終戦記念日、いつになく、日本と世界の行く末に不安を覚えました。おもにアメリカとソ連だけを見ていればよかった冷戦真っ只中のころとは、明らかに違う不安。「正義」ということばがやたらひっかかる。戦争を知り、語れる世代の日本人も年々少なくなっていく・・・もしも、白州さんが今の日本を見たら、どう仰るのでしょうか。

そんなことを考えながらも、ずっと買いたかった本たちをやっと手に入れられたので(上に挙げた本のほかにもまだ買った。これも「デパート共通券」のおかげです~)、満足で帰宅。そうそう、LIBROでは、3000円以上購入すると家まで無料配送してくれます。

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