日曜日, 1月 07, 2007

賢者は町にやってこない

昨日6日は、三賢王の日。スペインでは、3人の賢者たちがイエスに会いにやってくるというこの日までがクリスマスです。大通りには華やかなパレードがやってきて、このころとっても寒いんだけどみんな外へ出て楽しみます。キャンディーなどのお菓子も撒かれるのですが、自分の子供や孫のためなんでしょう、必死の形相で拾い、時には取り合いまでしている大人が・・・コワいです。

毎年恒例の福袋争奪戦も、いつ見ても恐ろしい。「お譲りします」が髄までしみてて、もとより物欲があまりない私は、絶対に行かないあんなところ。と思いながら、福袋をかっさらっていく人々の表情をじっと観察しているという・・・悪趣味かな。

同じような光景でも一緒くたにできないのが、飢餓に苦しむ国での、食べ物や水の取り合い。やせ細って生きるか死ぬかという瀬戸際での光景を、何もできずに遠くで見ているだけというこの悔しさ。どうして自分は“こちら側”に生まれてしまったのか、という思いを、子供のころからずっと引きずっています。

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