金曜日, 12月 07, 2007

冬の到来を指で感じ

指先が痛いです。毎朝毎晩のクリームは欠かさないようにしていたのですが、でもやはり、例年通り冬には勝てなかった・・・。パックリいく前のあやうい状態が続いています。寝るときは紫雲膏ぬって絆創膏をまくんですけど、ピアノを弾くときはどうしてもはずすことになるので、徹底しないんです。指先を使う多くの職人さんと同じように、ピアニストは指先が非常に敏感。指先のちょっとした異状が、感覚を狂わせ音に影響してしまうので、水絆創膏すらできません。かといって痛い状態のまま弾くのも、かばって加減してしまうのでよくないのですが。明日の本番では割れて鍵盤を血に染めてしまわないように祈るばかり・・・それはちょっと大げさかな。

先日は「中国飯店」で上海蟹。高級紹興酒をお供に、老酒に漬けられた“酔っ払いがに”からスタートし快調にとばしました。いろいろ少しずつ注文してホールのチーフマネージャーさんに「それで十分だと思います、食べきれないかもしれませんよ」と言われたのに、そのあとさらに汁そばとデザートをオーダーしたという・・・。話のテーマで一番盛り上がったのは「毒」。ワーグナー、ドビュッシーからシーレ、ムンク、フジタとめぐりめぐりました。「人畜無害なものはさ・・・」と話しかけた氏をさえぎって「私には要りませんね!」と言い放って目をテンにさせてしまいました。無意識って、こわい。
翌日の朝ご飯は、お店からお土産にいただいてきた肉まん、あんまん。ごちそうさまでした。

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