土曜日, 12月 29, 2007

それでも地球は回ってる

先日のパキスタンのブット元首相暗殺の第一報はショッキングだった。しかし、私の受けた大きな衝撃はすぐに行き場を失った。アナウンサーは「暗殺されました」、とさらっと原稿を読み、すぐに他の超ローカルなニュースにうつってしまったからだ。この並列は非常に奇異に思えて、私の口はぽかんと開いたまま。
パキスタンという国の重要性をわかっているのだろうか・・・?これは、世界的にみても何か大変なことの序曲となってしまうかもしれないというのに。決して“遠い国”ではないのに、日本国民まだほとんどピンときていない感じ。あらためて、島国を痛感する。
下着ドロがつかまりました、ハイ何百枚パンツが出てきました、またまたワイセツで逮捕されました(つかまる人は絵に描いたようにお決まりの職業で)、コンビニ強盗でいくら奪われました、などなど私にはどうでもいいと思われる。いやどうでもよくはないが、ニュースで時間を割くようなことか?と思うわけ。それで何かを思考をする人がどれだけいるのか。インターネットはまだ選択の可能性が多いけれど、それでも巧妙に操作されているということは頭の隅においておいたほうがいい。
情報過多の現代、「思考する」いうのは本当に難しくなっている。

フセイン元大統領が処刑されたのはたった1年前、ちょうど今頃のことだ。でももう、少なくとも日本では誰も話題にしない。
やっぱり”遠い話”なんだ。

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