木曜日, 3月 01, 2007

モーツァルトを聴く人

顔が冷たくて目が覚めた。あえて窓を開け風を入れ、朝の陽をうける土や緑の仄かな匂いを感じながら読む、谷川俊太郎<モーツァルトを聴く人>。
そんなとき、音楽なんて要らない。風が木の葉を揺らす、その音だけで。

涙、疑問、そして死。その苦しくも甘美なロンドに、溶けこみたくなる誘惑。

「言葉で呼んでしまってはいけない感情」を、きっと音楽は奏でられる。

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