月曜日, 3月 26, 2007

ギターの音色で染まった午後

今日は、細井智さん、磯野鉄雄さんによるギターのジョイントコンサート!初めて伺った会場の「スタジオ・アランフェス」とは、なんととあるマンション14階の、Oさんの御宅なのだった。
磯野さんのお名前に見覚えのある方もいらっしゃることでしょう・・・そう、昨年暮れに開かれたコンサートに向かったものの、電車の遅れのせいでたどり着くことができなかった、というエピソードの、あのギタリストさんです。今日は絶対聴ける!とわくわくして、2時間の道のりも苦にならず。

会場は満員。アーティストも近い!ギターを聴くにはもってこいの距離です。まず細井さんが登場し、スペインに留学なさっていたという彼ならでは、ナルバエスからカタロニア民謡、アルベニス・・・と、スペインの音楽を中心に演奏されました。カタロニア民謡の「アメリアの遺言」や「聖母の御子」は、モンポウの「歌と踊り」にもほとんどそのまま使われているメロディで、モンポウ夫人のカルメン女史から聴いた詞の内容を思い出したりして、浸って聴いていました。最後の「羽衣伝説」(藤井敬吾作曲)はすごかった。この日はショートバージョンということでしたが、だんだん熱を帯びてくると沖縄っぽくなったりして、面白い作品でした。

休憩時間にワインをいただき、着ていた服と同じ色になっていい気分。
磯野さんも演奏前にしっかり1杯(2杯かも)ワインを味わわれて、ほんのりいい感じで登場しました。「演奏には影響ないのでご心配なく」と笑いをとるところがさすが余裕です。磯野さんのレパートリーは実に広く、また一音一音を大事にする細やかさと、それぞれの音楽に対して確固たるイメージを持って大胆に表現するバランスが素晴らしい。実は、仲間内の忘年会とか、そういうときに演奏を聴かせていただいたことはあっても、コンサートの形では今日が初。A.ヨークやS.ラックなども、初めて聴いたけれどとっても印象的で(磯野さんの演奏がまたいいからでしょう)、まだ耳に残っています。ギターってすごい!と真から思えた日でした。

終演後、お2人を楽屋でつかまえ撮影。左が細井さん、右が磯野さんです。
これからもますますのご活躍を!

2 件のコメント:

isono さんのコメント...

どうもどうも。磯野です。
素敵なコンサートレポート有り難う御座います!!
2時間もかけて聴きにいらっしゃったのですね。
遠くから本当に有り難うございました。

スタジオ・アランフェスは、個人のお宅ということもあり、最前列に座れば、プレイヤーの息づかいが聞こえるくらいの生々しい音が聞けるのがいいところです。
スタジオは、最大50人くらいのキャパですが、演奏する方は結構
プレッシャーがかかるもんです。

打ち上げも盛り上がりましたよ!!
ギター演奏、フラメンコ、お笑い芸人による充実した余興でもうお腹一杯という感じ。
今度来られるときは、時間に余裕を持って、セカンドステージも楽しんで下さいね。

それでは失礼します。

Shizuka Shimoyama さんのコメント...

投稿ありがとうございます磯野さん!このスタジオアランフェスに招かれての演奏ももう3回目だったそうですが、それにしてもお客様とあの近さであの集中力!しかも演奏者が壁をつくってない、というか、音楽がそこにある、という感じで、とても心地よく聴かせていただくことができました。ありがとうございました。

終演後のパーティーも残りたかったなぁ。オーナーさんが「お笑い芸人さんのライヴが・・・」とおっしゃっていたのすごく気にはなっていたのですが、後ろ髪をひかれながら帰ってしまって残念。次の機会にはぜひセカンドステージも楽しみたいです。(私も踊っちゃうとか?)

それでは、また(~0~)/