水曜日, 8月 22, 2007

楽しくエコ生活

猛暑が続いています。昨夜、文楽のエッセイ本を閉じてさぁ寝よう、と思った1時半に、突如ミンミンゼミが鳴きだしたのには驚いた。

しかし私はこの夏、家でほとんどエアコンをつけることなく結構快適に暮らしてるのだ。就寝時にエアコンなんてあり得ないです。まぁこれは、寝室のエアコンが入居時に取り付けたままの古いタイプで音が煩いからということもあるんだけれど。それに、噴出し口からカビの胞子が飛んできてしこたま吸い込むんじゃないかと思うと・・・想像力豊かな私は見たこともないわが肺の内部を思い描き、恐ろしくてとてもスイッチ入れる気にならない。

正直言うと、ピアノの部屋だけは時々、少し冷やします。楽器の練習は肉体労働だし、ぼーっとしてしまったら集中力も落ちるので。でも、一旦冷やしたら除湿モードにしてることがほとんどで、昼間は窓からの自然光のみで、電気もつけない。居間で仕事するときは、風のない酷暑日は窓を開けるのは逆効果、厚いカーテンも閉めて、外からの太陽光と温度を遮断するのであります。そうすれば、ほとんどエアコン要らず。掃除や散歩で汗をかいたら、さっとシャワーしただけですぐ涼しくなり、そのたび着替えるTシャツやタンクトップが、これまた肌に気持ちいいのです。

やっとエコロジーに対する意識が全体的に高まってきて、みんな節電や節資源を心がけているのはいいことですよね。今切実な電力不足もあって、どこにいっても冷房の設定温度がとても高くなってるけど、本来はあれで十分なのだ。

以前は、キーンと冷えされたデパート(店員さんはみな、長袖ブレザーなんかでしっかり防備してたじゃないですか)や電車で寒い!とまで感じ、外に出た瞬間、今度は猛烈な熱波に襲われてその温度差に身体がついていけず、結局は夏バテを冗長・・・という悪循環を考えると、実にいい傾向であります。私なんか、夏は手放せなかった長袖カーディガンを、ここのところ持つ必要がなくなったもの。

さて今日は気晴らしに、日が落ち始めた時間に某図書館へ。東野圭吾、恩田陸、角田光代など最近の流行り作家さんの本をパラパラ。図書館って静かでほんとにいい。BGMという押しつけサービスもないし。1時間以上を過ごし、小川洋子「やさしい訴え」を速読。小説を速読なんて失礼な・・・。チェンバロとラモー作曲「やさしい訴え」を軸に織りなされる物語、あとでちゃんと読み返します。

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