金曜日, 8月 03, 2007

長い一日

朝早起きしてピアノに向かい、お昼は浜松町へ。O氏と打ち合わせがてら、貿易センタービル39階でランチビュッフェ。意外にかわいく見える東京タワーと増上寺を望みながらの落ち着いた食事、なかなか美味しかった。

その後渋谷に移り、次の待ち合わせの時間まで思い立ってBunkamura「ルドンの黒」展。一時期、ルドンやブレイクが好きで、幻想的な色彩の印象が強かったのだけれど、今回の展覧会は「ゴヤの黒」とともに語られることも多い「ルドンの黒」の世界に焦点が当てられている。思えば、“ゴヤの黒”体験は強烈だった。もう10何年前のこと、四大版画集当てに八王子の富士美術館まで出かけていったんだった。あれはスペインの黒。何かを創生しそうなルドンの黒とは質が違う。黒の表情というものを、あらためて感じなおした。

5時、KホールのA氏から印刷物を受け取り、ついでに、道玄坂上・穴場の中国茶のお店を教えてもらう。渋谷で時間をつぶさなければならないとき、場所探しに苦労するのだけれど(もうスXバとかドXールとかは飽きてるし、まず混んでる)、ここはいい!一人でも落ち着けるし、中国菓子も本格飲茶もあるしね。なんとかいう高級烏龍茶、1800円が特別に1000円となっていて、ついついその太っ腹な割引につられて注文。中国茶の勉強したいんだよね、と言うと「中国茶はハマると奥が深くてこわいぞ~」と脅かされる。

次の予定は自由が丘、ミュージシャン・写真家の中松義成氏ソロライブ。ライブ前に、奥沢駅近くのお好み焼き屋さんで注文したお料理を待っていると、隣の隣テーブルに井筒監督とお連れが着席。お近くに住んでるのかしら。軽食のつもりが、4人とも結構しっかり食べてしまい、開演予定時間を少しオーバーして会場に到着。ライブはラジオのために収録されていて、ボサノバ調の癒されるオリジナル曲弾き語りをくつろいで聴く。ご本人もおっしゃってたが、唄うお声は意外に高いのであった。
終演後お話して、1時帰宅。ふう。

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