水曜日, 12月 27, 2006

海の向こうから

以前登場したスペイン人ベアちゃんから、葉書が届きました。ボランティアスペイン語講師として参加中の「世界一周船の旅」は、執筆時スエズ運河を航行中とのこと。葉書の写真は ヨルダンの世界遺産、ペトラです。「ペトラを訪ねた!でも最高だったのは、ケニア!これからエジプト、そして・・・」と、字が躍ってます。旅先から便りをもらうって、いいですよね。
フランス、スペイン、スイス、アメリカとほうぼうに住んでいる友人たちからも、この時期続々とクリスマス&新年カードが届きます。メールで済ますことの多い時代、手書きのお便りはとても重みを感じます。

世界は狭くて、やっぱりとっても広いのだ。たとえば今、エチオピアは戦争してるんだけど、日本にいてそういうこと身近に感じられるかってこと。アメリカがからまなければ、ニュースにもならない。コントロールされた電子の海のなかで、さも気持ちよさそうに泳いだとしても・・・そこに“実感”はない。
同じように、ヨーロッパで「日本は中国のおまけ」みたいな認識しかない人が多いことも事実。あちらで見る平面の世界地図はヨーロッパが中心にくるように作られていて、日本は端っこのほうにちょこっ、と中国大陸にくっついてるように見えるから、そんな印象も仕方ないのかもしれませんけれどね。北朝鮮のことなんか、(少なくとも私の滞在中の数年間)スペインの新聞にはほとんど出て来なかったし、したがって拉致問題などもあまり知られていないです。

脱線しましたが。
多くの代えがたい経験をして帰ってくるだろうベアちゃん、それまでのつつがなき旅路を祈っています!

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