土曜日, 12月 23, 2006

ブラスに酔った夜

今日は快晴!久しぶりにほぼ開始時間に間に合い、今年最後の太極拳を2時間半。といっても、練功、八段錦、24式、48式、扇とやっていたら2時間半なんてもう、あっ!という間。 集中しながらもリラックスしていたら昨日の気持ち悪さも和らぎ、おなかもしっかり空いてきました*

というのは昨日、横浜でのコンサートからの帰り、とにかく気持ちが悪くて・・・途中で何回も電車を降りながら、やっとのことで家にたどり着いたんでした。出かける前からめまいの兆候があり、コンサートのアンコールでの大音響を聴いたあとは自分の意思に反してぐらり!と身体がまわってしまい、近くの方にぶつかったりしていたんですが、そのあと電車に揺られたことでさらに三半規管がやられたようです。そのうえ、10時間も何も口にしていなかったことが拍車をかけたらしい。証拠に、12時過ぎに家に着いてから「気持ち悪~い」と言いながらもたくさん食べたら、少しおさまりましたもの。(夜中1時ごろにまだパクパク食べてるなんて、まるでスペインの夏みたい。)私は数時間ごとに何か食べていないとホントふらふらになる、燃費の悪い人間で・・・世の中に食べる物がなくなったら、きっと真っ先に飢え死にするタイプです。

さてそんなことより、昨晩のコンサートは・・・佐渡裕さん指揮のシエナ・ウィンド・オーケストラだったのでした。
とにかくブラスは、熱い!楽しい!迫力!!チケットは完売、佐渡さんがステージでお話なさった(佐渡さんの振る演奏会はトークも楽しみなんですよね)情報によれば、ヤフオクでチケット1枚2万円の値がついたとか。プログラム曲目も、2回の休憩をはさんでなんと3部までありながら、もちろん飽きさせないし、それぞれにう~んと聴かせる構成。

A.ゴープのメトロポリスというジャジーな曲は、とてもかっこよかった。第2部の幕開けは、ベニーグッドマン。ステージの向こう側の席に陣どった、ブラスをやっている中学生らしき子供たちも、もうノリノリでスウィングしているのでありました。会場がノッてきたところで、佐渡さん客席を全員立たせます。マンボのステップ、掛け声(っていうのかなぁ)、決めポーズなどを練習したところで、突然、佐渡さんとオケのメンバー一斉にマンボ衣装を!そして、全員参加の「マンボNo.5」で大いに盛り上がったのでした。来年春に発売されるこの日のライヴ収録DVDには、マンボを踊る私も映りこんでるかも?!

ほぐれたところで、第3部<ショスタコーヴィチ生誕100周年>で引き締めるというのがまた、粋。ハワイアンギターやバンジョーが入る面白い編成の、ジャズには聴こえない「ジャズ組曲」や、「二人でお茶を」のショスタコアレンジ(こんなものがあったんですね)の、そのまたブラスアレンジ、そして最後は交響曲第5番<革命>の第4楽章。

アンコールの最後は、恒例「星条旗よ永遠なれ」の会場も参加しての演奏。楽器を持ってきた人は、ステージに上がって(もちろん客席でもよし)、この曲を一緒に演奏できるんです。年々増えているらしくてもうステージには上がりきれず、その数、ほとんど客席より多いんじゃないかと思うほど。この日のために練習してくるんだろうなぁ、子供も学生も社会人も、譜面などもちろんなしで、自分のパートをバッチリ完璧に吹いてる。ギター持って弾いてる人もいました。すごく盛り上がったけど、その大音響のおかげで、前述のめまいにつながるんでした。

一緒に聴きに行った榊原麻理子ちゃんと一緒に、佐渡さんを楽屋訪問。いつもながら、笑顔で丁寧に応対してくださいました。ありがとうございました!また、楽しみにしています。

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