月曜日, 4月 02, 2007

スペインの精神・フラメンコの魂をみた

昨夜は第26回<岡田昌巳スペインを踊る>!池袋の東京芸術劇場・中ホール。
昨年の公演「アモール・ブルーホ(恋は魔術師)」も、岡田先生によって(実は敬愛の念を込めて“まさみん”と呼んでいる私たちです。ごめんなさい~)男女が入れ替えられてオリジナリティあふれる演出になっていましたが、今年はさらに素晴らしかった!

前半では特に「クラシコ」――スペイン古典舞踊がクローズアップされ、品格ありかつチャーミングな舞踊芸術を魅せていただきました。アルベニスの曲が2曲あったのも嬉しく(「アストゥリアス」そして近代ピアノ作品の金字塔のひとつ<イベリア>から「エル・アルバイシン」〔オーケストラバージョンで〕)、情景が浮かび奥行きのある舞台でした。
「ゴロンドリーナ」(ウサンディサーガ作サルスエラの代表作)なんてバレエみたいで面白かったなぁ・・・そしてステージ上の3人の自在なムーヴメントが、つい最近までやっていたフィギュアスケートのアイスダンスと見まごうほどでした。先生と、スペイン音楽やスペイン舞踊について語るとき「品格」や「ノーブルさ」はよく話題にあがる言葉ですが、これをたっぷり堪能させていただきました。
ホタ・ナヴァーラもよかった。私がスペイン生活最後に住んでいたサラゴサは、「ホタ」という民族舞曲で名高いアラゴン地方の州都だったので、ホタ・アラゴネサはしょっちゅう目にしていたけれど、ナヴァーラのもいい。スペインの舞踊団かと思うほどの出来で、舞踊団の方々もブラボーです。

第2部は、よりフラメンコ色が強く。<ファルーカ>で始まり、続いて岡田先生の<アレグリアス>!この明るいアレグリで、不覚にも涙ぐんだ私。素晴らしかったので!
スペインからのゲスト・バイラオール、カルロス・カルボネルによる<タラント>のあと、今回の創作は<ロルカの生きた時代~ドニャ・ロシータ~>。ロルカの戯曲「老嬢ドニャ・ロシータ」(日本でのフラメンコ化は初の試み)をベースに、彼の人生ともクロスさせながら物語りを綴っていくという、まさに岡田先生ならではの演出。前半はソロやデュエットでじっくり魅せて、やがて群舞となり、たたみかけるように悲劇のラストに持っていくあのエネルギー・・・引き込まれずにはいられませんでした。

構成、振付、演出、そしてもちろん出演、舞踊団の指導、とすべてをこなす岡田先生・・・すごすぎです。楽屋にお邪魔したときには、もういつものお茶目な先生。「この人、裸足で舞台に出てくるピアニストなのよ!」と誰にでもそう紹介してくださるのですが、嬉しいやら恥ずかしいやら。
う~ん私もまた、頑張ろう!とものすごく元気をいただいて、帰路につきました。

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