月曜日, 5月 28, 2007

死とは、生とは

今日の松岡農水大臣の自殺、昼食後ちょうど第一報速報に接し衝撃を受けました。ここのところ、いやな予感はしていたのですが・・・あたってほしくない予感でした。重要な位置にある人が、秘密を持ったまま自らの命を絶つ、あるいは死をもって償う。これも日本独特の現象なのでしょうか。

大臣が運び込まれた同じ慶応大学病院では、ガン闘病中だったZARDの坂井泉水さんが昨日、転落死。
ご冥福をお祈りします・・・

カンヌ映画祭では、老いと死に正面から向き合った川瀬直美監督の「もがりの森」が、グランプリ受賞。10年前新人賞を獲った「萌の朱雀」は、フランスから帰る飛行機で観たっけ。彼女の姿勢からも大いに学ぶことあります。
フランスは新路線サルコジが新大統領になって、文化とか社会的弱者とかがバッサバッサと切られていきそうな気配、一体これからどうなってしまうんだろう(あのアメリカ嫌いのフランスが今後アメリカ化していくのだとしたら・・・恐ろしすぎる!)と不安ですが、「カンヌ」はカンヌでい続けて欲しい。フランスの魂は持ち続けてくれ!

映画に関連して。北野武さんは先日、「最近の日本の流行り映画のウリは、涙と感動ばかり。“感動をありがとう”なんて、ばかじゃないかと思う」と発言しておられた。その状況はもうだいぶ前からですが、一大ブームを引き起こした韓国映画の影響なのでしょう。そういえば、最近売れる本もそういう傾向ですね。っていうかぁ(若者風)、実生活で泣け、感動しろ!と言いたくなる私は、イケメンがでてくる感動もの映画が大好きな方たちを敵に回すかしらねやっぱり。

ともかく、配給会社の方たち、いい日本映画を殺さないで!本当に世に出すべき、残すべき作品のために闘う人はいないのか。

(バスの窓から、一瞬の停車時に写メ。)

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