火曜日, 4月 10, 2007

グラシアサロンシリーズ2・初回コンサート

更新しばらくお休みしてしまい申し訳ありません!
土曜日は明治記念館で3時間半にわたっての演奏のお仕事、そして日曜は<グラシアサロンコンサートシリーズⅡ>の第1回公演でした。
恵比寿のアートカフェ1107。やはりクラシックコンサートということでなのか、なんとなく、私が知っているこちらのくだけた雰囲気とは違う空気が漂ってました。前半はお話を交えながらフランスの名曲を、休憩をはさんで「象のババール」を演りました。ただ、この「ババール」を語りながら弾くために支障のないようにと吟味して購入したヘッドセットマイクが、会場のアンプと相性が悪くてまったく働かない!というハプニングが起きてしまいました。かわりになんとかセッティングしたマイクには、弾きながら何回か頭をゴン!とぶつけてしまったりして、ある意味面白いことになってしまいました。(不思議な場所にあるマイクに注目!)次回からは場所も変わりますので(アートカフェは5月末で閉店)、こういうことがおきないように準備したいと思います*
いらしてくださった皆さま、どうもありがとうございました!次回は7月ごろ、渋谷での公演を予定しています。
〔写真は、おなじみボックリ博士さん撮影。〕

金曜日, 4月 06, 2007

しばし、シャガールの世界に

今夜は、表参道アニヴェルセルコンサート第3回へ。当ブログでもおなじみ・フルーティスト榊原麻理子さんが、アニヴェルセル表参道のチャペルにて毎回ゲストを迎えて開いているコンサートシリーズです(全5回)。
今回ゲストはマリンバの池上英樹さん、そしてテーマは<シャガール>。(この「アニヴェルセル表参道」というお名前は、こちらが所蔵するシャガールの作品「アニヴェルセル」からきているのか!と今日初めて知った次第。)クラシック曲だけに固まらず、そしてシャガールの物語とばっちりリンクしたプログラミング(プロデュースのプロ中のプロ・K氏の構成)も絶妙、繊細な音色でやわらかく響くマリンバと、それにのせて風のように歌うフルートの素晴らしいアンサンブルを堪能しました。
打ち上げでのお料理も最高!(特に佐賀牛ステーキ・・・)素敵な音楽の時間のあとに、美味なる食と個性的な方々との会話で彩られた時間・・・これぞ贅沢です。麻理子ちゃん池上さんお疲れさまでした。そしてありがとうございました!

木曜日, 4月 05, 2007

5日丸の内で聴ける<ファンダンゴ>

今日もとっても寒かったです!雷も鳴ってたしできれば家から出たくなかったけれど、都心の数箇所でどうしても済ませなければならない用事があったので冬装束で外出。先日は静岡で30度を超えたといってたのに・・・これはもう砂漠のような気温差ですよ~。

さて明日、丸の内の「ケンウッド丸の内スクエア」で好評の、ランチタイムに高音質でCDやDVDが聴けるプロムナードコンサートに、2004年リリース・イベリア半島のバロック鍵盤音楽を集めた私のセカンドCD<ファンダンゴ>が登場します!丸の内界隈でお仕事なさってる方、お花見がてら近くに行かれる方、ぜひケンウッドスクエアに寄ってこのCDを聴いて、元気になってください!入場無料です。
ちなみに今日4日は中島美嘉、翌日6日はヘイリーのCDがかかるのダ。そんな売れっ子2人にはさまれるって・・やっぱりちょっと嬉しい。

水曜日, 4月 04, 2007

警官さんとコミュニケーション

また日付が変わってしまった。12時前に書き込もうと思ってはいるのですが、そんな時間に仕事を終えるって無理なのですぅ。

今日は寒かったですね!久しぶりに暖房をつけてしまいました。
午後、雨があがったので、自転車で駅近辺まで。その帰り、鼻唄を歌いながら交番の前を通り過ぎ走っていると・・・なにやらもう1台の自転車が伴走してくる気配が。ふりむくとそこには、微笑を浮かべた若い男性警察官。「ちょっとすみませ~ん」

なに?職質?!おもしろいでないの。悪事を働いた覚えはない私、「は~い」と微笑み返してゆっくり自転車をとめました。
「その自転車、鍵はどうされました?」「いや初めからついてないですよ」「えっそんなことってあるんですか」「ありますあります、これリサイクル自転車ですし」「え~そうなんですか、カギなし自転車なんて売ってるんですか」「もちろんです」・・・などなど続く会話。せちがらい世の中、盗まれたりパンクさせられたりボルト抜かれたりサドル持ってかれたりするのに、高級自転車なんか買えますかって。名前を訊かれ、無線?で防犯登録番号を照会されたけれど、もちろん私の名前で登録してあるので、悠々と待つ。
「いやっ大変、失礼しました!お気をつけて!」「どうも、ご苦労様で~す」

それにしても初めての経験、帰りは自然に顔がにやけていました。自転車を持ってる外国人の友人たちはことごとくこの質問をされてて、みんな「サベツだっ!」と湯気たてて憤慨してるけれど、日本人女性だってやられるのだぞ。それにしても私、そんなにアヤシイ雰囲気をかもしてたかしら。確かに、このまま電車には乗れないナという格好ではあったが・・・。
まぁ彼らもお仕事、交番でなにもせずぼ~っとしているわけにもいかない。そう目くじらたてずに、お相手してさしあげましょうよ。官も大変なのだ。

月曜日, 4月 02, 2007

曇り空、家にこもる

今日は、もはや日課となっている郵便局行きのほかは、ピアノに集中。
午後には、かわいいピアノと聴音の生徒、Mちゃんがやってきました。この春から2年生になるMちゃん、もうひとりでバスにも乗れるし、キッズ携帯も使いこなしています。
私も小学校にあがる前、ひとりでバスに乗る練習をしたなぁ。といってもいなか町のこと、のどかでありました。そのバスも、今はもうない。
非常事態で電話が必要なときは、どこかのお店に決死の思いでとびこんで10円を差し出し「すみません、お電話かしてくだしゃいっ」と頼んだっけ。携帯電話なんて想像もできない時代でしたよね。

気分転換には、弾き語りレパートリーを1曲増。それから残っていたイチゴを思い切って全部使って、イチゴヨーグルトシェイクはちみつ入り。昨日つくったのよりもイチゴの主張が強くて、美味しかった。

明日はまた雨かな・・・

スペインの精神・フラメンコの魂をみた

昨夜は第26回<岡田昌巳スペインを踊る>!池袋の東京芸術劇場・中ホール。
昨年の公演「アモール・ブルーホ(恋は魔術師)」も、岡田先生によって(実は敬愛の念を込めて“まさみん”と呼んでいる私たちです。ごめんなさい~)男女が入れ替えられてオリジナリティあふれる演出になっていましたが、今年はさらに素晴らしかった!

前半では特に「クラシコ」――スペイン古典舞踊がクローズアップされ、品格ありかつチャーミングな舞踊芸術を魅せていただきました。アルベニスの曲が2曲あったのも嬉しく(「アストゥリアス」そして近代ピアノ作品の金字塔のひとつ<イベリア>から「エル・アルバイシン」〔オーケストラバージョンで〕)、情景が浮かび奥行きのある舞台でした。
「ゴロンドリーナ」(ウサンディサーガ作サルスエラの代表作)なんてバレエみたいで面白かったなぁ・・・そしてステージ上の3人の自在なムーヴメントが、つい最近までやっていたフィギュアスケートのアイスダンスと見まごうほどでした。先生と、スペイン音楽やスペイン舞踊について語るとき「品格」や「ノーブルさ」はよく話題にあがる言葉ですが、これをたっぷり堪能させていただきました。
ホタ・ナヴァーラもよかった。私がスペイン生活最後に住んでいたサラゴサは、「ホタ」という民族舞曲で名高いアラゴン地方の州都だったので、ホタ・アラゴネサはしょっちゅう目にしていたけれど、ナヴァーラのもいい。スペインの舞踊団かと思うほどの出来で、舞踊団の方々もブラボーです。

第2部は、よりフラメンコ色が強く。<ファルーカ>で始まり、続いて岡田先生の<アレグリアス>!この明るいアレグリで、不覚にも涙ぐんだ私。素晴らしかったので!
スペインからのゲスト・バイラオール、カルロス・カルボネルによる<タラント>のあと、今回の創作は<ロルカの生きた時代~ドニャ・ロシータ~>。ロルカの戯曲「老嬢ドニャ・ロシータ」(日本でのフラメンコ化は初の試み)をベースに、彼の人生ともクロスさせながら物語りを綴っていくという、まさに岡田先生ならではの演出。前半はソロやデュエットでじっくり魅せて、やがて群舞となり、たたみかけるように悲劇のラストに持っていくあのエネルギー・・・引き込まれずにはいられませんでした。

構成、振付、演出、そしてもちろん出演、舞踊団の指導、とすべてをこなす岡田先生・・・すごすぎです。楽屋にお邪魔したときには、もういつものお茶目な先生。「この人、裸足で舞台に出てくるピアニストなのよ!」と誰にでもそう紹介してくださるのですが、嬉しいやら恥ずかしいやら。
う~ん私もまた、頑張ろう!とものすごく元気をいただいて、帰路につきました。

土曜日, 3月 31, 2007

いのち短し

今朝は、雨の音で目覚めた人も多かったのでは。リアルな夢からずるずると雨音にひきずられるように戻され、しばし私は誰?ここはどこ?状態。あぁぁ、桜が・・・と心配になりましたが、しばらくしたらすっきり晴れてきてほっとしました。隅田公園の桜はすでに満開だそうですが、私はとりあえず歩いて1分、いつもの黒目川へ繰り出しました。ここは、誰もお花見などしていないのがいいのです!桜の木たちが、自然な姿でそこにいるだけ。・・・午後からはすごい風、、、明日は夕方ごろからまた雨模様だとか。
ひと気のない夜、漆黒の空からはらはらと舞いおり続ける桜の花びらをじっと見つめているのが、本当は好きな私です。

木曜日, 3月 29, 2007

せつな

先日の風とここのところの暖かさで、今日は一気に桜が開きました。
この春は、いろんな「せつない」を感じています。「切ない」には、こんなにもバリエーションがあったか。としみじみ感じる私は、少しは大人の女になったのでしょうか。もともとは“大切に思う”という意味もあった、っていうのもわかる。そういえば「大切」という言葉にも「切る」が使われているよね。なぜだろう?・・・17世紀はじめ、ポルトガルのイエズス会宣教師によって作られた日葡辞書では、「大切」は“愛”と、訳されているとか。
「せつない」っていうのは、外国単語(少なくとも欧米語)には訳しづらいことばね。
“刹那”と“切ない”。なんか似てる。今日は絶好のお散歩日和だったのに、ベランダに出るとすぐ見える霞むような桜を眺めただけ。

そしてそのベランダから、夕陽が隠れる瞬間を・・・また撮ってしまった。たまには朝陽を撮りなさいって・・・

水曜日, 3月 28, 2007

新しい歯科体験

桜も5分咲きくらいになってきましたね*桜を見にいこうというお誘いも多くなってきました。さて今年は誰とどんな桜が見られるのでしょう?

今日は北千住で5月つくばでの演奏会のリハーサルのあと、根津にある歯科医院に行ってきました。
ここはちょっと普通の歯医者さんではなくて、処置した歯に入っている金属が体質に合っているかどうかを診ていただいたのでした。「歯」はとても大事で、たとえば歯周病が他の病気を引き起こしたりということがあるというのは最近のCMなどでも聞かれることですが、歯にかぶせてある重金属が溶け出し体に浸透して、ひどい皮膚病や頭痛、しいては腰痛などを起こしてしまうことがあるそうです。私の場合は、耳の問題が歯の金属と関わっているかもしれないということで紹介されて伺ったのですが、診ていただいたらまさしくそうでした。さっそく今日から、水銀が50%使われていて身体に悪影響を及ぼしかねない金属の部分を、ひとつずつ取っていくことになりました。おまけに、こういう金属はパソコンや電子レンジ、携帯電話、テレビなどなどの電磁波を集約するアンテナの役割もしてしまうとのこと。こわい!

というわけでこれから、ときどき根津に通うことになりました。根津、千駄木あたりは興味があったのだけれど、まだお散歩未経験。せっかくのこの機会に、いろいろ散策してみようと思っています。

火曜日, 3月 27, 2007

無邪気な手拍子の罪

世界フィギュアよかったですね。女子シングルはアジア勢が制覇!ペアの中国も素晴らしかったし、高橋君も着実に成長して頼もしい限り。フィギュアスケートを観ると、自分のピアノ演奏にもとてもいい刺激をもらえるし、勉強になることが多いです。練習時間を多少けずっても観る価値アリ。そういえば昨日、お友達から「キミーマイズナーが静香さんに似ていて、夫婦で盛り上がってました!」というメールが。えぇぇ~アメリカ人? しかも10代よ?!・・・ スミマセン恐縮ですm(_ _)m

それにしても、私が気になるのは、滑走中音楽に合わせておこる、観ているお客さんの手拍子なんです!これはほんと、申し訳ないけど気持ち悪い。真央ちゃんフリーの「チャルダッシュ」では、リズムに合わせておこった(はずの)手拍子がズレズレで音と全然合ってなくて、これでよく滑れるな~、調子狂わないな~とハラハラしてしまった。こういうテンポが揺れる曲では特に、手拍子するのは危険ですよね。強拍もずれて、ずれが高じた後打ちも入り乱れ・・・演じているほうはそんなことには動じない精神力を保っているんだろけど、私はぎゃ~と発狂しそうであった。。ランビエールのフラメンコの曲でも、音楽が3,3という拍とりのところをお客さんの手拍子は2,2,2ととっていて、まぁこれはしょうがないと思うけど、あぁぁ違うのよ~できれば手拍子はたたかないで~っと叫びたくなりました。・・・こんなの気にするのは音楽家くらいかしら。
でもフラメンコレッスンでも、サパテアードやパルマ(手拍子)がちょっとでも音からはずれると、すかさず「気持ち悪いっ!!」とやり直させられるですよ。

皆さん、自信のないときは手拍子はやめましょう。。。

月曜日, 3月 26, 2007

春です

気分転換に、ここ数日駅近くの駐輪場に置いたままだった自転車を取りに行きました。今日はとっても暖か!まさに春到来といった日でしたね。自転車の駅とは方向が違うけれど、やっぱり見に行ってしまった川。このブログには何度も登場していますが、毎回表情が違うでしょう?よく見えないけれど、菜の花も咲いてます。

そして、今年はひときわ華やかに咲いたこぶしです。

ギターの音色で染まった午後

今日は、細井智さん、磯野鉄雄さんによるギターのジョイントコンサート!初めて伺った会場の「スタジオ・アランフェス」とは、なんととあるマンション14階の、Oさんの御宅なのだった。
磯野さんのお名前に見覚えのある方もいらっしゃることでしょう・・・そう、昨年暮れに開かれたコンサートに向かったものの、電車の遅れのせいでたどり着くことができなかった、というエピソードの、あのギタリストさんです。今日は絶対聴ける!とわくわくして、2時間の道のりも苦にならず。

会場は満員。アーティストも近い!ギターを聴くにはもってこいの距離です。まず細井さんが登場し、スペインに留学なさっていたという彼ならでは、ナルバエスからカタロニア民謡、アルベニス・・・と、スペインの音楽を中心に演奏されました。カタロニア民謡の「アメリアの遺言」や「聖母の御子」は、モンポウの「歌と踊り」にもほとんどそのまま使われているメロディで、モンポウ夫人のカルメン女史から聴いた詞の内容を思い出したりして、浸って聴いていました。最後の「羽衣伝説」(藤井敬吾作曲)はすごかった。この日はショートバージョンということでしたが、だんだん熱を帯びてくると沖縄っぽくなったりして、面白い作品でした。

休憩時間にワインをいただき、着ていた服と同じ色になっていい気分。
磯野さんも演奏前にしっかり1杯(2杯かも)ワインを味わわれて、ほんのりいい感じで登場しました。「演奏には影響ないのでご心配なく」と笑いをとるところがさすが余裕です。磯野さんのレパートリーは実に広く、また一音一音を大事にする細やかさと、それぞれの音楽に対して確固たるイメージを持って大胆に表現するバランスが素晴らしい。実は、仲間内の忘年会とか、そういうときに演奏を聴かせていただいたことはあっても、コンサートの形では今日が初。A.ヨークやS.ラックなども、初めて聴いたけれどとっても印象的で(磯野さんの演奏がまたいいからでしょう)、まだ耳に残っています。ギターってすごい!と真から思えた日でした。

終演後、お2人を楽屋でつかまえ撮影。左が細井さん、右が磯野さんです。
これからもますますのご活躍を!

土曜日, 3月 24, 2007

フラメンコのない土曜

朝は久々に太極拳。ちょっとお休みしてしまってたら、上半身が気抜けだった・・・
昼過ぎからはAクラブからのお誘いで、お花見に参加しました。といっても戸山公園の箱根山、花を愛でるというより単に飲んで食べて、しゃべりました。某出版社編集長、もの書き、銀行お勤めの男性お三方以外は初対面で、ちなみに全員女性。席を移ったとき並びの5人が全員B型女だったときは盛り上がったなぁ(自分たちだけね)。

帰宅して、フィギュアもシンクロも観ずに練習。これから机上の仕事です*

金曜日, 3月 23, 2007

水中で氷上で・・・

ブログ村に登録してみたのはいいけれど、カテゴリー「クラシックブログ」といいつつ気まぐれにしかクラシックネタが出てこないってのもどうなんでしょう。そのうち進化させようとは思ってますので!今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m

そんなこと言いながら、ここのところ世界フィギュアと世界水泳で盛りあがりの毎日。最近TVドラマなんか全っ然観ないですが、こういうのははずしません。画面の前で興奮のあまり変な人になってます。そんな私を隠しカメラで観察したら、きっと面白いはず(やってほしくはないけど!)。高橋大輔くん感動させてくれました・・・意外に線の細い人が多いなという印象の中での、ダイナミックな演技。銀メダルおめでとうございます!復活デデューも涙、涙・・・まさに芸術でした。

さて私は、山と待ってる事務仕事を淡々と片付けていくことにしよう。そしてシンクロ原田さんクラスの練習時間を確保するのに必要なものは、ずばり執念です。

木曜日, 3月 22, 2007

悲しい知らせ

昨日の夜中。
私のコンサート写真を数多く撮ってくださっている“ボックリ博士”こと中村さんから、歌手の春口雅子さんが昨年お亡くなりになったのをご存知ですか、というメールが届きました。ピアノを気に入っていただき一昨年何度かステージをご一緒した、素敵な「うたのお姉さん」の雅子さん。

どうしても信じられなかった私は、夜1時をまわっていたので誰に電話することもできず、必死にインターネットで検索して・・・2件。本当だったということを知りました。
春のようにふんわりして、ちょっとはかなげな春口雅子さんとまたご一緒したいと思いながら、時々お便りを出すだけだった私。お返事はなかったけれど、出した手紙はひとつも戻ってこなかったので、お忙しくしているんだろうなばかりと思っていました。9ヶ月も経っているのに何も知らずにいて・・・悲しくてたまりません。
4月7日に開かれるという偲ぶ会には、どうしても会いにいけないことゆるしてください。

安らかに眠ってください。そして天国で、あの透明な歌声を・・・

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おとなの証し?

祭日の今日は朝寝坊!目覚まし時計がとまっていました。あわてて家を飛び出したけど、後楽園にあるスタジオを借りてのフラメンコの自主練習に遅れに遅れて到着。ろくに汗もかかないうちに終了し、お昼となってしまいました。遊園地のジェットコースターの轟音にひそかに胸を躍らせながら池袋へ移動し、CDジャケット・ブックレットのデザイン打ち合わせ。思ったより長くなり、青山のお寺でのお彼岸ライブには行けずじまい・・・「南無」のお2人、ごめんね。

それにしても最近、もしやお酒の話が多いでしょうか?弁解するわけではありませんが、お酒がなくったって普通に生きていけますよ!ただ、ビールやワインを1杯飲めば真っ赤になってしまうし、とってもドキドキしてきたりするので私は「とてもお酒に弱い」のだと思っていたのですが、蒸留酒を飲むようになってから、それは単に相性の問題だったのであって決して弱いわけではないのだ、と発見しただけなのです。それがまだちょっと嬉しくて、言いたくなっちゃう!というだけの、お子さま行動なのです。だから大目に見てくださいね*それにやっぱり、適量のお酒は人生にうるおいをもたらすでしょ。でも、飲んだお酒を列挙するのは恥ずかしいからやめよう・・・

火曜日, 3月 20, 2007

ちょこっとお知らせ

昨日午後は<荻窪音楽祭>の打ち合わせでした。15回目を迎えるという“地域でつくる”この音楽祭は、ホール、教会、病院、カフェ・・・と様々な場所でコンサートが催される、文化度の高い杉並ならではのユニークなもの。私は「かん芸館」にて、5月19日(土)の夜にコンサートを開催します。茶菓つきで2000円、お話をまじえた名曲コンサートとなります。ご興味おありの方は、かん芸さんまでお問い合わせください*

さてさてちょっと前にお知らせした、スペイン人イラストレーターさんが描いてくれた“私”・・・なんと、今度出る彼のイラストカタログに載ってるみたい!皆さんももう一度覗いてみて~。Cachalote Comix 彼の顔写真も見られますヨ。

月曜日, 3月 19, 2007

女3人集まれば・・・

いったい何日ぶりでしょう?旅に出ていたわけではないのです、インターネットが使えなくて・・・今日あたりインターネットカフェから投稿しようかと考えていたら、復活できました。

金曜の夜は、10年前にちょっとだけ通っていたフラメンコクラスの友達2人と夜ゴハン。
まずは渋谷の台湾料理「麗郷」にて。7時をまわっていたので店内はとても混んでいて、大分待ってから円卓の一角(円だから角はないか、)に案内されると、ちょうどお隣の席を立つおじさまから、瓶に残った紹興酒をプレゼントされ、ラッキー!とにっこり拝受。並みの男性より食べるこの3人はペースも落ちずに11時前まで食べ続け、私は紹興酒をグラスに3杯。でも「鶏と酒と漢方薬」といういかにも効きそうな(そして高価)料理も食していたためかまったく酔わず。紹興酒ってこんなに軽かったかしら?と思ったくらい。でも考えてみたら、このお料理にもお酒が使われてるのね。ちなみにこの「鶏と酒と漢方薬」、あまりオーダーする人は居ないらしく、お店のおばさん「これ食べるの?すごくクセあるよ?」(マニュアルに染まったお店の人の口からは出ない台詞だ)・・・もちろん「じゃあ頼みますっ」と口をそろえた私たち。美味しかった。

その後ショットバーに移り、話は尽きず。(チョコレートの盛り合わせくらいからかわいく始まったのに、気づけばピザも食べてた。)終電を頭には入れていたんですが、ふと油断して席を立つリミットの瞬間を逃し、私は始発までその場に居残りが決定・・・。バーテンさんは、3時ごろにはすでに他にお客もいなくなってしまってもしかしたら早じまいしたかったかもしれないのに、サービスでおかき(?)を出してくれたり、メニューにはないキウィをきれいに切ってくれたり・・・と温かいお心配り。マタドール2杯にスローテキーラ、さくらフィズ、さらにテキーラ、ウオッカ(タンカレーシトラス)、と飲んでも酔わない。まったく眠くもならずに調子はクレッシェンドして話におつきあいいただき、無事閉店の5時をむかえて、まだほの暗い朝の街へ出たのでした。
我ながら元気だったな。それにしても、早朝はまだまだ寒いですね。

そうそう!最後に、すっきりしますよ、と出してくれた「クラマト」っていうトマトジュースがとっても美味しかった!酒屋さんにしか売っていないそうです。

木曜日, 3月 15, 2007

空腹を抱える2晩め

昨夜(昨朝?)は5時就寝、ほんの2時間ほどの仮眠のつもりが・・・目覚まし時計もぶっちぎって気づけば9時をまわっていました。う~んこれでは、2時に寝て6時に起きても同じことだったではないかっ!と損したような気分。今夜も作業は続いていますが、大分片付いてきました。
そろそろ嵐の前の静けさ状態は終わりを告げ、ひとつひとつの演奏会に照準を合わせて逆算していく生活になるので、一区切りまでもうひと頑張りします。

水曜日, 3月 14, 2007

空腹を抱える午前3時半

ただ今、事務作業中!今日は夕方に4時間、ピアノ練習をはさんで4時間、と黙々とやっているのでありますが、まだ5合目といった感じ・・・。字も踊ってきちゃってるしさすがに効率が落ちてきたようなので、やっぱり徹夜は断念しようかなぁと思っているところです。それにしても、こうやって起きていると困るのが空腹でございます。きのこを炒めたり、卵焼きを作ったり、牛乳でごまかしたりと1時間おきにキッチンへ立った私でした。

土曜日, 3月 10, 2007

音食堂にて、美味しい音を

ここのところ、日が落ちるとふわりん~と家を出て行く私。昨夜は恵比寿のアートカフェまで、打ち合わせがてら一杯飲みに、いや一杯飲みがてら打ち合わせに、ん・・・??それはともかく、オーナーの鈴木さんと小一時間おしゃべり。赤ワインでほろ酔い帰宅。

今夜は、南無の服部さんに誘われて荻窪のライヴハウス「Velvet sun」へ。ライヴハウスなんて久しぶり、しかも余裕で1人で行ってるし。普段はウィスキーか、ジンまたはテキーラベースのカクテルのことが多いのですが、珍しくレッドアイなんか頼んでみました(迎え酒として飲まれることも多いんだってね)。
しかしこのライヴ「音食堂」はよかったっ!【出演:YASKI(ギター&ボーカル、ピアノ、アコのトリオ)、Sonorous(ピアノ弾き語り)、ナゴミスタイル(ベース、パーカッション、ギター、ピアノのジャズカルテット)、南無(ギター&ボーカル、パーカッション)】こんなライヴを2000円で、もとい、招待していただいちゃったからドリンク代だけの500円で聴いてるなんて、魂込めて唄い奏でているミュージシャンたちに申し訳ない、という思いだった。多少の小金持ちになったら(と条件をつけるところがちょっとせこいが・・・)、音楽会やライヴに当然のように招待されまくって、当然のように帰るようなことだけはすまい!とあらためて誓った夜なのでした。ほんとは、プロでやってる仲間の音楽会には、志を同じくする者としてお代を払って尊敬の念も払って、思いに共感し、そして一度しか流れないその時間を共有したいなと思うのです。
でも、今日はご招待嬉しかった、どうもありがとう。お彼岸ライヴも行くよ!かわいらしい外見から力強いドラミングをくりだす同郷のいまりちゃんも、いい味出してました。

木曜日, 3月 08, 2007

花祭りの日のコンサート

4月8日(日)、恵比寿のギャラリー&ライヴ空間<アートカフェ1107>にて、【 Shizuka presents グラシアサロンコンサートシリーズⅡ ~Music & Story~ Vol.1 コンサート 】を行います。ワンドリンク付のリラックスできるクラシックライヴ、ぜひお気軽に遊びに来てくださいね!
「月の光」「亡き王女のためのパヴァーヌ」「シシリエンヌ」などのフランス名曲集、そして音楽物語<象のババール>を語り&ピアノの一人二役でおおくりします。18:50スタート(18:20開場)。チケットは3500円(グラシア会員は3000円)です。
お問い合わせ・お申し込みは、当ブログコメント欄またはinfo-shizukaのメールアドレスまでどうぞ*(@以下はr3.dion.ne.jp 件名には「OOコンサート問い合わせ」など明記をお願いします)

イラストに登場です

聞いて聞いて!というか見て見て!スペインのコミックアーティスト&イラストレーターさんが(私は会ったことないのだ)、私のHPに載っている写真をもとにイメージした素敵なイラストを描いてくれました*
3年前にも描いてくれたんだけど、今回は“四季を生きる私”。「もしよければTシャツとかつくってあげるよ!」ですって。なんだか嬉しいです。こちらをちょっとのぞいてみてくださいね+

水曜日, 3月 07, 2007

ピアノ工房

お昼めがけて八王子へ。音楽好きの紳士・セニョール斉藤と素敵なピアニスト仲間の1人・千佳ちゃんと待ち合わせ、最近できたばかりというスペイン料理レストラン「エル・バレンシアーノ」でランチをしてから、ユーロピアノの工房を訪問。力強いベヒシュタインのフルコン、気品あるプレイエルの新品グランドをはじめ、ピアノフォルテ、チェンバロ、スピネットなど様々な楽器を試弾させていただきながら、興味深いお話をうかがいました。ベヒシュタインは、楽器本体に使用する木を選定していくと、結果95%はボツとなり、5%残った本当にいいところだけを使っていくとか、プレイエルの調整はフランス独特のセンスが要り、きちきちっとやリ過ぎてしまうと結果的につまらなくなってしまうなどなど・・・。ずっとおつきあいしてくださったユーロピアノのOさんが事前におっしゃっていたとおり、プレイエルのアップライトが良い!アップライトというイメージをくつがえす響き。調整作業の現場や、ほとんどの工程が手作業のベヒシュタインやプレイエルの楽器工場のスライドまでみせていただいて、みんな満足で工房をあとにしました。(写真は、古いピアノを全修理中の珍しい光景!)その後、荻窪のかん芸館で、打ち合わせはそこそこにお茶をご馳走になり、プレイエルを弾き、吉祥寺に移って「ラ・フォルテ」の地下にあるホールで朗読のリハをしながらボストンを弾き、最後は1Fのレストランにてワイン片手にイタリア料理。白レバーときのこのオーブン焼きが美味しかった!あっと、ほんとの最後は駅前のルノアールでコーヒー。
なかなか充実した一日でありました。

火曜日, 3月 06, 2007

諸行無常

ジェットコースターな日でした。拠りどころは自分のこころのみ。何があってもしっかり見つめないと。
曇り始めた空の下では、昨日載せた写真ではつぼみだった木蓮が、いつの間にか花開いていました。逆光だけど・・・ここ数日とうってかわって、明日は1日フル回転。八王子~荻窪~吉祥寺と、中央線沿線で行ったり来たりです。

日曜日, 3月 04, 2007

暖かい日!


土曜日、午前は2時間太極拳、午後は2時間フラメンコ。太極扇もっとかっこよくできるようになりたいな。昨日も尾てい骨をチェックされた!


出がけに見上げた木の枝、いよいよエネルギー充填です。

金曜日, 3月 02, 2007

芽吹きのとき

4月8日にある<グラシアサロンコンサートシリーズⅡ>第1回コンサートのリーフレットデータを入稿してもらって、ひと段落。3時ぎりぎりに銀行にとびこんで、あとは現物を待つだけ。小松さんありがとう!
その帰り、道端からの小さい声にアンテナが反応し自転車を急停車。ぺんぺん草でした。ふらふらしてたので、ついおやつも買ってしまいました。かわいいので、荻窪・かん芸館オーナーのKさんに12月にいただいた“生”リースをセッティングして、記念写真。子供はこういうの喜ぶんでしょうね。
今日すでにコーヒー3杯入ってる私は、紅茶を入れて、耳からありがたくいただきました。ちなみに、中身はクリームです。

木曜日, 3月 01, 2007

無声の日

ピアノに向かっていて、時計を見ると11時15分をまわっていました。ショパン、プーランク、ドヴォルザークのクインテット、バルトークのコントラスツ・・・腕の腱がもうだるくなっているのに。こんなとき弾き続けると、ろくなことにならない。 練習で我を忘れるのはあまりいいことじゃありません。燃焼するのは、本番じゃなきゃ意味がない・・・

気がつけば、今日は誰とも言葉を交わしていなかった。そのかわり、メールはやけに活発に入ってきた日。最近は、パソコンも持っていない私の家族ですら、全員がもっぱら携帯Cメールを送ってくるのだ。タイミングや、仕事中迷惑をかけるかもしれないという心配をしなくてすむのはもちろん便利だし、助かってることも多いけど、なんだか、これひとつあればことが全て済んでしまうという時代になってるってことが空恐ろしくなる。自分は世界の中心にいて、買い物も、情報収集も、株取引も、振り込みも、告白も、懺悔も、、、誰にも会わなくても、相手の目を見なくても、成立。

そしてこんな独り言は、ブログに書き込む。私もしっかり波にのまれてるではないの、と自嘲気味になってしまうのは、久しぶりにスペイン映画を観たからかもしれない。97年<Secretos del Corazón>(邦題:心の秘密)アルメンダリス監督作品。人間がまだ、堂々とアナログに生きられる国・・・情景にも、そして人にも、凛としたなかに潜む翳。前世というものがあるなら、私はきっとスペイン人だったと思う。
明日はアルモドバル<Hable con ella>(トーク・トゥー・ハー)でも観なおすか・・・

モーツァルトを聴く人

顔が冷たくて目が覚めた。あえて窓を開け風を入れ、朝の陽をうける土や緑の仄かな匂いを感じながら読む、谷川俊太郎<モーツァルトを聴く人>。
そんなとき、音楽なんて要らない。風が木の葉を揺らす、その音だけで。

涙、疑問、そして死。その苦しくも甘美なロンドに、溶けこみたくなる誘惑。

「言葉で呼んでしまってはいけない感情」を、きっと音楽は奏でられる。

水曜日, 2月 28, 2007

雪が見たかった・・

風の強い、寒い日でしたね。でももう冬も終わり・・・新潟では今年、降雪量が平年の2%しかなかったとか。地球はかなり狂ってるようですね。誰のせいかっていえばもちろん私たちだ。過保護にしすぎて、せっかく四季の変化が素晴らしい日本なのにいまや季節感なんて薄れる一方だしね。“なんちゃって季節感”を演出する商売には熱心なようだけど。音や灯りで涼しさや暖かさを感じようとした、昔の人たちの感性は素晴らしいよね。
と愚痴を吐きつつ、3月を迎えるのでした。

火曜日, 2月 27, 2007

春にまた一歩

今日の目覚めは、久しぶりに空が明るい時間!ぐっすり眠れました。でも、枕もとの切り忘れていた携帯に、普段はほとんど入ってこないメールが今朝に限って何通も・・・。そのうち電話もかかりだして、朝寝を楽しむのは断念。それにしてもお母様、まだ携帯メールに慣れず変換がうまくできないってのはわかりますが、「ぽすたあ」と書くのはどうなの?

昼間は事務仕事とメール処理で過ぎていきましたが、ふとシュテファン・フッソングさんからお電話。10月のHISPANIC WAVEで共演した、ドイツ人のアコーディオニストです。彼宛に出したクリスマスカードが、つい数日前に何故か舞い戻ってきてしまったところだったのですが、クリスマスメールもらってたのに新年の挨拶も返してなかったものだから(あぁごめんなさい)「どうしてるのかな?」と連絡をくださったようです。さびついた英語を頭から引っぱり出しながら会話、4月に日本に来たときには美味しい精進料理に連れて行ってくれる、という約束をゲット。(あれ?日本人は私のほうでは?)その機会にまた、何かいい企画を相談しよう。できればヨーロッパで弾きたいなぁ~~アメリカでもどこでもいいけど。
気分転換がてら自転車で郵便局(郵便局はほぼ日参しております)、暖かくて春の匂いがして気持ちよかった!いつも通るお花屋さん(ときどき野菜も売ってる)でも、お花がきらきらして元気でした。

よしっこれから練習。

月曜日, 2月 26, 2007

グラシアの宴

昨日はGRACIA例会でした。乾杯のあと、フルーティスト・榊原麻理子ちゃんとの演奏で開始。ほぼ全員の方にマイクでお話もしていただけ、気が向けばピアノに座り演奏したりして、3時間はあっという間に過ぎました。ハイドシェックの演奏会とどちらに行こうか迷った挙句、こちらに来ました!という方や、 何はともあれ駆けつけましたっという方もいらっしゃり、とても嬉しかったです。初めて来てくださった(というか一度しかお会いしたことなかった)、これまでクラシックには縁がなく「ロック一辺倒」というTさん、「あなたは変な人だねぇ!いや~おもしろいな」とすっごく笑ってましたね?そして「ロックしてる」と言ってくださったのは、なんだかいいキーワードになるような気がします。

「彼女は(なにがおきるかわからない)“想定外”の人。それを見守ってください」(プロデューサーKさん)とのお言葉には、ありがたく背筋がのびる思いでしたし、熱いエールあり、「あなたのなかには、まだまだ何か隠れてる!本当の自分を爆発させたらいいと思う」(坊先生)とちょっぴり厳しめのアドヴァイスあり、それぞれ本当に気持ちのこもったお言葉で、心から語っていただいた・・・という実感がありました。幸せものです。

初の弾き語りも、調子に乗って3曲。それがやけにお気に召されたらしい古株会員の面々は、散会後、偶然見つけたハワイ料理のお店で飲みながら「歌でもCDを作ったら!」「いっそオリジナル曲をつくれ!」と盛り上がり。じゃあまずは、グラシア会員特典のスペシャルCDにでも入れますか?とさらに調子に乗る私。アンジェラ・アキさんに対抗する気なぞさらさらないですが~!

ちなみに次の例会(年内を予定)では、「太極扇」の披露を目論んでおります。そんな感じで、例会においては普通の舞台では見られない私が、そしてMCしながら1人ボケツッコミなどしておりますですよ。あっそれはステージでもやることある・・・。

日曜日, 2月 25, 2007

昨日のおまけ

坊啓子先生がご自身のブログで、携帯で撮る写真のこと書いてらっしゃいましたが・・・昨日の私の写真はあまりよく撮れませんでしたよ。私、写真はなにも考えずに、そのまま撮るタイプで・・・。とりあえず載せておきますけど~

土曜日, 2月 24, 2007

寒い夜に

ここのところ、コーヒーの量が増えてます。そのせいかどうかわからないけど、いつもまだ真っ暗なうちに目が覚めます。 今朝もまだ早い時間に夢から醒めて、しばらくはそれが現実の出来事だと思っていて、反芻していたらもう一度眠りに入るタイミングを逸してしまいました。うぅ。

午後はフラメンコでかなり汗を流し、終了後はおとなしく帰宅。なんにせよ、中途半端ならいっそやらないほうがいいと思う私は、踊りでももっと自分を追い込みたいという思いがもたげてきてしまう。まだまだ身体が語らないんだ、なんて週1回や2回通うくらいでそんなことを言ったら、罰が当たるというもの。
いま、私が踊りというものに関わるのは自分のため。そして、ひとのために弾く。その弾いた刹那から消えていくのが、演奏家にとっての「音楽」なのです。その“消えていくもの”のために、一生の時間と労力を惜しまず修行と鍛錬とを続けるこの人種。変で上等、と開き直るが勝ちです。

春のまえに

今日もたそがれを撮ってしまった。この川はいつ通っても飽きない。桜の季節がまた来るんだなぁ・・・人の多い大きな公園より、ここの桜はよっぽど美しいと思うんだけど、誰も花見なんかしてない。私は毎日、その姿を横目に焼きつけて歩きます。。。

さて夜は、坊啓子先生とお食事。オペラシティビル最上階にあるレストランからの夜景は、だんだん霞が晴れて、10時ごろにはとてもくっきりして見えました。先日お誕生日を迎えられた先生は、変わらずお綺麗です。

駅から自転車での帰り道、空低く浮かんだ月が、どうしてもチェシャキャットの口に見えてしまい。笑ってる笑ってる~とつい蛇行、そして目の前に電信柱が。酔ってもいないのに(そういえばビール+ワインだったのに今日は全然酔わなかった)危ない危ない。強い風で雲が払われたあとに現れた星たちは瞬きも激しく輝いていて、琴線を震わせるほどでした。

木曜日, 2月 22, 2007

飛翔する魂

夕方アートユニオンを訪問、藤井会長と雑談。業界に長く、知り尽くしておられる方のお話は大変参考になり、また新たな意欲がわいてきました。ありがとうございます!

夜は東京オペラシティ・リサイタルホールへ。福田朋英さんのバリトンリサイタル、ドイツ歌曲の夕べです。前半は「鱒」「菩提樹」などシューベルトの有名な小品と、ベートーヴェンの連作歌曲<遥かなる恋人に>。完璧なドイツ語(といっても私はドイツ語わからないですが)と、お忙しい日々のなかでの研鑽で鍛えられた歌で、ロマンティックな世界へといざなってくれました。
後半のシューマン<リーダークライス>は、さらにその世界が濃密に。あるときは深い森のなかを彷徨い、あるときは飛翔する―――ひさびさに、シューマンの音楽に浸ることができました。

高校時代、仲間たちがショパン、リストなどの技巧が華やかで聴き栄えのする曲をバリバリバリバリ(あえてリピート)弾きまくっていたとき、私はといえば、シューマンやフランクといった内省的な(平たく言ってしまえばつまり、暗いってことだ)音楽世界にひとり心をふるわせていた変なヤツだった。そしてシューマンの2重、いや多重人格的幻想世界のなかで、自分も瞑想、ではなくまさに迷走していたのであった。双子座がシンクロしてしまって大変なことになっていたのですね。しかし今、またシューマンを弾きたいなぁ。そんなことも考えさせてくれた、いい夜でした。

ちなみにこの福田朋英さんは・・・伊香保温泉郷にある創業400年の老舗高級旅館、私も以前コンサートをさせていただいたことがある「福一」の社長さんなんです!しかも男前。

はー

今朝は家から2時間の場所にある整体治療院へ。思ったとおり、今の私の自己免疫機能は「100のうち10未満、ヒトケタですね」とバッサリ。もうだいぶ自分でもわかるようになってきた。加えて「 肝臓もはれてます」(肝臓はストレスの影響を受ける)「う~ん風邪とインフルエンザ、両方入ってる」・・・頭に鍼はさされませんでしたが、熱い器具で頭のツボをゴリゴリされました。「いろいろありますよね。少し休まなきゃダメですよ」とのお言葉に、不覚にも涙。2時間弱の施術で花粉症もやわらげていただき、帰宅しました。ありがとうございました*

夜は夜で、勘違いから人を巻き込んでとんでもなくお馬鹿なことをやらかし、すごく恥ずかしかったです。そしてごめんなさい。なにやってんの~とあとで大笑いしちゃいましたけど。行動する前に一拍おくってことを知らんのか。ほんと大人になりきれてない・・・っていうかきっと一生無理!

火曜日, 2月 20, 2007

誓いあらた

冷たい小雨のなか、ピアノパッサージュを訪問。 代表取締役の尾崎さんとはちゃんとお話しするのは初めてながら、2時間近く話し込んでしまいました。「やっぱり、B型だろうなと思った!」というのはどーいう意味かしら。と、いいながらも実は嬉しいのがB型。

尾崎さんは調律の世界も長い方。音楽を、ピアノを愛し、ピアニストのこともよくわかっていらっしゃいます。なんで我々、時にもがき苦しみながらも音楽なんかやってるのか?・・・財なんか成さなくても好きなことやって幸せだし・・・いや「無形文化財」として人様に伝えていくんだから、それはれっきとした「財」なのだ!自分が貯めこむのではなく、どんどん社会に還元していく財。
となればやっぱり、“ほんもの”を目指していくしか道はない。流行やビジネスに流されず、自分はどこを目指すのか。その覚悟を抱えて、終わりのない道をゆくのです。

悪夢

寒いです!朝一の用事から自転車で帰ってくるとき、久々に顔が痛かった。白い空からは、ぱらぱらと氷に近い雨が落ち始めていました。

今日は、恐ろしい夢を見てしまったんです。死刑になる夢です。アジアのどこかの国らしいんですが、そこの掟に反したみたい。罪名は「女であること。また女であるにもかかわらず・・・」?は?そんな理不尽な。と思いながらも断頭台。リアルすぎてディテールは書けないですが、その上での気持ちといったら・・・。でもそこは猶予が与えられて、監禁されているときに、いちかばちかで逃走。村だったので、監禁されていたのは簡単な木造平屋の建物で外に見張りがいるだけ。すぐに追っ手が来たけど、道の両脇で開かれている市場を駆け抜け、ちょうど駅に入ってきた列車に飛び乗って、・・・というところで目が覚めました。心臓の鼓動があり得ないくらい早くなっていて、息を整えるのにしばらくかかりました。
その後しばらく、死刑制度について考えてしまった。

月曜日, 2月 19, 2007

ジコメンがんばれ!

自己免疫力が落ちている~!ってここでこんなこと叫ばなくてもいいのに、叫びたくなってしまったほど赤ランプ点滅中。いっそ病気で寝込んじゃったほうが楽なのに、気を強くはって毎日なんとか支えちゃってるのだ~。その「気」が自分の周りだけでくすぶっているのも、よくないのね。自家中毒おこします。ほんと人間って不思議だらけ・・・整体に行ったらきっと、先生も驚く状態でしょう。というわけで、手遅れにならないうちに行ってこようと思います~久々に頭にも鍼さされるに違いない!
今度初披露予定の弾き語りも・・・あぁ声の調子がっ。といいながらまた、辛いもの食べちゃった。

日曜日, 2月 18, 2007

お天気雨のあと

世田谷区深沢の雑木林から。

チェコフィル六重奏団+下山静香


5月30日(水)東京文化会館・小ホール(上野)
チェコフィル六重奏団と共演する演奏会のリーフレットです。主催:ムジークレーベン
チケット発売日は今月24日(土)。後援会「グラシア」会員が利用できるグラシアメイトチケット(4500円)は、下山静香オフィシャルサイトZARABANDAで扱っております。メールにてお問い合わせください。グラシアへの同時入会申し込みも受け付けています。CD、演奏会チケットの割引販売、会報、例会、会員だけのスペシャルライヴCDなど、特典いっぱいの「GRACIA(グラシア)」にご入会のチャンスです。
また、一般の方でも、当HPにアクセスしていただければ一般チケット(5500円)が割引になります。皆さまのご来場を心よりお待ちしております!

日曜の朝、雨とフォーレ

昨日のハイテンションのせいか眠れず。根気よく雨の音に耳を傾けてみましたが、睡眠導入効果はなく、ついに5時、起床を決意。やることがたくさんあるので時間を持て余すことはありません。音楽はマドレデウス、そしてフォーレ。沁みてくるフォーレ(Gabriel FAURE)のノクターン・・・私、フォーレを聴きながら仕事はできないです。人間って・・・と思いながら、フォーレの世界の“ひだ”がやっとわかるようになってきたなぁ、とちょっぴり大人になった、でも大人になりきれない自分にコーヒーを入れるのでした。

土曜日, 2月 17, 2007

朝早くイタズラ電話で起こされた、でもハイテンションな1日!

今日のフラメンコは12時にスタジオ入り!先週かなり進んだソレアのパソを確認するためだったのですが、1時からお昼タイムにしてしまったら最後、おしゃべりが始まってすっかりクラスが終わっちゃったような雰囲気に。でも、常々「おなかがすいてたら踊れないよっ!ちゃんとお昼ゴハン食べてきなさいっ」と先生もおっしゃっているし、しっかり食べないとだめなんです。さらに、さすがバレンタインデー直後、テーブルにはチョコレートがらみのお菓子が集まり、チョコレートを食べまくってしまいました。

今日は、10年ほど前にスペインで買ったまましまってあったかわいいファルダ(フラメンコのスカート)をついにデビューさせて(今までずっと黒の練習スカートでやってたけど、布が少なくて踊りづらかったのです)、気分もかなり上向き。着てる服にわりと左右される私です。2時から2時間のレッスンのあとは、お仲間の1人が「実は今日、誕生日!」と告白し、すぐさま先生がビールを差し入れしてくださいました!実にスペイン的な先生です。特にビール党ではない私も、このときばかりは美味しかった。これぞ健康的なお酒・・・

明日も朝からフル回転!ですが、これから手紙書き5通。もうちょっと、がんばります!

金曜日, 2月 16, 2007

元気の出るスペイン料理、そしてとんかつ

昨夜は恵比寿のスペインバル・Tio Danjoにて、4時間半立ちっぱなしで盛り上がりました。これぞスペイン、というタパス(小皿料理)の数々をオーダーし続け・・・ヒコイワシの酢漬け、牛胃袋のマドリッド風煮込み、イカのフライ、小エビのガーリックソース、 シンプルな“ししとう”とか。。。なつめやしを揚げたのも美味しかったな。オリーブオイルのソースも美味しくて、そのオイルをパンにじゃんじゃんつけながら、生ハムや羊のチーズも忘れずに、お酒もすすんでいくのでありました。容赦なく私の胸の内を言いあてたあと「先生は後ろに強い守護がみえてるから、大丈夫!」と断言したYくん、ほんとに見えてるのかっ?!だとしたらすごいな。

今日は、第3弾CDのジャケットデザインの打ち合わせがてら、池袋でお昼。帰ってきて、机に積んだジャンルめちゃくちゃの書類の束を時折ばさーっ!と落としながら、猛烈な勢いでパラレルに事務仕事をやっていると・・・「南無」(アコースティックギター・ボーカル&パーカッションのDUO)の服部さんから、メール返信&お電話が。11月にアートカフェでの「深町純ピアノパーティー」で知り合った、NYでもライブ活動をしていたミュージシャンなのですが、それから3ヶ月経った今やっとコンタクトをとったという、いかにもミュージシャン的な人間関係のテンポ感にお互い電話口で反省したりして。接点を見つけてなんかおもしろいことやりたいっすね、という話でなにやら盛り上がりそう。ただ、まったく接点がなかったわけではなく、一緒に活動してるパーカッションの彼女さんも私と同じ桐生出身だという話で、桐生タイムス!とか有りん館!とか、ローカルな話題で親近感がわいたのでした。


さて、ではそろそろピアノに向かうとします。

木曜日, 2月 15, 2007

動かなければ何も始まらない

ここのところ眠りの質がいいのか、決まって6時前にぱっと目が覚めます。12時に寝ても、2時に寝てもなぜか同じ。 今日は太陽もきらきらで・・・窓を開けて風を通して、やる気をもらって始動です。

ちょっとお休み状態だった演奏会も、また4月から続きます。春の大体の予定は:
4月8日(日)は恵比寿のライブ空間「アートカフェ」で、グラシアサロンコンサートシリーズⅡの第1回ライブ。今回シリーズの基本構成は、<名曲集&ピアノ/朗読>。この第1回ライブでは、朗読も私がやるというほんとの“弾き語り”に挑戦です。5月13日はつくばで室内楽、この直後、まだオフレコですが某音楽祭への出演の可能性が濃く、5月30日は東京文化会館小ホールで「チェコフィル六重奏団」と共演します(2月24日チケット発売開始。グラシア会員割引あり。詳細は後日掲載)。6月17日(私の誕生日!)は護国寺の同仁キリスト教会で室内楽演奏会。などなど・・・

これらの準備の他にいま進んでいるのは、6月初旬発売予定の3枚目のCD(オールモーツァルト)のブックレットのこと、2月25日にある後援会<グラシア>例会(会員以外の方でもご参加いただけます。お問い合わせはメールにてどうぞ)の告知などの事務、4月から開講予定のピアノ講座のこと、昨日は立川のピアノ画廊「ギャラリアジョコンダ」、来週早々には江戸川橋のピアノサロン「ピアノ・パッサージュ」と足も使い・・・こうして動いているとエネルギーがまわってきて、また次への力を生み出してくれます。セーブなんかしたら、よどんでしまうだけ。
仕事を整理統合するため、これまでスペインで30冊近くが出版された日本漫画翻訳の仕事は、ひとまずやめることにしました。関口夏央さん、谷口ジローさん、夏目房之介さん、花輪和一さんなど、素晴らしい作家の方たちとコンタクトをとれたことは、この仕事をしなかったらきっとあり得なかった、素敵な経験でした。ありがとうございました・・・どこかでお会いできることを願っています(演奏会にいらしてくださいっ!)

今夜は、10月の演奏会でスタッフとして手伝ってくれた芸大の学生たちを連れて、スペインバルで食べて飲む!ことになってます。芸大勤務も5年目になるというのに先生という自覚が希薄な私は、いつものように学生気分で楽しんでしまいそうです・・・

水曜日, 2月 14, 2007

2.14

そういえば今日はバレンタインデーなんですな。 まぁほんとはこういう商魂がらみの記念日には特に興味もないんだけど、もらうことを期待している人にはとりあえずチョコをあげてきた、こともあります。(っていい加減だな~。)今年は身辺バタバタしてバレンタインどころじゃないっと思っていましたら、初めて男の人にもらいましたよ~。女の子にチョコもらったことはあったけど、この歳になって男性にもらうってのは・・・。
なんでも最近は、男性が女性にあげるのもアリになってきてるとか。バブルの頃みたいに社内で義理チョコが乱れ飛ぶ~なんていうこともないんでしょうね。なんにせよ、いつの時代もバレンタインの狂騒とは無縁の私でした。

火曜日, 2月 13, 2007

早起きすると朝が長い。

朝一の病院帰り。出る前にしっかり卵雑炊とお味噌汁をいただいたにもかかわらず、ついふらっと駅前の広いカフェに吸い込まれ、2度目の朝食?となってしまいました。 ストレス性の症状だっただけに、ガトーショコラで血糖値をあげ、カプチーノでリフレッシュしようという無意識の調整が働いたものでしょうか。身体が多少「きゃっ」と悲鳴をあげたくらいで、両手を挙げて降参するのは私じゃないのだ。

時間を気にせずひとりで朝のコーヒーなんて、旅に出てるようなシチュエーションだなぁ、と思いながら窓際に座り、曇りガラスに描かれた模様の奥を見るともなく見ていました。向こう側の光景をしっかり見ようと目を凝らすと見づらいのですが、手前の曇りガラスのほうに焦点をあわせれば見やすくなる。夜空の星団を見るときのコツと同じだな、と思いました。(焦点をはずしたほうが、星がいくつあるかってはっきりわかるのです。)この世の中も、私たちの目には実はこんな風にしか見えていないのかも。

そのあと、駅の上にある「富士見テラス」にのぼりました。残念ながら、天気はいいのに富士山は見えず。

月曜日, 2月 12, 2007

再起動

4時半にぱっちり目が覚めて、もう眠れません。というわけで、さっそく朝ごはんです。
そのあとは部屋の大掃除、整理整頓にとりかかります!仕事周りは適度に散らかっているほうが落ち着くので普段は特に気にしないのですが(なぜか、そのほうがどこに何があるとわかりやすい)、ひとたび整理を始めたらそのまま徹夜になることも。極端だなぁ。
春の訪れとともに、また動き出すときです。休養は必要だけれど停滞は敵。日々ふくらんでいく新芽のようにエネルギーをためたら・・・解き放さないとね。花があるなら、咲かせましょう。

金曜日, 2月 09, 2007

出版づいてます

私の周りでは出版ラッシュです!以前このブログでもご紹介した、昨年の國弘正雄さん「操守ある保守政治家 三木武夫」[たちばな出版]、川良浩和さん「我々はどこへ行くのか」[径書房]を皮切りに、小沼純一さんは4冊目となる詩集「サイゴンのシド・チャリシー」[書肆山田]を、当ブログからのリンクでもおなじみ・マッキーこと牧野良幸さんは「あみださま大修理」(絵)[福音館書店]に続いて今月21日には「 僕の音盤青春記」(絵と文)[ムック]を出されます!それからご本人とはまだお会いしていないのですが(お母様にはお会いしました)、中内渚さんのイラストガイドブック「スペインへ行きたい!」[メイツ出版]もご紹介したいと思います。最近もの書きさんと知り合う機会も多くて、おもしろいです。実は私も、そろそろ本を出ぞっ?!とひそかに思っておりますのです。きゃ。言っちゃった。

ところで、オフィシャルサイト<ZARABANDA>がちょいとおかしいことになっていまして・・・申し訳ありません。プロフィール頁からこのブログに飛べないようになってしまいました。早く解決しなければ。(ちなみにプロフィールと「うらプロフィール」は少々書き加えてありますのでよろしかったら。)

木曜日, 2月 08, 2007

ぽっかり

今日は昼も夜も予定がキャンセルになってしまいました。昼に約束していたOさんは息子さんが骨折で病院から電話が入り、夜にお会いする予定だったB先生はお風邪を召されてしまい・・・ 突然まる1日空いてしてしまったので、群響合唱団で歌う伯母に頼まれていたブリテン「戦争レクイエム」と、春に演る予定のプーランク「小象のババール」などのCDを買いに行きました。帰宅して少し翻訳仕事をしたあとは、思いたってヘアサロンへ。久しぶりにするするの髪になって、気分も少し晴れたかな。夜は練習。
人生って、突然なにかが起きるもの。急がず逆らわず、でも悔いのないように・・・心に素直に生きていきましょう。

水曜日, 2月 07, 2007

風とともに

3週間近く我が家に滞在していた客人がいなくなりました。ちょっと寂しくなりましたが・・・年が明けてからは演奏活動もレコーディング以外は大分お休みしていたし、そろそろまた気合を入れて、動こうと思います。

今日は新しいシネコン・新宿バルト9に「アイランドタイムズ」という映画を観に行きました。日本映画でこういう初々しいの(?)ってあんまり観たことないから、最初は戸惑ってしまいました。仲里依紗ちゃんはかわいかった(ついかわいい女の子に反応する私)。 少年を描いた映画というと、「スタンドバイミー」とか思い出すなぁ。高校生のころ、授業が休講になった時間を利用したりして(ごくたまにはサボリも入れて)ときどき映画を観に行ったんでした。15歳から東京で1人暮らしを始めて不安もいっぱい、音楽高校という小さな競争社会で精一杯がんばっていたなかで、ふと1人で映画館に行くっていうのはなんだかとっても特別なことでした。観たあとはその世界に浸りきっているから、その日は一日中現実に戻れなくて・・・だから1人で、がよかったんですね。純粋に圧倒されることができる感性だったんだなぁ。

帰りの西武新宿線では20分間ずっと、となりに座った見知らぬ若い女性に肩を貸していました。私の肩でよければどうぞお休みください。ただし寝心地を考えると、冬に限りますよ。

日曜日, 2月 04, 2007

まだまだ熱海写真館


アンダルシア風写真? 美術館の建物です。
















マグリット風?



















等間隔にお並びで水平線を見つめています。

熱海写真館3


立ち入り禁止の柵を越えてしまいました。
かもめって、よく見るとずんぐりしててかわいいです。















梅園の梅。


















おまけ:欲張って足湯も・・・

熱海写真館2


砂浜はやっぱり素足でしょ。




  
  




  



  波打ち際にはかもめ。

土曜日, 2月 03, 2007

熱海ケータイ写真館1

熱海に行きました。各駅停車で。その夜・・・ そして朝。

月曜日, 1月 29, 2007

おさんぽ


昨日、川沿いを散歩しました。もう春の匂いです。いろんな鳥がいましたが、鴨とすずめと烏しかわからないなんて・・・山育ちがすたるなぁ。昔は野草や木や鳥の名前はまかせて!って感じだったのに。ほっぺが白いからほおじろ?なんて安易に考えた鳥は結局名前もわからないけど、グレーっぽい体から羽を広げたときにのぞく白い色が綺麗でした。鷺のすっとした後姿も美しかったな。とりあえずちゃんと撮れたのは、鴨だけ。

金曜日, 1月 26, 2007

レコーディング

2日間のCDレコーディングが終わりました!今日の録音中は、ときどき外からドーンと大きな音が鳴り響いて、うまくいっていたものも録り直さなければいけなくなったりしましたが・・・音が遮断されたスタジオでの録音でない限り、これもよくあること。このホールは本当によく響くので、近所でやっていた工事の荷おろしの音が共鳴したらしいということでした。なにはともあれ、大体順調にいったかなと思います。6月初旬頃の発売になると思いますので、詳細、またお知らせします*

水曜日, 1月 24, 2007

最近空ばかり撮ってたので・・・

午後から、三鷹のホールにリハーサルに行きました。駅からホールまで15分ほど歩く道がなかなかおもしろいんだけど、 いつも気になる3軒がこちら:お寿司屋さん、貸本・売本の店、そして「まほろば珈琲店」という泣かせる名前のアンティック調のカフェです。思わずハシゴをしたくなるではないですか?貸本・売本なんてまるで70年代のようだし。
・・・そういえば、あるおじサマに借りた林静一「赤色エレジー」をまだ読んでなかった。明日の移動のお供は、「ローマ人の物語」を一休みして、これにしちゃおう。

月曜日, 1月 22, 2007

みっけ。


空と木を眺めるのが好きな私。
門を出てふと顔をあげたら、小さなエネルギーの発信源を見つけました。

流れていく時間をどう歩くか?

大寒前後、寒かったですね!でも、昔ほどではないなと思うのは私だけでしょうか?頭や耳の奥が痛くなるような寒さって、東京ではもうほとんど感じなくなってきていますよね。もうセアカゴケグモも住んでるんだしなぁ。マラリアを媒介する蚊の大繁殖も時間の問題か・・・

ひと練習したあと、サドルをめいっぱい高くした自転車で、用事を済ませにいきました。空気はからっとしてるんだけど、まだ濡れている日陰部分のアスファルトとか、野菜を収穫したあとの畑とかから発散されてる、ほどよい湿気が気持ちよかった。自転車をバイク(もしかしていまどきの若者は“バイク”なんて言わないのか?)のような感覚で飛ばすのも好きですが、今日は、頬にそよぐ風のジャストフィットな感覚を楽しまないのはもったいないと思ったのでゆっくり走りました。

ちなみに音楽家にはスピード狂と食いしん坊が多い、とよくいわれます。私は車を運転しないので、せいぜい自転車で。それかジェットコースターですね。ちなみに人の飛ばす車に同乗するようなスリルはごめんです。


日曜日, 1月 21, 2007

ブレリア、ソレア、アレグリアス!

昨日の夜中、せっかく書いた文章ですが公開したらどこかに消えました。がっくりです。仕切りなおして違うこと書こう。

今、一番緊張するのが実は、フラメンコのクラスです。やること覚えること気をつけることがいっぱいあって、まだまだ新米の私は、その日得た情報を整理しきれないままクラスが終わってしまうということも多かったのですが、昨日はすこ~しだけ、身体の使い方を身体自身がわかり始めたような気が。そうなると俄然、楽しくなります。私はやっぱり、ピアノを弾いていなかったら踊る人だっただろうなぁ。音楽の演奏と舞踊も、共通点がたくさんあって、腑に落ちること、大いにうなづくことばかり。まぁいってみれば、たとえば演奏と陶芸だって共通点ありありでしょうけどね。
昨日もパワー全開だった先生のおとばしになる檄も気持ちよく、「自分を抹殺するような身体の使い方するやつは、もう破門だーっ!」のお言葉に「・・・素敵!」と思ってしまいました。マゾだな。

木曜日, 1月 18, 2007

モーツァルト考は続く

昨夜、モーツァルト演奏をするにあたっての疑問点を確認するため、小川京子先生宅へ。海老沢先生もいらっしゃればと 思ったのですが、ガレージには車がなくご不在のよう。(海老沢先生のバイタリティは怪物的です。)

ちょっと質問させていただこうというつもりでお寄りしたのですが、ロバート・レヴィンさんの即興なども検討しながら、結局2時間以上にわたり演奏を聴いてくださいました。久しぶりに弾く先生のベヒシュタイン・・・美しい音です。学生時代は心・技・体が一致せず(気持ちばかりが先走り)、いろいろなピアノに対応できなくて右往左往していたのが懐かしい。
となりのスタインウェイで「こういうところ、ショパンなら絶対こうよね、」とメランコリーたっぷりロマンティックに弾いてみたり、「このロンドで昔、止まらなくなってほんとに“ロンド”になっちゃってね・・・ほらこんな風、」と即興なさったり、相変わらずお茶目な先生です。

日々を生きながら少しずつ変化している、私のなかのモーツァルト像。モーツァルトは聴きやすく、癒される・・・というけれど、「小奇麗」なのでは決してない。レヴィンさんのおっしゃるように、やはり大きな意味では「人間社会を映して」います。その“人間社会”は、何百年たっても多分あまり変わっていなかったりするので、モーツァルトを今も演奏する意味があると思うのです。
「モーツァルトの音楽は、彼自身とは別次元で鳴っている神の音楽であり、実生活と生み出した音楽とにはあまり関係性がない」といわれたりするけれど、本当にそうかしら?・・・
実際のところは、彼自身もやはり生身の人間なのであって、そのこころは疾走する音楽のあいだにも投影されている、と、演奏する私は思いたいのでした。

水曜日, 1月 17, 2007

班女

東京芸大千住キャンパスに、「班女」三島由紀夫作~近代能楽集~を観にいく。
演出をはじめ、ほとんどのスタッフが学生による舞台。授業発表の一環で、学生の中には役者希望もかなりいるらしい。先週の授業で「よかったらぜひ、来てくださ~い」と、いつものほんわかムードで案内を渡してくれた彼女が、思いのほか本格的な演技をみせている。「待たない女」は「待ち続ける女」を虜にし、世界から逃避して生きている。

ときどき、目が入リ過ぎて職人的な“演技”を見せられるとどうも入り込めず、楽しめないこともあるけれど、みんな素直でよかった。それだけにストレートに感じ入ってしまい、20分の休憩が待てなかったわけではないのだけれど、イヨネスコ作「二人で狂う」によって学生が翻案・構成・演出をした演目のほうは失礼してしまった。

さっき聞いた台詞が、耳の奥でくすぶっている。

「待てない人は、逃げるのよ!・・・私は、待つの。待つ。待つ・・・

演技ができる舞台を持つ「役者」は幸せだ。終われば日常に戻ることができる。そして幕があがれば、また違う人生を・・・でももし、日常そのものが演技になりかわってしまったとしたら。信念?信仰?そんなものでもあれば、続けられるとでもいうんだろうか。そしてそこに、観客はいない。あるいは観客までも内包し、世界を抱えたような気分にでもなるのだろうか。

確かな自分を結ぶチャンスも逃がしたような日は、きっといつまでもピアノに向かうしかない。
逃げ込んでなんかいない、と言い聞かせながら。

火曜日, 1月 16, 2007

99年目

日曜日はおばあちゃんの98歳の誕生日でした。ずっと覚えていたのにうっかりして、お祝いファックスを送ったのは次の日に なってしまいました。前より寝ている時間が多いけど、同居している家族がみんな風邪をひいてもひとり結構元気でいる、すごいぞ明治生まれ。

お正月にちょっとだけ帰省したとき、「この子誰だかわかるでしょ?」と私を指さし訊く母に、静かに首を振ったおばあちゃん。あらら。ほとんど帰ってないから無理もないか。毎回若返ってるしねっ・・ってあくまでもポジティヴシンキングな私。そうはいってもちょっと悲しい・・・小さいころとってもかわいがってくれたおばあちゃん。もっとおばあちゃん孝行しなくちゃと思いました。

月曜日, 1月 15, 2007

みんなありがとうの週末。

土曜日は、フラメンコクラスの仲間で新年会。(阿佐ヶ谷の中華、店内にスペインの音楽が流れていたのは何故?)
クラスのあとにこうやって集まってみたのは初めてだったんだけど、ひとつのお皿から、みんなでとりわけながら食べて、適度にお酒も飲んで、わ~っと話して・・・女だけの会がちょっと新鮮でもあり、とても楽しかったのでした。コースのあとも追加でお料理を頼んで、もちろんデザートまでしっかりいただいておきながら、やけに盛り上がった私たちはそのまま人気のケーキ屋さんになだれ込み。(ここでもスペイン語の歌が流れてた。べサメ・ムーチョのボサノバヴァージョンとか。)しっかり大きいケーキを全員完食し(だって踊ればおなかがすくでしょ~)、年齢や環境を超えて友情が芽生えた感じが、なんだか嬉しかった私。食べるって大事だ!たとえ40度の熱でも食欲が衰えることはめったにない私が、ここのところものがのどに通らない状態だったのですが・・・この夜をきっかけに回復。

翌日、パスカルさんに「シュラスコあるの~来ない?」とディナーに呼ばれたので、ワイン1本持って訪問。やってきてまだ数日、かわいい5ヶ月のミニダックスが待っていて、しょっぱなから顔なめられまくりでした。大体、犬には初対面からとても好かれるんですが。しかし名前が“ぺぺ・ゴンザレス”っていうのは・・・あんまりでは?

土曜日, 1月 13, 2007

しあわせのひとつ


今日の太極拳。気のせいかもしれないけど、ちょっとだけ、世界の一部になれた気がしました。ためこんでいたエネルギーが、ふわりと風になでられて空に溶けていった。でもそれは行ってしまったんじゃなくて、一緒になった感じでね。 なんだか泣きそうでしたね。しかも全然、寒いと感じないのだ。この私が、冬の朝に外にいて温かいってどういうこと?
今日は身体の日。さてフラメンコではなにが起きるのか?

木曜日, 1月 11, 2007

ポスト・モーツァルトイヤーに

美味しい上海蟹を食べに行こうという誘いをお断りして、夜からモーツァルトばかり弾いていました。
本当はいろいろバランスよく弾いたほうがよいのだけど・・・というのも、例えばスペインものを弾く私とモーツァルトを弾く私では別人格があらわれているし、音色も重みも表現するための奏法も違う。だから一方だけに集中してしまうと、身体がそういう仕様になってしまって、なにかが偏るような気がするんですね。最終的に演奏会プログラムにのせるものは向き不向きも含めて取捨択一していくとして、やはり普段はいろんな時代・スタイルの曲を弾いていたほうがいいと思いますよ、皆さん!

でなぜ、私はいまモーツァルトを弾いているのか。モーツァルトイヤーで日本中が狂騒した年が、よりによって過ぎたあとに?・・・ひとつは、私の天邪鬼精神にあるでしょう。そして、人様から難しいよといわれ、また自分も難しいと思っていたことへの挑戦でもあります。
モーツァルトっていうのは、心が濁っていると最初の一音でそれがばれてしまう!という恐ろしさがありますが、逆に言えば、弾けば弾くほど純化されていくということになるかもしれませんね。「そこにはただ、音楽がある。」というある意味単純なところが、これだけ普遍的に愛される所以のひとつなんでしょうか。

そんなふうにモーツァルトと向き合いつつ、明日は、手塚治虫さんの虫プロによる、知られざる「親子で見れない」アニメ作品を観に行っちゃおうかと思ったりしています。

火曜日, 1月 09, 2007

猫も私も飛びたいのだ


そろそろお正月ムードも消えるころ。今年からの計画をあれやこれやと頭に描いては消し・・・忘年会新年会続きで緩んでいた私も、ちょっとシリアスになってきました。このごろ、 ジャンプするタイミングを待っているときのようなエネルギーが湧きあがってきているのに行き場がなく、もやもや、むずむず。
ガラスの向こうの鳥のから揚げをじ~っと見上げる猫に、共感を覚えましたので。むずむずしてたよね~きっと。

月曜日, 1月 08, 2007

永遠に青春の人

建築家・沢(くるみざわ)成明さんから、年頭恒例、活動報告を兼ねた長いお便りが届きました。私が6歳くらいのとき実家をデザインしていただいて以来、と数えれば、とても長いおつきあいの歴史となるのですが、実際にお会いするようになったのは、四半世紀のブランクを経た最近のこと。じたばたせずとも、つながる縁はいつか必ずつながるのだな、と感じています。

多才でバイタリティ溢れる氏、建築は自分の心、生活の規範とおっしゃり、年齢を重ねてなお若く、精力的に動いていらっしゃいます。お便りに書かれた数々の昨年の旅話の断片、その行間から、氏にとっての「建築」はきっと世界のすべての現象につながっているのだ、と感じとりました。日本にいついらっしゃるのかと思うほど、世界を飛び回っていらっしゃるのだけれど、そのお仕事の中で、自然や環境、そしてそこに生きる人々とがっちり向き合い、考え、そして行動をおこしている。その身軽さと奥深さの絶妙なバランスは、私の理想とするところです。

「犬小屋から高層の建築まで、すべての空間の相談にのって、2007年も動き回りたい。」と締めくくられた文章で、音楽に携わる者としての私の精神もなんだか自由になったようでした。
今はもうモロッコなのかな?・・・年に何度も行かれているヒマラヤ、いつかご一緒したいです。

日曜日, 1月 07, 2007

賢者は町にやってこない

昨日6日は、三賢王の日。スペインでは、3人の賢者たちがイエスに会いにやってくるというこの日までがクリスマスです。大通りには華やかなパレードがやってきて、このころとっても寒いんだけどみんな外へ出て楽しみます。キャンディーなどのお菓子も撒かれるのですが、自分の子供や孫のためなんでしょう、必死の形相で拾い、時には取り合いまでしている大人が・・・コワいです。

毎年恒例の福袋争奪戦も、いつ見ても恐ろしい。「お譲りします」が髄までしみてて、もとより物欲があまりない私は、絶対に行かないあんなところ。と思いながら、福袋をかっさらっていく人々の表情をじっと観察しているという・・・悪趣味かな。

同じような光景でも一緒くたにできないのが、飢餓に苦しむ国での、食べ物や水の取り合い。やせ細って生きるか死ぬかという瀬戸際での光景を、何もできずに遠くで見ているだけというこの悔しさ。どうして自分は“こちら側”に生まれてしまったのか、という思いを、子供のころからずっと引きずっています。

土曜日, 1月 06, 2007

ま。

昨日は夜中1時ごろから、アニメで世界最初の傑作を残した天才・ウィンザー・マッケイの貴重な35mm作品が集められたDVDを観始めてしまいました。1911年のLittle Nemo、1912年のHow a Mosquito Operatesとか初期のものが新鮮でしたね。すごい。手作りのものって夢がある。間(ま)、奥行きがあるっていうかな。

何事においても、“間”のとり方にセンスがあらわれると思うんです。そもそも“間”がなかったりするともう、「がっかりだよ~!」です。音楽でも、休符のところでは音は鳴ってないわけなんだけど、本当はそこにも「音楽」があるんだな。そこを感覚的につかんでいないと、いくら音を創りこんでものっぺらしたものになる。絵でも映像でも踊りでも漫才でも・・・同じでしょ。

こんなアニメを見て、寝ればいいのになにか作りたくなってしまい、なにか手っ取り早いもの・・?と思いついたのが、抹茶ババロア。(今朝冷蔵庫から出したそばからひと口食べちゃったから、こんな形に。)
案の定、寝坊して、太極拳初日をとばしてしまった。心地よい雨音のせいにする私・・・でも本当は、反省してます。

木曜日, 1月 04, 2007

気分を変えよう

「ここだけの話だけど、お前本当は、聖者なんだぜ」
「え~っマジで?」

とまどうときは

久しぶりに井上陽水のアルバム「Re-View」を聴いていた。音声を消していたテレビニュースに映ったのは、流出したというフセイン元大統領の死刑執行時映像。思わず顔をゆがめると、曲は「とまどうペリカン」にさしかかり。少し向こうで、今日3回目の洗濯機の音。

この奇妙なトライアングルにはまり、思考停止。詞に歌われている世界だけが、やけにリアルに感じられる。


こういうときは、ピアノだ。揺らされたときはただ、ピアノを弾く。
それが自分を調律できるただひとつの、確実な手段なのです。

水曜日, 1月 03, 2007

小江戸散歩

古いお札やお守りを納めに、思いたって川越・喜多院に行きました。1年半ぶりに、五百羅漢にも対面。夕暮れの空にシルエットが濃くなっていった蔵の町は、とてもよかったです。日没直後に見えた月は、桃色で大きかった。

ゆったり散策を楽しんで帰宅。家までは、電車で30分+徒歩20分、近いもんです。散歩がどう影響を及ぼしたのか、ピアノを弾いていて気が変わり、CD収録予定の曲目をまた変更してしまいました。あぁまた曲順を考え直さなくては。

夕食後、塩野七生さんと五木寛之さんの対談番組を正座して拝見。塩野さん、「ローマ人の物語」完結おめでとうございます!そして素晴らしいお仕事を、ありがとうございました。

火曜日, 1月 02, 2007

2007年、地球はまだ回ってます

あけましておめでとうございます。皆さんどんな新年を迎えられたでしょうか?

私はつかの間の里帰りからまた、東京に戻ってきました。桐生ってそんなにいなかではないのですが、イノシシが庭のゴミを荒らし、裏山ではムジナが人を化かし(ほんまかいな)、ちょっといけば熊も出る。私にとってはそれが、人間の住む自然な環境だったわけです・・・。そして冬の楽しみは、空でちらちらと瞬く星を飽かず眺めること。あぁ落ち着く。と同時に、畏れの感覚。
やっぱり、人間はときどき空を見たほうが良いと思うなぁ・・・

ところでこのブログ、ちょっと前からコメントが書けるようになってるんですけど、もうお気づきでしょうか?皆さまの書き込みをお待ちしております~*

左は、帰郷する車窓から。